アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『ダブルチェックの原則を貫く』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2023.01.16 質問者立場=インターン

この内容は、自分がやった仕事を誰かがダブルチェックする仕組みだと思うけれど、自分がやった仕事に対して、自分なりにもダブルチェックをするといった考え方で良いでしょうか?

 -----------------------------------------------

そうですね。自分の作業は、一瞬でも立ち止まって見直す週間は必要です。

 

食べっ放し、脱ぎっ放しじゃダメなのと同じで、自分のやった作業は大前提として、自分がチェックする。

その上で別の目でもチェックして思い込みなどによるミスを防止して、社外へのミスの流出を防ぐ。

 

社内で見つかったものをミス、お客様に出てしまったミスはクレームとする(強く言われるどうこうでなく)

 

作業はQCDを意識する(Q:品質、C:コスト、D:納期)

Q:これはまずは、当然の基本価値が提供できていること(過不足無しの約束通りのもの)+期待価値(コンビニのお弁当を温めてくれるのやお箸をくれるのと同じ)まずはここまでは実施できること

C:時間最短。お寿司でも、丁寧だからと、ゆっくりゆっくり握られても困る。テキパキと流れるように処理できてうまくいく。

D:アイアールの場合、安定供給。少し言い方を変えると同一オペレーション。属人性の対策。Aさんだからできるけど、今はAさんがいないので。。。でない。お客様は個人と契約しておらず、事務所と契約をしているので、誰がやっても同じように提供できる。誰の続きの作業でも、違和感なく続きの作業ができる。を行うための、同一オペレーション、同じやり方で成果物を作る。

 

最後に、ダブルチェック者は1秒でダブルチェックできる仕組みで運用できると良い

 

そういう仕組みがちゃんと機能していることをダブルチェックで確認できると良いと思っています。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『採算意志を高める』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2023.01.05 質問者立場=主任

採算意識を高めるを実践していくと、時間の使い方に意識が行き過ぎて、お客様への提案などが深い部分までできていない気がする。どの程度、そのようなものに時間を使って良いのかを迷うときがあります。アドバイスをお願いします。

 -----------------------------------------------

大きく提案方法として、月に1回のお客様へのメッセージ(事務所便り)がある。

また、業務単位での提案や助成金となってくると、業務グループ経由で提案をしていく(ビジネスチャット)。

次に個別提案がある場合のほとんどは、お客様からの提案に回答しているパターンがあると思う。

 

本来は、自主的にこちらからの提案をしていくのがサービス業として正しい姿かと思うけれど、助成金一つにしても制度の広報ではあまり意味がなく、具体的にどのように活用するか?という商品にまで落とし込まないと、単なる情報提供レベルになってしまって、「だから何?」で終わってしまうと思います。

 

やはり採算性を意識するということは、具体的な行動に直結し、それが数字でも表現できるところまで、こちらが智慧を出し、工夫することを意味すると思います。

 

また、ちょっとした気配りなどは、時間に比例せず、普段からのこちらの熟慮が出る場合もあるので、提案の質と時間を比例的に考えない方が良いかもしれません。

 

何か具体的なものがあれば、個別でも業務改善会議のときでも良いので、どんどん社内で提案してみてください。

応援します。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『倹約を旨とする』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2023.01.10 質問者立場=アメーバ

年末年始で自分の気が緩んでしまっていると思う。時間の使い方も、振り返ってみると、少し緩んでいる気もするし、このくらいはいいかな?と思ってしまう部分も出てきてしまう。

何か問題になってからではマズいので、そういうのを早めに自覚する方法があれば教えてください。

 -----------------------------------------------

自立・自律

この律する方の話で、自分で自分に甘くなってしまう部分をどう律していくか?

 

アメーバ(部門経営者)の立場では、その時間の使い方も自由となっていて、自分自身を指摘してくれる人がいないことを自覚する。

だらだらと時間を使うことも可能だし、出勤すら自由がある中で、どう自分を律していくのか?

 

「毎日の反省(反省とは、フィロソフィと照らして自分の言動をチェックすること)」

 

どうせなら、徹底的に時間最短で仕事を行い、時間が余るなら、それをしっかり余った時間として使う方が良いかと思います。だらだらと生産性を落として時間を使うのは非常にマズいですね。

 

毎日の日記ノートがオススメです。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『開拓者であれ』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2023.01.05 質問者立場=主任

ちょうど朝礼で、社内ルールの見直しをしよう、という話が出ていた。

これは、実施されているか?の見直しでなく、そのルールが必要か?の見直しと理解していますが、自分自身が細かい社内のルールなども理解しながら実施しているか?を確認したいと思いました。何かそのポイントはあるでしょうか?

 -----------------------------------------------

社内ルールは、会社の歴史でもあると見える。

創業時は、何もルールなど無いところから、一人(または数名)で始めることが多い。

そのときには、自分なりのルールはあるけれど、そのTOPの価値観がルールになっている。

 

お客様第一主義という言葉一つとっても、どういう意味で、どういう行動を意味するのか?

電話コールは何回で取らないとその会社では遅いと感じるのか?

 

これらが、人が入って来て、また入れ替わっていく、お客様の要望やクレームなどによって気付きを得て、誰でも同じレベルでサービスを提供できるようにルールが作られ、そして改定されていく。

 

他のフィロソフィに「有意注意」とありますが、自分がなぜその行動をしているのか?

それを意識して行うことがポイントになります。

 

社内のルールの中には、昔は必要だったけど、今となれば意味の無いものも出て来るかと思います。

それらは廃止すべきと考えますし、改善が必要なら改善をするべきと考えます。

 

これらのルールは、ある意味で「開拓していくことで生まれてくる」とも言えます。

 

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『見えて来るまで考え抜く』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2022.12.27 質問者立場=主任

自分では固定観念に囚われないようにとか、想定外を想定するということをやろうとしているのですが、まだ上手にできていない実感があります。もう一歩、このフィロソフィを進めていくためのところを、もう一度伺いたいです。

 -----------------------------------------------

稲盛さんがKDDIを始めるときに、半年間、毎晩毎晩、いくら遅くなった日でも飲んだ日でも、KDDIへの挑戦は「動機善なりや、私心無かりしか」と自分自身に何度でも問いかけたと聞きます。

功名心やうぬぼれなどは無いか?本当に、日本のためを考えているのか?などを問いかけたそうです。

 

まず大前提にあるのが、その動機善なりや、私心無かりしか

これが私心まみれだと、このフィロソフィが違ってしまいます。

フィロソフィに自分の心を合わせる努力を続けると、人生と仕事の結果が両方良くなっていきます。

私心や利己では、きっと何かが濁ってしまい、見えるものも、見えなくなってしまう、都合の良い未来をみようとするだけで、リアルから離れてしまうと思います。

 

同期善、私心無

次に具体的に「目の前のあなたも良くなって、私も良くなる。そして、対面していない人達もみんな良くなる。」そういう判断をしていこうとすると、どういうステップで目標とする姿に進めば良いのか?が見えて来ると言います。

 

12ヶ条を学ぶ始めた頃、これがいくら考えても見えずに、講師の方にも質問していました。

すると、絵を何度でも書いていれば上手になるように、何度も何度もやってみることです。

と答えてくれました。当時はピンと来ませんでしたが、その通りでした。

 

経営の原点12ヶ条の第2条:具体的な目標を立てる(そのステップも具体的に)。そして共有する。

特に共有のためには、一緒にやってくれる仲間の事情も見えていないとできません。

 

と、こんな風に視野も広がっていくと思います。

これで良いと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『真の勇気を持つ』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています<故.稲盛塾長への敬意と感謝の気持ちを込めて>。

 -----------------------------------------------

2022.12.23 質問者立場=主任

どういうときに勇気がいるか?を考えたときに、指示する側として、社内で言い辛いことをちゃんと言わなければならないときがそういう時かなぁと思います。以前、何かのフィロソフィで言葉(伝え方)にも気を付けると教わりました。言い方(伝え方)で何かポイントがあれば教えてください。

 -----------------------------------------------

子育てでも、怒ると叱るは違う。怒るのではなく、叱るんです。

と聞いたことがあると思う。

 

これはある程度社内でも同じで、自分がイライラとムカついている状態で、いくら言葉を丁寧にしても愛は感じない。

もし自分自身がイライラとしていることを自覚できれば、次のように振り返ると良いのかも。

 

まずは大前提に自分が真剣にやっているから、そういう感情が生まれるということ。

そして、孫氏の兵法書の最初にあるエピソードと当てはめてみる

1回目の指示でうまくいかない場合は自分の指示に問題がある。

もう一度、指示の仕方を反省・工夫をして指示をする。それでもうまくいかなければ再度ブラッシュアップする。

3回目でもうまくいかなければ、本人に問題がある。

 

仕事というもの、そして書類の向こう側には、色んな事情で経営し、そして色んな事情で働いている人がいることが見えていないと、書類作成を軽く考えてしまう傾向にある。

そういう部分が伝わっていくと、うまく流れていくようになっていくと思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『ものごとの本質を究める』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2022.12.22 質問者立場=庶務

仕事一つひとつを真剣にやっているつもり。以前、うまく仕事ができたときの自分の動きをちゃんと把握すると良いと聞いた。ミスのときだけでなく、うまくいったときのこともちゃんと意識してやってみたら、あぁ、こういうことなんだと思った。他にもアドバイスをお願いします。

 -----------------------------------------------

反省の仕方の話になってくるけど、その先にあるのが本質を究めるとして。

 

反省は文字の如くで、反復して「省(はぶ)く」

まず余計なことを止める。これは作業手順にしても、考え方にしても、言ってみれば私生活の中でも同じと思う。

関係ないことを止めていく。どうでも良いことを止めていく。悪い習慣を止めていく。

 

「省」の字はもう一つ「省(かえり)みる」:自分自身の言動の善悪を振り返ってよく考えてみること

答え合わせとしての答えは、稲盛さんのフィロソフィ(天風さん)と定義して、他からの良い所取りのような考え方は捨てる。フィロソフィの丸呑みが大切。

で、善悪と両方あるので、その両方のパターン、ダメだったときだけでなく、うまくいったときも、何故うまくいったのか?を振り返って考えてみる。

 

そうやって一歩ずつ自分をブラッシュUPさせていくと、ものごとの本質を究める方向に進むことになると思います。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『ダブルチェックの原則を貫く』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2022.12.16 質問者立場=主任

ダブルチェックは、する側としてもらう側がある。

してもらう側としては、相手がダブルチェックしやすいように出すということは入社間もない頃に教わった。

ダブルチェックをする側として、また誰がダブルチェックをしても同じ品質になるためには?と考えると難しくなってくる。

何かアドバイスをお願いします。

 -----------------------------------------------

給与計算でのダブルチェックは、基本は1分で済む仕組みになっている。

ダブルチェックに係る時間も、仕組みを考える上では大切。

 

短い時間でダブルチェックができるということは、そのルールも明確で簡単なはず。

それが、誰がダブルチェックをしても同じ品質になる、に近付くと思います。

 

どんどん技術が進んでいるので、世の中の便利なものは使い切るのと、フィロソフィを持ったアナログの人間のハイブリッドが良いと考えます。

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『小善は大悪に似たり』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2022.12.12 質問者立場=庶務

自分は指示を受ける側の立場にあるけれど、指摘を受けた際にそれを言って貰えることに感謝するという捉え方で良いでしょうか?

 -----------------------------------------------

そうですね。

 

反抗期の子供ではないけれど、斜に構えて受け止められてしまうと、何でもおかしくなってしまう。

 

言われる側も、昔を思い出せば「うるさいなぁ」「そんなの、どうでもいいじゃん」と思うだけで、改善をしようとは思わない。

その場で改善しても、次もそうなるし、応用などきかない。

 

言う側としては、斜に構えられるとやっぱり面倒な人になってくる。

大前提に、一番低いレベルとして「お互いに仕事をしている」という関係性があるのに、それをスムーズに全うできない人になってしまう。

 

それが再三繰り返されると、就業規則的な言葉で言えば、その態度が秩序を乱すことになったり、職務遂行能力の欠如ということになってくる。

とにかく、双方にとって良いとこは何も起きなくなってしまう。

 

せめて言われる側が素直で一生懸命でいてくれれば、指示をする側も伝えやすくなり、より良い会社になっていくと思います。

よろしくお願いします!

アイアール社内の昼礼にて、今日のフィロソフィ 『製品の語りかける声に耳を傾ける』についての社員からの質問と、それに対する解説をしています。

 -----------------------------------------------

2022.12.15 質問者立場=主任

解説に「製品への深い思い入れがあって、はじめて声が聞こえて来る」とある。自分自身では、ある程度は聞こえるけど、聞こえてきていない部分もあるという自覚もある。

次のステージに行くためのアドバイスをお願いします。

 -----------------------------------------------

(お子さんがいる社員さんなので)子供と重ねて考えると考えやすいかもしれない。

仕事中に子供のことは考えていないけど、いつも子供のことを考えている。

朝一緒にご飯を食べていて、ジロジロ見ている訳ではないけど、違和感があれば気が付ける。

 

潜在意識にたっぷり、そのことが入っていると、違和感に気が付けるし、創意工夫のアイディアも出て来る。

 

自然体でいるけど、製品の声が聞こえる、というステージを肩の力を抜いてできるというところがあることを意識すると良いかもしれません。