アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『試練に感謝する』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.12.21. 質問者立場=主任

現在、中学生の子供は学校に行けていない状況にある。

自分自身は、フィソロフィを学んでいるので試練に対するものを「何かを得る前に来るもの」「乗り越えられない試練は来ない」などの心構えはできている。

子供にも上手に伝えて、今の試練を乗り越えて欲しいと思うが、どのような言葉を使えば、子供に響くのか?を教えてください。

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*アイアール社内では、このようなプライベートの事(特に月1回の社内研修時)も相談にあがり私なりに答えている環境にあります。
 

言葉もそうだけど、子供は親の言葉よりも背中を見ていると思います。

言葉だけを先行させてしまうと、子供(社員さんでも同じ)でも矛盾を見抜いてきますし、その矛盾が見えると話を聞き難くなってしまいます。

 

健康や学校も絡んでいるので簡単には言えませんが、試練という捉え方であれば、その取り組みは10回や20回で諦めるものではないかと思います。

スポーツで10回、20回やってみて、上手にできなかったから自分には無理とかは思わないと思います。

 

子供への接し方に関しても、わがままと悲鳴は聞き分ける必要はあると思いますが、根気よく、何度でも親としての試練に対応すると、良い方向での結果も出て来るかと思います。

 

例え一の矢を受けても、二の矢、三の矢は受けないようにするためにフィロソフィを丁寧に感じて、対応していくと良いかと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『完全主義を貫く』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.12.19. 質問者立場=主任

業務作業をしていく中で、一度目の確認で見逃してしまい、二度目のチェックで自分のミスに気が付くことがあります。それはきっと、最初の1回目でちゃんとできているはず、という思いがあったり、チェック時に見落としがあるを前提にしていない自分がいると反省しました。

なかなかミスゼロと時間最短のバランスが難しいところがあります。

その辺りのアドバイスをお願いします。

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完全主義でミスの無い処理をするのと、時間を掛けるのをイコールにしない。

これは、売上を上げることとは別に経費は下げていく考え方と同じになります。

(売上を上げるとは、経費も上がるという思い込みを持ってはならないというフィロソフィと同じ)

 

また、業務はほとんど「再現性」を求められるので、年イチの処理であれば、今回の反省点・改善点を1年後のための準備を当該業務終了時に作成しておくのが大切です(そのようになっていると思いますが)。

 

バランスに関するアドバイスは、「売上を最大限に、経費を最小限に」のフィロソフィと同じで、品質を高めるとは時間が掛かること、と思いこまないことかと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『信頼関係を築く』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.12.18. 質問者立場=アメーバ

自分の発言と行動を一致させることを意識していますが、時々、意識が散漫になったり、自分の言ったことを忘れてしまうこともあります。自分では気が緩んでいるのかなぁ?と反省するのですが、何かアドバイスをお願いします。

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アメーバという立場上(主任よりも組織上では上のポジション)自分の作業時間がなくなるような創意工夫が必要と思います。

自分が作業をする状況を反省して、仕組みや組織を作ることに自分の力を使っていけるように努力すると良いと思います。

 

言ったことを忘れても、同じことを言えると思います。

また会議ではホワイトボードでの議事録もあるでしょうから、あまり問題は無いかと思います。

ただ、時々で言うことが違ってくるようであれば、現場が混乱するので、その状態になっていたら、組織の上のポジションにいること自体が課題になりそうです。

 

アメーバの立ち場として、すべきことと任せることを整理していけば良いかと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『製品の語りかける声に耳を傾ける』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.12.15. 質問者立場=庶務

自分の作業中に問題が発生するまで気づけないことがあります。また、特に苦手な業務で行き詰まると、自分の感情に影響されて焦ってしまうこともあります。

 

問題が発生する前に気づくためにはどうすればよいか?日常的に感度を高める方法やアンテナを磨く方法を教えてください。

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「行き詰まる」という抽象的な状態を、具体的にどんな問題が起きているのか?と考えていくことが大切かと思います。

〇〇という作業が苦手としたら、自分でその作業(書類作成)の中でどの部分に苦手意識があるのか?

〇〇という手続きの業務プロセス100%が苦手という訳では無いと思います。

書類作成の流れの中で、どの部分がどのように・・と分けていくと解ってきます(分解)。

 

その具体的な苦手(自分にとっての課題)は、恐らく他の書類作成にも影響するものがあるかと思います。そういうときには、分けるのでなく、グルーピングを考えてみると良いかと思います。

 

別の表現で言うと、「体調不良」も頭のてっぺんから足の先までボロボロという訳ではないと思います。

どこがどうのか?それが見えてくると、対処もできるようになります。

 

漠然とした苦手意識のままではもったいないので、自分でも探してみると良いと思いますよ。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『手の切れるような製品を作る』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.012.14. 質問者立場=一般

障害年金の書類作成で自分の心が引き締まる瞬間がある一方で、注意が行き届かず見落としが発生することがあります。

製品やサービスを洗練させるために「気づける力」を磨く必要性を感じています。そのために必要な「気づきのポイント」のアドバイスをお願いします。

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「感性を磨く」という意味で、特にフィロソフィを学び始めた頃に「一流に触れる」を自分の課題にしていた頃がありました。

自分自身の考えや世界に凝り固まっていて、我流で経営をしてうまくいくほど甘くないことを強く実感していたので、自分の興味があるとか無いとかでなく、何かのついでで隙間時間が5分でもあったときに「盆栽の展示」などにも入ったことがあります。

何が一流なのか?すら分からないのですが、それでも展示されている位なら、自分のステージよりは遥かに上の人達が精魂を込めて作ったもの、そこから何かを感じられるようになりたい、という思いがあってそのようなものに目が触れるようにしたこともあります。

(今でも百貨店で展示とかがあると、自分の興味の有無でなく入るようにしています)

 

日々の仕事に精魂を込めていくことが、ど真ん中の方法かと思いますが、それ以外からも一流に触れる機会を作って、何かを感じ取れる(なぜそれが良いのか?を感じ取れる)ようにしてみるのも、面白いかと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『健全資産の原則を貫く』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2025.01.11. 質問者立場=主任

時間を効率良く使うことに日々工夫しているつもりだが、それがグループ全体というよりも自分の中だけで完結してしまっていることが多くあります。

自分の工夫やノウハウを皆で共有して、汎用性を高め、次から活かしていくにはどうすれば良いでしょうか?

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立場(主任:主に業務Gr.のことを任せているGr.のリーダー)で話せば、自分のGr.と会社全体の最適化を最も意識するものになります。

自分の立っている位置を一つ上から見て、自分の言動をコントロールしていくイメージです。

 

自分の中だけで完結してしまうのは、楽だけれどそれでは全体最適にはならなくなってしまうし、もったいない状態になります。

 

自分以外の人のことまで面倒をみるのは、文字の通り「面倒」かと思います。

面倒をみるとは、言葉は少し悪いのですが「面倒くさい」と思ってしまうこともあるかと思います。

 

そこを乗り越えると、「共に」というものを実感でき、仕事の面白さもステージが変っていくかと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『開拓者であれ』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2025.01.05. 質問者立場=庶務

障害年金部門の立ち上げから入社しており、関わってきている。

ただ、言われたことをやっているだけのところがあり自分の主体性が欠けていると感じている。

庶務としての自分の立場でできること、開拓者精神を持つために意識すべき点とは何でしょうか?

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会社の中で立場が上がれば上がるほど、ルーティング業務でなく未経験のことを責任者として結果を出し続けるという業務を担当することになっていきます。

その一人ひとりも社会人1年目があって、一つひとつを積み上げてくる中で今のポジションになってきています。

 

これは主体性=自ら燃える(自然性)は必須で、義務感のレベルでは自分の身体や心も痛めるし、乗り越えられるものばかりでないと考えます。元は業務命令だとしても、その目的を理解し、どうせやるなら主体的に創意工夫をしていくと、その業務の楽しさを味わえるようになってくると思います。

 

自分でも言われるように、主体性というものを大切にすることで、次のステップも見えてきます。

また指示する側も、現在の業務をちゃんと行ってくれれば、次への期待も出てきます。

 

そうやって自分を成長させ、仕事も進化させていった先には、稲盛さんが言ってくれる「開拓者」となっていくのだと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『大家族主義で経営する』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.12.04. 質問者立場=主任

家族でも厳しいことを言う場合にも信頼関係が必要と思う。その場合、相手が嫌な思いをしたり、自分が言い難く感じたりしないためにはどうすれば良いでしょうか?

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このフィロソフィで言う「家族」のイメージを自分の育った家庭環境や今の自分の家族で考えずに、理想的な家族をイメージすると考えやすくなると思います。少し昭和の家族的なイメージでしょうか。

 

厳しいけど、温かくて、慣れ合いでなく、秩序もある感じ。でも、信頼し合って自立しているけど助け合っている。そんな家族。

 

それを会社で(家でも)目指して、努力で作っていきましょう!ということ。

 

相手はコントロールできないので、まずは自分の方ですが、「嫌われたくない病」にならないこと。

場合によっては、多少嫌われてもちゃんと伝えていくことも大切です。

これは組織の中で立場が上に立つと、誰もが経験することだと思います。

誰もが叱る、注意をするよりも、褒めている方が気持ちが良いものです。

でも、それだけで高い目標をみんなでクリアできる訳ではないかと思います。

甲子園を本気で目指している高校生の野球部的な感じ

 

昔のような体罰やパワハラは間違っていると思いますが、時代に合わせた倫理感の中で言い辛いことを言うシチュエーションは何度は起きると思います。

 

相手に関してはコントロール外ですが、話終わったときには、相手もスッキリと素直に聞いてくれるような状況になっている必要かと思います。

 

愛情がちゃんと伝わっていないと反発しか生まなくなってしまいますね。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『製品の語りかける声に耳を傾ける』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.09.15. 質問者立場=主任

書類や給与明細など、提供する成果物一つひとつに対し、どのような本質や意味があるのかを素直に捉え直すことであると感じている。感謝の気持ちを持ちつつ、「製品」にもう一度向き合い、本質を捉える方法や心構えについてアドバイスが欲しい

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サービスには必ず目的がある。何を価値としているのか?その成果物が果たす役割や目的に目を向けて、製品を最後まで丁寧に扱うことが大切になる。

 

食事と言っても、食べっ放しでなく、その準備から食事そのもの、片付けもあれば、もっと踏み込めはメニューを決めて、買い物をし、保管・管理をしながら、栄養や好き嫌いも考えて料理をする。

食器もどんな食器が自分たちに適切かを考えてどこかで買ってきている。

 

書類作成と言っても、どこまでの「その向こう」を捉えているのか?

それを深く考え、それを都度スピーディに提供できる自分になっていくことでフロソフィの実践になっていくと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『ベクトルを合わせる』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

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2023.09.05. 質問者立場=アメーバ

相手に自分の意見を伝える際に、相手の事情を考慮しないと問題が生じてしまう気がします。

また相手が自分の想いに共感しきれない場合の対応はどうすれば良いでしょうか?

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相手は受け取り方がそれぞれ違うので、フィードバックやアドバイスは具体的に相手に合わせて調整する必要があると思いますが、一方で相手の反応や状況に影響されていてもベクトルは合っていきません。

 

相手を完全にコントロールすることはできませんが、自分自身は想いを込めてベストを尽くすことは大切です。

 

また、抽象的な経営理念と現在の業務との間には、段階的に言語化(事業の目的・意義からの具体的な目標、日々の取り組みが関連していること)されたものも多くあると思います。

 

自分の中では常に整理された状態で、一つの軸であることが日々の業務を通じて実感できるように、また矛盾や飛び石が無いようにすることでベクトルを合わせていき、自分を含めた自社のメンバーと関わってくれるお客様たちにより良いものを提供できるようにしていくことを責務としていきましょう。