TS-830S 修理 | Ham Radio 修理日記

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TS-830S HF A1.A3J 6146B×2(100W) \180,000 1980年
開局当時、中古のTS-520Xを使っていました、その後FT-101ZDを最後に真空管のファイナル機から
遠ざかっていましたが、今回修理依頼で預かりました。
当時とても買える値段ではなく、あこがれの無線機でした、今見ても良いですね!
程度も良くとても大切にお使いの様です。
 
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と言ってもやはり月日が経ち、経年変化で調整が必要です。
まずはメーター、蛍光管周りの清掃から、
BANDノブとメインダイヤルは6角レンチで外し、その他のノブはそのまま引き抜きます、
VFOユニットはレンチで4か所外し手前に引き出せます、
サイドのビスを外すとトップカバーが外れます。
埃等で汚れていました、メータもきれいになります。
 
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蛍光表示管も磨くときれいになります。
 
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ナットの緩み等確認し、再度組み立てます、
送信のドライブなどの調整をし、ALCのチェックでどうも振れが少なく、おかしいので見て見ると、
ALCメーター調整用の半固定ボリュームが不良でした、
ALC調整中、
 
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受信もIF等がずれていました、再調整するとかなり感度が上がりました。
AVR、VCOユニット
 
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IFユニット、カウンター、ファイナルユニット
 
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パワーも120W位あり、球もまだまだ大丈夫です。
やはり真空管の無線機は良いですね、メーターもアナログが良いです。
 
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