WTA250のハンガリアングランプリでの出来事
シングルス1回戦で中国のジャン・シューアイ選手と地元ハンガリーのアマリッサ・トート選手の試合でシューアイ選手のフォアのクロスがサイドライン際に落ちた
ラインズマンは少し間があってアウトの判定、遅過ぎる!明らかに迷っていました
レッドクレーの本大会はホークアイ等のコンピュータによる判定ではなく、ボール跡を主審が確認して最終的に判断するシステムです
すぐさま主審がボール跡を確認します
結果「アウト」
ボール跡のクローズアップが映し出されましたが明らかに「イン」
ボール跡を確認したにも関わらずなぜ主審はイン判定したのか全く理解が出来ません
これのどこが「アウト」なのだろうか?
もちろんシューアイは抗議します相手コートのラインを確認してスーパーバイザーにも確認を要求するも却下され、地元のトート選手贔屓のブーイングを浴びる始末
そして次のポイントが終わった際にシューアイ選手が止めるのも聞かずトート選手は先のボール跡を足で擦って消して証拠の隠滅をはかります
「ボール跡を消さないで」とシューアイ選手に言われたのに消す理由があるのだろうか?明らかに「イン」だったから消したとしか思えません
通常でもクレーコートの場合、ボール跡で判定する時は以降の判定が紛らわしくなるのでボール跡を足で掃き消す行為は一般的ですが、「消さないで」と言っているにも関わらず消すのは・・・
これまでゲームカウント5-5だったがこれを機にブレイクされ5-6となってしまいます
そして、シューアイ選手はコートチェンジの際に棄権を申し出て試合終了
それでもシューアイ選手は主審とトート選手に握手し、コートを後に・・・
その時、トート選手はこともあろうかガッツポーズ・・・
なんだろうかこの後味の悪さ
あまりこう言う考え方はしたくは無いが、フレンチオープンの加藤選手のときもそうだがヨーロッパのアジアに対する人種差別と思ってしまう
(詳細は下記過去ブロ参照)
フレンチオープンの加藤選手の件、そして今回の事件と選手は元より、審判や運営ももっとプロとしての仕事を全うして欲しい
以前はあまり快く思っていませんでしたが
ウィリアムズ姉妹などが必死に頑張った結果、黒人プレーヤーの今があるようにアジアのプレーヤーも立ち上がらなければならない時期に来ているのかも知れない
先のウィンブルドンのジョコビッチのラケット叩きの件やフレンチオープンの加藤選手の件、そして今回の件とプレー以外での不快な問題が多すぎる
日本人の私はどうしても勝利至上主義が馴染めない
スポーツマンシップの無いスポーツは不快であり選手には正々堂々と戦って欲しいと願う
勝利への情熱は美しいものであるが「何をしても勝てば良い」とは全く異なる
勝利至上主義がグローバルスタンダードならそんなものはクソ喰らえである