初めての海外旅行、親友との海外旅行
私はワクワクしていた
この為にアルバイトしていたのだ
パスポート申請しないと！
えっと…戸籍謄本が必要なのね…
役所で戸籍謄本を見た
？？？？？？
まだ学生の私には意味が分からない
戸籍謄本の見方がよく分からない
その時は、そう思っていた
お母さんに聞いてみた
「ねぇ、お母さんとお父さんが養父母になっていて、
お姉ちゃんが実母になってんだけど(笑)。
鈴木浩介って誰？(笑)
父親になってんだけど(笑)」
少し間をおき、諦めたような顔をして母は口を開いた
「いつかこういう日が来ると思っていたんだよねぇ…」
22年間、歳の離れた姉と思っていた人は、私を産んだ人だった
4人兄弟の歳の離れた末っ子だと思っていたが、他の兄・姉は叔父と叔母だった
両親と思っていた人は祖父母だった
母(祖母)が48歳の時に「まさかの妊娠」で、命懸けで産んだのだと思っていた
それは違っていた
若い…というより、子供みたいな姉(実母)が私を産んだ
でき婚
そして私が生後半年で離婚した
頭が真っ白になるとはこういう事か
悲しいも悔しいも怒りもない
ただただ真っ白になった
姉が母？
現実を受け止めるのに時間がかかった
よくよく振り返り考えれば、おかしいと疑ってもいい場面はあった
私がノー天気だったのかもしれない
姉(母)はだらしない人だった
特に男性にだらしなかった
その事を含め、母(祖母)とのいさかいが絶えなかった
憎しみあっていると本気で感じていた
それでもだらしない姉(母)は家を出る経済力もなく、実家に居座っていた
私は男性にだらしない姉(母)から生まれ、当然育てられる事ができず祖母が母になった
この事が明るみに出てから、そもそも不安定な家庭が一気に壊れた
「いきなりあんたの母にならなくてはいけなくて、本当に苦労した」
母(祖母)にしつこく言われた
「え？悪いのアタシ？」
私は苦労をかけるだけの存在として、この世に生まれた…らしい
「あなたを産んだせいで、私の人生はおかしくなった！」
姉(母)にヒステリックになじられた
「え？悪いのアタシ？」
ギャンブル好きな母(祖母)
だらしない経営で借金まみれの父(祖父)
姉(母)と、兄(叔父)姉(叔母)もまともに仕事ができない
私のアルバイト代をあてにするようになった
学生ローンを組まされて借金もさせられた
拒めば「今まで育ててやってんだ！この恩知らずが！」
貸したお金が返ってくる事はなかった
私が悲しんでいいはずなのに、何故か私が家族の中で悪者になり、今までの恩を少しでも返さなくてはいけないという設定になってしまった
父が亡くなった
借金という負の遺産を残した
相続を拒否すれば、家と土地は持っていかれる
「あんたがどうにかしろ！恩返しをしろ！」
学生ローンの返済もまだ残っている
もう限界だった
血の繋がりって何だろう？
無償の愛って何なんだろう？
私は静岡の家を出て東京で働き出した
そこで今の主人に出会った
そして主人の家業を継ぎ、茨城県に来た
優しい主人に守られ
優しい義父・義母に守られ
私は今年、子を産んだ
血の繋がりで、たった１人信頼できる人
私の子供
静岡の血族に分からぬよう、住民票は移していない
結婚したことも、子を産んだことも知らない
結果的に、逃げるように茨城県に来た
いつか血族と会う日が来るのかないのか…
それは分からない
はっきり分かる事は、いま私は幸せだ
私はとても恵まれている
幸せだ
今は幸せだし、きっと未来はもっと幸せになるはず
そう根拠なく確信している
うちに来てくださっている宇田さん（仮名）の実話です
たった２０分程度の会話なので、細かいところや、心情などは僕が想像して書いた部分もあります
もうお付き合いが長くなった宇田さんから、先日この話しを聞きました
僕はビックリしました
宇田さんは稀に見る、とても恵まれた環境に育ったようにしか見えなかったからです
少し裕福な家庭で、大切に大切に愛情タップリ育てられ、大人の汚い部分なんて微塵も知らないお嬢様だと思っていました
いいとこの私立女子大に行かせてもらい
免許を取れば「軽なんか危ないからダメだ！」などと言われ、親から四駆を買い与えてもらえるような、とても大切に育てられた家庭だと思っていた
御主人は僕と同じ不安定な収入の自営業
しかし宇田さんから、そんな不安を感じるような空気感が全くない
いざとなったら、実家の親に頼れるんだな
「ごめん！お金ないの〜」
なんて電話入れれば、10万くらいポン！と振り込んでくれるような家庭かと思っていました
そう感じさせるくらい、のほほ～んとした癒しムードで、苦労を全く知らないような空気感の宇田さんです
嫌味は全くない、良い意味でのお嬢様
ずっとそう思っていました
僕はこの仕事を通し、その人の空気感・オーラ・目・表情・話し方で、だいたいの性格や育った環境が分かるつもりでいました
思い上がりでした
何も分かっていませんでした
どんなに環境が揃っていても、自分自身が不幸せと思うなら不幸せ
どんなに不遇な環境でも、自分自身が幸せと思えば幸せ
そう改めて感じるお話しでした
しかし、極々日本における普通の家庭で育った僕が、「気の持ちよう」と言えるのは簡単
宇田さんのような環境で育った人が言うと、とても説得力があるのかもしれません
気の持ちようで、人は幸せにも不幸にもなれる
宇田さん了解の元掲載したのが5年前くらいです
きっともう宇田さんは
２度と血族とは会わないだろうと思っていましたし、宇田さんもそう仰っていました
「それでも母親じゃないですか？」
同じような苦労を知らない僕が、そんなセリフとても言えませんし、会わなくていいと思っていました
…が、娘さんを出産して数年後、ひょんな事から会ったそうです
娘さんの「お婆ちゃんに会ってみたい」と言う言葉が引き金でした
最近は少しご無沙汰で、その後どうなったかは知りませんが、あの宇田さんの事です
どのような状況になっても、「自分は幸せだ」
そう思える強さがあります
動画メッセージ
開運セラピスト 中和田オサム
http://nakawada.jimdo.com/
09035490640
主催 GrinBlue 中和田オサム
☝こちらをクリック
お申込みお問い合わせは
samu_xx4@yahoo.co.jp
※数秘＆カラーシステムツール使用
GrinBlue直営セラピストスクール
JAPAN・BC セラピスト
協会認定セラピスト
◉relax room MAごころ（まごころ）古河市 代表 関口敦子
◉ヘアメイクVite（美容院）HPはございません
土浦市磨利山新田116-1 スーパーまるも内
ボディケア担当
横田美幸
◉Naturally 代表 鈴木奈津子
◉ONE GRACE 代表 保井一恵
◉aura アウラ 代表 高柳純子