【最近買ったCD】諏訪根自子のブラコン | 気が向いたときだけの大阪日記

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タイトルのまんま、気が向いたときだけの不定期大阪日記です(笑)

 

 

■ブラームス : ヴァイオリン協奏曲D-dur op.77

■ベートーヴェン : レオノーレ序曲 第3番 op.72b

Vln : 諏訪根自子

上田仁/東宝交響楽団

1949年11月28日、NHKラジオ第2放送音源

 

 

諏訪根自子(1920~2012)の名前を初めて知ったのは約30年前、深田祐介氏の『美貌なれ昭和 諏訪根自子と神風号の男たち』でだった。ただ「諏訪根自子と」とあるものの、諏訪根自子が出てくるのは最初の方にちょっとだけである(^^ゞ

 

「諏訪根自子、すごいビックリマーク」とは聞いていたが今までソロ曲しかなかったせいもあり、クラオタ オーケストラ部門の人間としては聴いたことがなかった(笑)

 

たしかにこの諏訪根自子全盛期のブラコン、すごすぎ!! 

 

ただ、もともと放送録音なので昭和24年という時期と古さを考慮しても文字通り「レコード」、つまり「記録」として聴いた方がいいと思う汗 録音メディアもアセテート盤で劣化はひどく、SP復刻版よりも音質は落ちる。さらにノイズで演奏がかき消されてしまっている部分もある。

 

という状態の悪さがあるものの、柔らかく歌い、そしてバリバリ弾きのブラコンはカンドーものである。もし現在の録音レベル、ないしは生で聴いたらどんだけすごかったことかあせる

 

バックの東宝交響楽団というのは東京交響楽団の前身で、これまた当時としてはびっくりレベルの演奏を聴かせる。

 

現時点ではこのブラコンが諏訪根自子唯一の「オケ曲」の録音だが、クラオタ オーケストラ部門としては他にも出て来ないかなぁと密かに期待を抱くのであった(爆)