妊娠10週で大量出血の続きです。


約20年前の夫との出会いから、ドイツ移住に至るまでを書いています。

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つわりと眠気に襲われながらも、10週までは順調にいっていた妊娠生活。


でも、夫がフランス出張に出発した日の夜に、大量出血してしまいました。


夜中に病院に駆け込み、先生からは出血が多いので厳しいと言われましたが、赤ちゃんはまだお腹の中で元気だったので、入院して様子を見ることに。


東京から沖縄まで、父親がすぐに駆けつけてくれました。


出血の量が多くて血がサラサラしているので破水しているのかも、と言われたのも気になりましたが、数日後の診察で新たな懸念点が出てきます。


子宮頚管(産道)が妊娠初期(10週)にしてはかなり短く、3センチを切っている、と。通常、妊娠8ヶ月位までは4センチ以上あるのが望ましいとされていて、2.5〜3センチを切ると即入院と言う産院がほとんど。


入院から数日後、私と父が主治医に呼ばれ、説明を受けました。


出血の原因ははっきりとはわからないけど、妊娠初期の出血は珍しくなく、赤ちゃんは順調に成長している。それより、子宮頸管が短すぎるので、赤ちゃんが出てこないように、子宮の入口を縛る手術をした方が良い。手術には流産のリスクが伴う。


ドクターからの言葉で印象的だったのは、28週までいけば、障害もなく育つ可能性がかなり高くなるので、28週まで、、、欲を言えば30週までは何とか頑張ってほしいと言われた事。


頑張れって、、、どうやって??しかも、そんなに深刻な状況なんだ、、、と目の前が真っ暗になりました。


そうは言っても、赤ちゃんはお腹の中で元気に成長している。もう、今できる事をやるしかない。


妊娠12週で手術を受けることになりました。


この手術を含めて、全部で3週間入院しました。父が最初2週間滞在して、入れ替わりで夫が帰ってきました。


その時には私は手術も終わり、だいぶ落ち着いていました。私が意外と元気だったので、夫も少し安心したようでした。


入院生活中は、同僚が何人かお見舞いに来てくれました。本やマンガをたくさん持ってきてもらったので、それでだいぶ気が紛れましたが、トイレに行くたび、出血の量に一喜一憂する日々。


それでも頑張れたのは、毎日の診察で見せてくれる赤ちゃんのエコーのお陰でした。私の心配をよそに、すくすく成長している赤ちゃん。今振り返るととっても娘らしいな、と思います。


続く。