ねずみ | ご機嫌菊龍気楽な毎日

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今朝の落語でデートは柳朝師匠の『ねずみ』でした。鈴本演芸場の録音と聞いてスグに私の稽古の時のじゃァ、と思ってtweetしてしまい、録音日を聞いて違うと思ったので削除しました。

このねずみの稽古の事は、まだ記事を書いていなかったので、此処に挟ませて戴きます。

師匠が雀の会という麻雀の会を作っていた事は、もうご存知かと思います。先代文蔵師の処でご紹介しました。その雀の会に柳朝師匠も入っておりました。浅草の暮れの余一会は、その雀の会の興行で、演芸ホールの前の雀荘(待合室、社長室なンという名前でした)が、第2楽屋となり、出演者は演芸ホール2階か、こちらで麻雀をやって、出番以外の時間を過ごしていました。

入門した翌年には前座でこの暮れの会の時、此処で働いていましたが、二年目、昭和50年の暮れの時には、前座でありながら出番の師匠、二つ目兄さんの代打ちなンぞをする様になっていました。私は結構上手かったので、上がらず振り込まずで現状維持の打ち方をしていたので、重宝がられていました。そして、柳朝師匠にも気に入られていたのです。

麻雀は、その頃大変に流行っていて、上野鈴本も出番が終わると、近くの雀荘に皆良く集まっていました。

そして二つ目になってスグ(昭和53年頃)、恐る恐る柳朝師匠に稽古をお願いしたのです。そうしたら『ああいいよ、何稽古するンだ、ねずみ?じゃァこの後出番だから袖で聞いて覚えろ』と言って下さり、袖でテープに録音させて戴きました。ラジオのは50年だそうですからそれより前のでしたが、まるで一緒です(当たり前ですけど)。

高座を下りて、『覚えたら演ってみろ。一々来なくて良いからナ』と仰るので、地元の勉強会で演らせて戴きました。

柳朝師匠は歯切れが良く、テンポが良いので覚え易かったです。

テープの通り覚えたので、今朝聞いたのと、殆ど変わらない噺になっています。お時間が有りましたら、聴き比べてみて下さい。

2013年の横浜の独演会で収録したものです。YouTubeにはもう1本東北沢稽古会のものが有ります。

聴き比べて下さいと言ってもradikoのリンクも貼っておいた方がいいよネ。