10/29(火)東京国立博物館 東洋館で国宝「禅院額字」と「馮子振墨蹟」 を見る | 死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

死ぬまでにすべての国宝を肉眼で見る

2023年12月現在の国宝の総数1,137件。そのうち、美術工芸品906件。これをすべて肉眼で見ようという計画です。関西中心の情報をお届けします。

古い話で恐縮ですが、10/29に東京国立博物館 東洋館へ訪問した際の続きです。
前回のレポートはこちら

今回紹介するのは、
・国宝 禅院額字より旃檀林[東福寺]
・国宝 馮子振墨蹟 与無隠元晦詩
の2件です。


・国宝 禅院額字より旃檀林(せんだんりん)

国宝 禅院額字は、過去2回このブログで紹介していますね。

正式指定名称は、国宝 禅院額字并牌字(ぜんいんがくじならびにはいじ)。

額字ほ全部で14幅あります。その中から、
「前後」は、奈良博で拝見しました。(現在も展示中 来年1/13まで)

で、今回は「旃檀林(せんだんりん)」です。
禅の高僧 無準師範が、弟子である鎌倉時代の僧 円爾(えんに)に宛、送ったものです。詳しくは、こちらこちらでレポートしていますので、ご覧いただければ幸いです(^_^)
ところで「旃檀林」って何でしょうねf(^_^;?わかりません……
"学寮"って意味みたいですけど……



・国宝 馮子振墨蹟 与無隠元晦詩(ふうししんぼくせき むいんげんかい に あたう し)
中国の高名な文人であり、官僚でもあった"馮子振(ふうししん)"という人が、日本の禅僧"無隠元晦(むいんげんかい)"に与えた詩です。
七言絶句(しちごんぜっく)といわれる漢詩のフォーマットで書かれているんだって。
7文字×4行の漢詩が3つ並んでいます。
意味は……わかりません(>_<)

今回紹介した2件の国宝は、いずれも高名な人物の書として、レアアイテム化されていったものです。
茶の湯の世界では重用され、故の国宝なのでしょう。


親しみを持ってもらえるポイント、面白さを感じてもらえるポイントを紹介したいんですが、国宝の中でも、中国の書はなかなか取っつきにくいですねぇ(^o^;)

今回紹介した2件は、12/25までの展示です。