寿限無 | ご機嫌菊龍気楽な毎日

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 この噺は師匠に習った覚えがない。誰かに習いに行った覚えもなく、75年2月6日池袋演芸場昼でネタ下ろし、9日に東横食堂で二回目、その後ずっと演ってなくて、三回目が5月14日の大須演芸場で演ってます。で、その後又間隔が空いていて7月16日鈴本の夜席、そしてその後の記録はありません。
 ちゃんと習っていないので演ってないのでしょうかね。高座の袖で師匠先輩方の噺を聞いていて、自然に覚えてしまうなんてぇ事があります。まァ、仕事しながら聞いているので、一席をちゃんと聞く事は出来ませんけど、毎日ずっと噺のBGMがかかってる様なもンですから、知らぬ間に頭に入っちゃうンですよね。一種のサブリミナル効果ってぇ奴ですかね。
 間が空いていたってぇのは、きっと余り受けなかったンでしょう。ちゃんと習ってないので自信が無かったンでしょうね。入門して一年半ですから、教わりもしないで演るなんて生意気ですよね。こんな噺、すぐ出来らァなんてンで、演ってみたら酷い目に遭っちゃったってぇトコなんでしょう。確かにね、『寿限無』は、みんなが良く知ってる噺だし、小学生だって言えるンだもン。簡単な噺の様に思いますよ。でも、みんなが知っていて、簡単だから演ると難しいンですよねぇ。この噺、前座さんが演るより、老齢の師匠が演った方が面白いと思います。
 さて、見習いから前座になって、入門して三年目にもなると他の師匠先輩に稽古をお願いする様になりました。

 (  2011年10月29日 )