溜まっていたDVDの内、先ず『SAFE』を選んで観た。ジェイソン・ステイサムの2012年10月公開の映画だ。最近このステイサムにハマっている。彼の作品には外れがない。期待通りに面白い。
過去のある事件で職を失ったニューヨーク市警の元刑事ルーク・ライト(ステイサム)は、地下格闘技のファイターとして落ちぶれた生活を送っていた。ある日、本来なら負けなければいけない八百長試合で誤って相手をKOしてしまい、そのせいで損害を受けたロシアンマフィアがルークの妻を惨殺。絶望したルークは地下鉄で飛び込み自殺をしようとするが、妻を殺したロシア人一味が1人の中国人少女を追っている姿を目撃し、とっさに少女を助ける。少女はある大きな秘密を抱えており、ルークは少女ともども、ロシアンマフィア、チャイニーズマフィア、更には汚職警官グループに追われる身となる。
地下格闘技では最強のルークが、何故ロシアンマフィアに無抵抗でやられるままなのかが、ちょっと解らない。彼の他の作品では、自分の妻が殺されたら黙っていないだろうに。そして自殺に追い込まれるという設定が、ルークの過去に何か関係があるのか、なんて考えさせる(この時点では元刑事とは解っていない)のだが、結局どうでもよい事だった。何しろ、こンなンで自殺するかァ、という様なエピソードしか無いし、自殺しようとする演技も下手だったナァ。ごめんなさいね、ファンの皆さん。
でも此処が一番大事な処なンだよね。少女が現れた事で、自殺を思い止まり、その少女を助けようとするワケだから。
此処からはいつもの強い役柄にガラッと変わり、ロシアンマフィアにチャイニーズマフィア、元同僚だった汚職刑事グループも入り乱れての派手なアクションにカーチェイスが続く。そして一番悪かったヤツは・・・
少女が、又いい働きをするンだナ、これが。ラストも納得、面白かったです。