神戸遠征 ~ 特別展「Colorful JAPAN-幕末・明治手彩色写真への旅」と北野異人館 | 気が向いたときだけの大阪日記

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タイトルのまんま、気が向いたときだけの不定期大阪日記です(笑)

 

神戸市立博物館で開催中の特別展「Colorful JAPAN-幕末・明治手彩色写真への旅」へ侵攻。

 

 

特別展「Colorful JAPAN―幕末・明治手彩色写真への旅」

https://www.kobecitymuseum.jp/exhibition/detail?exhibition=378

 

 

いつものように開館時間(今日は9:30)を目指し出立。

 

予定より1本(?)早い新快速に乗れてしまい、はよ着きすぎた(^^ゞ しゃあないので博物館近所をぶらぶらして時間つぶし。

 

開館3分くらい前に戻ると、他の展覧会だと少なくとも7~8人くらいはいるのに、今日は誰もおらん。

 

 

開館時間には計3人。全員おっちゃん~じじいな年代だった。

 

 

チケットカウンターでスマホをピッとやり、2F展示室へ。

 

幕末から明治20年代にわたり作られた「手彩色写真(てさいしきしゃしん)」、いわゆるモノクロ写真に一枚一枚手作業で色を付けた写真の展覧会である。

 

その手彩色写真の顧客は外人さんだった。そのために構図・モチーフは「東洋の神秘・JAPAN」を表現するものが多く選ばれる傾向にあり、色自体も実際のものとは若干異なり、妙に鮮やかかつ生々しい。

 

それらの手彩色写真は、これまた日本の芸術である蒔絵の表紙の豪華なアルバムに綴じられ、展覧会ではそんなアルバムも展示されている。

 

それにしてもお客さん少なかったわ~ 帰るころにはまあまあ増えてきたが、それでもいつもの企画展と比べるとまるで「地方の美術館の常設展示」レベルの入りである。

 

開館直後なんか、どう見ても博物館スタッフのほうが多かったもんなあ。

 

というわけで、すいているのでお勧め。企画展にしては1,200円とちょっと安めだし。

 

 

んで、展覧会の後は南京町というのがいつものパターンだが、今日はミーハーにも北野異人館へ。神戸は何十回も来ているのにいまさらの初・北野異人館街。

 

 

北野坂を歩く...というか上る。下の方は傾斜角度8度と表示があった。

 

 

 

北野坂のオサレなスタバは有名だが、坂の途中のローソン(神戸異人館通店)までオシャレである。

 

 

上のビニールのひさし(なんていうの?)のところがいかにも外国っぽい(意味不明(^^;))。ローソンでこんな外観の店舗は見たことないので、場所柄気を使っているのか? 

 

甲子園の黄色いローソンや、広島站からマツダスタジアムへ行く途中の赤いローソンみたいなものか?

 

 

北野坂を上がり、トーマス坂へ入るとさらに勾配は急に。国道408号線・暗峠を思い出した。

 

 

 

坂のてっぺん近くに「風見鶏の館」。NHKの朝ドラ「風見鶏」で有名になったが、風見鶏の館とドラマはでんでん関係ないらしい。

 

 

 

いろいろある異人館を単館チケットで観る手もあるが、コスパ悪いのでセット券を購入。これまた何種類かあるうちから「3館共通割引パスポート」1,400円をお買い上げ。

 

 

3館というのはオーストリア館・オランダ館・デンマーク館である、って書くとまるで万博やなあ。

 

ところがこの北野異人館のチケットが曲者で、このキャッシュレス・大量インバウンドの時代にまさかの「現金のみ」なのだ。舐めてかかって現金あまり持っていなかったので、ちょっと焦った(マジ)。

 

 

チケットはオーストリア館の窓口で買うたのだが、窓口のおばちゃんが大阪のおばちゃん以上におせっかい気味に親切(^^;)

 

まずこっちを観て2階に上がってなんちゃら、オーストリア館の次はデンマーク館とか指示されたり、オーストリア館の前の屋外カフェのメニューの説明までしてくれた。

 

 

 

まずオーストリア館。

 

モーツァルトとウィーン、ハプスブルク家がテーマになっている。館内ではモーツァルトの曲(だと思う)が流れる。

 

 

 

 

 

 

2階にはモーツァルト使用のフォルテピアノの複製がある。フジコ・ヘミングさんが弾いている写真もあった。あと、なぜか鶴瓶師匠も訪れている。

 

 

 

 

んで次は、ちょっと(ホントちょっと)下ったところり「香りの家・オランダ館」へ。

 

こちらは他の2館とは違い、旧オランダ総領事館のガチ異人館である。なので2階には総領事の執務室がある(写真撮り忘れた)。

 

 

 

「香りの家」ということで、自分好みの香水を調合してくれる。お値段は9mlで3,960円。

 

9mlというのがどれくらいの量かわからんが、高っ。自分で調合体験もできるそうな。

 

 

 

どうもオランダというと「フランダースの犬」や貧乏なゴッホのせいか、ヨーロッパの中でも地味なイメージしかないが、総領事館というだけあってなかなかゴーセイである。

 

そして館内ではモーツァルトのK.136がBGMとして流れていた。

 

 

 

そんな中でこんな地味なダイニングを見るとホッとする。
 

 

 

バスルーム。

洗面台がロイヤルドルトン(英国の高級ボーンチャイナ)というところにビックリというかワロタ。ちなみに拙宅にもロイヤルドルトンのお皿ありまふ(^^)v

 

 

 

3館の最後はデンマーク館へ。

 

 

 

こっちはバイキングとアンデルセンがテーマ。デンマーク館というより、ほぼ「バイキング館」。

 

 

 

3館共通割引パスポートにスタンプ欄があるので、しっかり捺した。左からオーストリア館、オランダ館、バイキング館...やなくてデンマーク館。

 

 

冬も終わって春の行楽シーズンなのでもっと観光客がいるかと思ったら、日本人もさることながら、ガイジンさんもあまりいなかった。心斎橋やなんばのほうが、はるかにガイジンさん多い。

 

オーバーツリズムといわれ、京都なんかはエライことになっているのにちょっと意外だった。


 

今日のお昼は南京町の中華料理はパスして、せっかくの神戸、しかも北野異人館街なのでなんかオシャレなもの食べたいなあと歩いていると、ふとメニューが出ているのを発見。

 

しかしメニューが道路沿いに出ていなかったら、そこにお店があることすら分からず素通りしていたくらいの、ほんと「石畳の小路にたたずむ花と緑に囲まれた一軒家レストラン」である。

 

というわけで、お昼はフランス料理で決定(^^♪

 

 

入ってみるとかなり広い。2階もある。お客さんは3割くらいの入り。

 

そらそうやろなあ。通りすがりにふらっと来るような場所ではない。

 

 

ご注文は本日のランチ1,870円也。一番安いメニューでごめんなさいm(__)m>お店の方

 

その構成はこんなん。

 

■淡路島直送の玉葱のポタージュスープ
■真鯛のパイ包み焼きブールブランソース
(又はじっくり煮込んだ牛ホホ肉の赤ワインソース煮込み)
■神戸のおいしいパン
■コーヒー
(又は紅茶)

 

 

はやいはやい。スープは速攻で出てくるし、メインも定食屋のランチ並みのスピードで登場(爆)

 

もう、美味しくないはずはない。極楽~♪ ごちそーさまでした。

 

 

ランチ後、異人館もう一コ、無料ということで「ラインの館」に行ってみた。他の異人館とは異なり、案内書やイベント会場として使用されているっぽい。

 

ただ、高台にあるので2階からの眺めはお勧め。

 

そしてここは館外からの撮影に関しても「スタッフに声かけてください」とめんどくさかったので、敷地外から撮影。

 

 

 

その「ラインの館」の前には、「北野通り3館パス」対象の英国館・洋館長屋・ベンの家があるので、次回はこっち観に行こう。

 

 

 

帰りに北野坂を下っていると、ダルビッシュミュージアム(スペース11ダルビッシュミュージアム)を発見。そのうちに行こう。

 

 

 

北野異人館街に足を踏み入れ、今回は神戸のおしゃれ度にますますビックリ。大阪と神戸が同じ国にあるとは思えん(爆恥)