前回の
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● 最初に目につくところは、家の形と足元 ”アプローチ”
● アプローチをつくる理由は、
通路としての利便性確保以外に、
家の印象が良くなるから!
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の続きで、
「玄関ポーチ」の話です。
★ 玄関ポーチの話
我が家の玄関(たまには、夜景で)
門から玄関に続く通路がアプローチ。
アプローチから階段を3段上って、玄関ドアの前のタイル張りのスペースが玄関ポーチ。
玄関ポーチは、玄関ドアを開けても安全に立つ場所があり、軒や庇で雨が掛からないこと。
しかも、
清潔でお洒落に仕上げると、家の印象がググッとGOODになります。
例えば、
観葉植物や置物、素敵な傘立て、置いてみたい!なんて・・・
その前に、
大切な(というより、基本的な)敷地の高さの話から。
★ 敷地の高さの基準の話
まず、家を新築する場合に、敷地の基準とする高さで重要となる、
BMと設計GLについて
家を設計する場合、最初に基準とするのが、BM(ベンチマーク)
設計士さんと打合せし始めて、建築図面を見せてもらうと、
必ず、BMと設計GLが書かれています。
☆ これ、必ず確認して下さい。
◎BMは、
現状の敷地に対して基準となる高さで、絶対に動かないものを基準にします。
我が家の場合は、メイン道路のマンホールの蓋。
住友林業の場合は、敷地調査の報告書で、BMが設定されて、敷地内や境界付近や周囲の道路の高さの多くのポイントで測定して、BM±○○mmで図面に記載されます。(これだけでも、5万円支払う価値があります、ハイ!)
◎設計GLは、
家が完成した時の地盤の高さのこと。
建てる前の高さは現況地盤といい、現況地盤が、BMからマイナスなら基準より低いことになります。
設計GLをBMより高くすると現況地盤との差を盛土で造成すると言うこと。低くすると道路や隣地からの雨水が敷地に流入するかもしれません。
我が家の場合、設計GLは、BM+280mm。
さらに、住友林業や大手HMの場合、1階の床の高さは、設計GLより+600mm前後。
BMがほぼ道路の高さで、床までが道路からかなり高くなります。
我が家の場合、
玄関の上り口の玄関框が、約170mm
(設計180mmで、玄関タイル張りに傾斜をつけるため上り口側が若干高くなる)
・道路(BM)から床まで、
280+600=880mm
・道路(BM)から玄関土間(玄関で靴を脱ぐタイル張りところ)まで、
280+600ー170=710mm
※水はけを考慮して、玄関ポーチにも若干の傾斜があるので、
玄関ポーチの高さは、約700mm
道路から、玄関ポーチまで、水はけを考えて、
アプローチに傾斜をつけて、さらに玄関ポーチに上がる階段をつけて、玄関に繋げますが、
この階段、
2段? or 3段? どちらがいい?
★ 玄関ポーチへの階段の話
◎ 一般的な階段の話
建築基準法で、一般住宅の階段寸法は、
蹴上(階段の高さ)23cm以下、踏面(1段の奥行)15cm以上
と決められています。
が、奥行15cmでは、足の長さ25cmの人でも10cmはみ出します。
毎日使う玄関の階段なら、安全にシッカリ足の裏が乗る長さが欲しいです。
公共施設などは、蹴上15cm、踏面30cm
となっている場合が多いです。
これなら高齢者でも安心です。
一般に、上りやすい階段の寸法は、
蹴上×2+踏面=60cm
と言われています。
公共施設なら、15×2+30=60cm バッチリ!
★ 我家の階段は ”3段”
我が家の、玄関ポーチの階段は、
蹴上14cm、踏面30cmの3段、
先程の、上りやすい階段の式に当てはめると、
14×2+30=58cm 余裕!
そこから玄関ドアを開け、17cmの玄関框を上がると、
あとは、完全にバリアフリー
平屋で、将来、足腰が不自由な高齢者になっても、
玄関にたどり着ければ安心!
では、
玄関アプローチから玄関ポーチの階段は、なぜ3段?
実は、設計士さんとの打合せで、
玄関ポーチの階段は、「2段にしますか?3段にしますか?」
って聞かれました。
設計士さん曰く、
「どちらでも問題なく合いますよ~」
・2段の場合は、
1台の高さを16~17cmあたりにして、門からのアプローチの勾配を上げて合わせます。
・3段なら、
14cm程にして、アプローチの勾配を少し緩くします。
玄関框が17cmですので、2段でも全く問題ないし、2階建ての階段は、1段あたりが、もっと高い!
それなら、2段の14cmでも3段の17cmでも、全く問題ない!
と思ったけど・・・
3段にしました。
理由は、
① 2段より、3段の方が、カッコいい!
② 将来、高齢者になって、階段が登りにくい!となったとき、少しでも緩い方が、なんとかなるハズ!
③ 親戚など、高齢の人が来た時に、緩やかな階段なら、なんとかなる。
さらに、手摺も付けておく。
もし将来、車椅子が必要となれば、
スロープや簡易のスロープのスペースがある。
こちらもご参考に
玄関の照明の話
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