お次はこれ、『リターン・トゥ・ベース』です。こちらも去年、12月の公開作品です。パッケージの宣伝文句に興味を持って借りて来ました。そして観たら、こういうストーリーでした。
空軍特殊飛行チームブラック・イーグルスのパイロット、テフン(チョン・ジフン)は、航空ショーで禁止されている飛行技術『ゼロノット』を敢行し、ショーを台無しにしてしまう。テフンはチームを追い出され、テソ(キム・ソンス)が編隊長を務める第21戦闘飛行隊に移籍。同期のユジン(イ・ハナ)や後輩のソッキョン(イ・ジョンソク)とも再会し、次第にチームに慣れていくテフンだったが、飛行団の中で“トップガン”といわれるチョルヒ(ユ・ジュンサン)とは事あるごとに衝突する。そんな中、チョルヒとのF-15K飛行対決で、生まれて初めての敗北を味わったテフンは、整備チーム最高のエース整備者セヨン(シン・セギョン)とタッグを組んで、ボラメ空中射撃大会で名誉挽回を図ろうと決意する。だが南北間に平和な雰囲気が漂っていたある日、帰順を装った敵の一機がソウルまで降下。哨戒飛行中の21戦闘飛行団と予想外の交戦となり、激しいバトルを繰り広げどうにか平和を守りぬくが、これは朝鮮半島全体を脅威に陥れる巨大な陰謀のはじまりにすぎなかった。この時、敵地に残されたソッキョンを救い出し弾道サイルの発射を防ぐため21戦闘飛行団は最後の極秘作戦『リターン・トゥ・ベース』を開始する。
『ゼロノット』がストーリーのラストの交戦シーンの仕込みとなっているのだけど、それ程効果的なシーンにはなっていない様な気がするナァ。オイラならそれで核ミサイルを攻撃してしまうとか・・・
それともう一つ、片翼破損の状況時の装置、態々解説しているシーンがあるのに、こちらも大したシーンでは無い。片翼で不時着させてもイイんじゃないの?
北朝鮮でクーデターが起き、アメリカへミサイル発射という設定が、余り現実的ではないような。単純にアメリカ、韓国へ宣戦布告の方が有り得る様だ。でも、そんな映画作ったら北朝鮮を刺激、挑発していると見られ、より緊張した状態になってしまうかもね。やっぱりクーデターの設定が妥当なンだろうか。
しかし、領空侵犯シーンまでは退屈な映画だった。市内空中戦は見応えあるものの、機体が見分けがつかず、敵味方の判断が出来ない。救出シーンも単純で、それ程良い出来とは思わなかったナァ。パッケージの文句に騙された感じ。