昨年1月に公開された映画『ロボジー』、映画観客動員ランキングで初登場第1位、ぴあ初日満足度ランキングで第1位と大ヒットしたのに、今頃やっと観ている。でも、ネタバレなンか気にする事なくて、なンでも言いたい事書けるから、まっ、いいか。
この映画のタイトルと予告を観た時から興味があったし、公開されてからの評判を聞いて、尚更観に行きたかったンだけど観に行かれず、DVDにて漸く観賞。期待以上に本当に面白い映画でした。
木村電気の社員三人が開発中の二足歩行型ロボットが、ロボット博覧会一週間前に落下事故により破損。再び作成していては間に合わない。何しろこの三人の社員はロボットに関しては全くのド素人なンだから。此処迄作り上げたってぇのも疑問な処だね。だから中に人を入れてしまおうってぇ考えるのも頷けてしまう。
中に入る俳優のオーディションというのも面白い。秘密がバレたら困るのに、こんなに大っぴらにしていいのだろうか?このオーディションに落ちた者が、この後のロボジーの騒動を見ていて、疑いを持たないのだろうか。
着ぐるみショーのオーディションと思って合格した者が、金属アレルギーで不採用、突然に鈴木爺さんが選ばれて博覧会へ出るが、鈴木爺さんの気まぐれから騒動勃発。それが原因でロボジーの人気が上がってしまい、日本各地から出演依頼が殺到してしまう。
鈴木爺さん、詐欺の片棒を担ぐのは御免と、実はロボジーの中には自分が入っていたのだと告発するのだが、ボケてしまったと誰も信じてくれない。ならば困っている三人を助けてやろうかというのだが、贅沢な待遇を要求する。
一方、博覧会でロボジーに事故から助けられたロボットオタクの女子大生葉子は、ロボジーに一目惚れ。ロボジーの追っかけとなり、製作者3人に大学のロボット研究会の講演を依頼するが、それは逆に学生達からロボットの設計を学ぶ場になっていた。
その葉子が、木村電気に入社を希望している事が解った三人は、このロボジーの秘密が漏れる事を恐れ、冷たい言葉を浴びせる。そして失意の中、ロボジーの秘密を知ってしまい激昂し、地元TV局のアナ伊丹と告発の為の証拠固めを始める。
そして疑惑を晴らす為の記者会見、そこでロボジー、あっ、ロボットの名は『ニュー潮風』って言うンだけどね、窓から落下事故を起こすンだ。予告や何かでは、ロボジーの運命や如何に?ってンだけど、ロッカーを利用して入れ替わってこのピンチを乗り切るンだ。これもナァ~、出来るかァ、こんな事って突っ込みたくなるンだけども、その突っ込みたい処が一杯、それがみんな笑える処で、兎に角面白かった。
ウン、ちょっとは家族愛なンてぇのが描かれてンだろうけど、そんな事はどうでも良い事で、笑いの他には何も無い只笑うだけの作品かナァ。