▲左上 : カーテンコールは撮影OKとのことで1枚いただきました。右下 : でんちゃん(左、㈱でん六キャラクター)と山形県マスコット・キャラクターのきてけろくん(右)
【さくらんぼコンサート2024 大阪公演】
■モーツァルト：歌劇「魔笛」K.620 序曲
■モーツァルト：ミサ曲 C-dur「戴冠式ミサ」K.317
■ニキシュ：ファンタジー（オペラ 「ゼッキンゲンのトランペット吹き」 のモチーフによる）
■ブラームス：ヴァイオリンとチェロのための二重協奏曲 A-moll op.102
Sop : 老田裕子
Alt : 在原 泉
Ten : 鏡 貴之
Bar : 井上雅人
Cho : 山響アマデウスコア、びわ湖ホール声楽アンサンブル、パナソニック合唱団
Vln : 辻 彩奈
Vc : 上野通明
阪哲朗/山形交響楽団 https://www.yamakyo.or.jp/
21.06.2024, The Symphony Hall, OSAKA
山形交響楽団さま、大阪へようこそ。
開場前からいつもと雰囲気が違う。ホール前の並木道に人がかなり(とは言ってもざっと30数人くらい?)いる。
そして開場とともにホールに入ると、おばちゃん率高し。いつもは、おっちゃん:おばちゃん=6:4くらいだが、今日は3:7、いや2:8くらいか?
すぐその理由が分かった。おそらく、同時開催の山形物産展のさくらんぼ目当てである(笑)
あっという間に行列ができ、1パック1,000円(1,500円から値下げしたとゆーてはった)のさくらんぼがガンガン売れていく。15分で完売。
買い損ねたおばちゃん、「えっ、15分でもうないの!?」と若干キレ気味で山形響関係者に詰め寄っていた(爆)
そんな山形産さくらんぼパックだけではなく、物産展大繁盛ですわ。最初わんさかあったのが、開演20分前には半分ほどになっていた(^^;)
で、本題のコンサートである。
プレトークで専務理事の西濱さんという方がMCされていたが、話し上手い上手い。軽くボケてつかみはOK。指揮者の阪(ばん)さんとの掛け合いも絶妙なテンポと距離感。ご本人曰はく、山形響の前に2011年まで関西フィルで仕事されていたとのこと。道理で(^^ゞ
まず「魔笛」序曲。阪さんは指揮棒なし。
アンサンブルはもちろんプロのそれだが、イマイチ輝きに欠ける。地方のオケだとこんなものかなと思った。
次の「戴冠式ミサ曲」。
プレトークでお話があったナチュラル・トランペット。見落としたが「魔笛」でも使っていたのかも。阪さんのこだわりを感じた。
曲は早めのテンポでとばす。合唱もソロもしっかり声出ていて、全くもたれるところがない。
しかし考えてみるとこの曲、カラヤン/ウィーン・フィルのバチカン・ライブしか聞いたことがない。サン・ピエトロ大聖堂の残響を考えてか、テンポはかなり遅めなのだろう。おそらく今日の演奏がホントのテンポと思われ(^^ゞ
あとプログラムの楽器編成のところをみて判明したのだが、びよらがない!! 知らなんだ～(爆恥)
後半1曲目はニキシュの「ファンタジー（オペラ 「ゼッキンゲンのトランペット吹き」 のモチーフによる）」である。ここからは阪さんの手には指揮棒が。
曲の冒頭、あれっ?オケの音に輝きが。前半とは打って変わって洗練された(失礼(^^;)音に。気のせい?
この「ファンタジー」はいちおうユウツベで予習して行ったのだが、最初聞いたときははっきり言って「ふぅ～ん」だった。ところが生で聞くと、ええ曲やん。山形響、ひょっとしてモーツァルト苦手...なわけないか。
それと、聴きながらプログラムのメンバー表見ていたら、セコバイに「ヤンネ舘野」(舘野泉氏ご子息)の名前が。顔を上げてステージ見ると、トップサイドにいらっしゃいました。前半気が付かなくてスミマセン。
そして本日のメイン「ドッペル」。
オケの編成が小さい(ストバイ:4プル?～Cb:3本)ので響きの厚さはイマイチだが、なかなかの熱演。辻彩名・上野通明両名のソロもすばらしかった。
ソリスト・アンコールは張り紙見てくるの忘れだが、モーツァルトの「魔笛」(たぶん)のアリアをVln・Vc用に編曲したものか? ちょっとメールして聞いておこう(※)。
帰りに入り口でおみやげ、山形東根産さくらんぼと山形響スポンサー・森下仁丹「鼻・のど甜茶飴」いただきますた(写真右上)。さらにプレゼントにも当選(プログラム4ページに「当たり」シール発見(^^)v)し、山形県産さくらんぼ200g(写真左下)までいただいてしもた。
いろいろとありがとうございます>山形交響楽団さま
という具合に、さくらんぼとコンサートのどっちがメインかよくわからない、山形交響楽団さまのさくらんぼコンサートだった(再爆恥)
来年は6月20日來阪、オッコ・カム指揮とのことなので、また行こうかな♪
【6月24日追記】
※:山形交響楽団さまにアンコール曲について問い合わせ、本日回答いただきました。
「魔笛」から「私は鳥刺し」のVln・Vcバージョンですた。「たぶん」どころではないほどの有名曲ではないか(;^_^A