さほど重要ではないポルトガル雑学(4) 闘牛 | ポルトガル語学習のブログ

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あえてポルトガルのポルトガル語中心です。
言語学ネタも少しだけ。

あまり有名ではないのですが、ポルトガルにも闘牛があります。
それも細々とおこなっているわけではなくて、シーズン中はわりと
定期的に開催されています。
実際、リスボンにはこのようなりっぱな闘牛場があります。

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でも、スペインとはやり方がけっこうちがっているようです。
スペインでは基本的に、闘牛士対牛の1対1で、闘牛士は剣をもっています。
それに対してポルトガルでは、牛一頭対数人でおこない、人は素手で
牛に立ち向かいます。

またスペインでは、最終的に闘牛士が、持っている剣で牛を殺して
しまいますが、ポルトガルでは素手で牛をつかんで、牛の背中を地面につける
ことをめざすようです。
(牛を人の力でねじふせる、ということでしょうか。)

剣で殺してしまわないので、ポルトガルの闘牛は(スペインとはちがって)
残酷ではないんだ、ということをポルトガル人の先生が誇らしげに
話していたことを思い出します。

でも、牛も戦いにいどむということにかわりはないので、終った後に
興奮しすぎた牛が死んでしまう、ということが少なからずあるらしいです。
なのでそこはいばれないんじゃ、ともおもいます。