フレンチオープン女子ダブルス3回戦加藤未唯/スチアディvsブーズコバ/ソリベストルモの試合で加藤選手が失格となり敗戦となってしまった
詳細は以下の通り
伏線は、第一セットは6-7で相手ペアが取り第二セット3-1でリードのレシーブ、30-0で自身がリードの場面
このセットは既に1アップでリード、完全に加藤ペアのペース、この相手のサービをブレイクすればほぼ第二セットは手中に、また勝利すればベスト8!という重要なシーン
お互い雁行陣で相手の打ったベースライン付近に落ちたロブがアウトの判定
それを聴いた加藤選手が返球は諦めラケットに当てただけ、当然ボールは相手コートには入らずの結果
ここでコレクションでイン判定
ここまでは問題ないが、このあとやり直しでなく相手のポイントとなってしまった
要するに、相手のロブがエース扱いとなり相手のポイントとなった訳である
あるあるではあるが加藤選手に取っては可哀想な判定である
私が主審なら、ノータイムでやり直しである
しかし抗議は受け入れられず、その直後のポイントで問題のシーンが訪れる
相手のセカンドサーブを味方レシーバーがネットミス
ネットにかかったボールを加藤選手が拾い上げネット近くからバックハンドでボール係(女性)に返球、それが少し強くてノーバウンドでボール係の肩と首のつけ根辺りに当たった
次のポイントに入ろうとした時に相手ペアがボール係が泣いていると主審に報告し、結果失格となった
問題のシーンだが当事者ではないのであくまで推測の域を出ないが
ボールの勢いはさほど強くはなくボールが当たった事による痛みで泣いてはいないと思われる
当然ボール係はその返球を見ておらず、びっくりしたとか、ちょっとショックだったとかそんな感じに受け取れる
しかしその後の周りの反響に余計に気が動転してより涙があふれ出した・・・そんな感じではないか?・・
確かボールを渡す時、手でなくラケットで返球する場合はワンバウンドで優しくと誰もが最初に教わります
その面では加藤選手には落ち度はあったと言えるでしょうからこの判定は仕方ありません
しかし、前段階でのコレクションありきで加藤選手には同情します
以前にジョコビッチが同様な行為で失格になりましたがボールを打った時のその力加減は全く異なり今回は威力は弱く、その意思もなくボール係が涙を流していなかったならそのままスルーしていたと思います
確かに緩いボールでも予期していないで当たれば結構痛い物ですが・・・
失格となった加藤選手は涙を流しコートを後にしました
グランドスラムの3回戦でこのような結果は残念ですが加藤には今後も頑張って欲しいと願うばかりです
SNS全盛の時代、事の結果だけで誹謗、中傷だけはしないで欲しい、そんな意味で長文になりましたが、事の詳細をお伝えしました