∞心機一転まさるの日記∞ -10ページ目

∞心機一転まさるの日記∞

規律の厳しい役所を退職し自然豊かな山間の温泉町に道場を造りスタートしました。しかし元職からメールが一通!堅い仕事の師範役に逆戻り!

カンさんたちの仕事も、厳しい法規制の下ギリギリの妥協点を見つけて、相互に”目配り〟”気配り〟の中で運用されている。

 

カンさんは貿易会社の交通部門で、クルーザーの管理運用を担当した経緯から、起業し現在も交流があり、海上移動や顧客の接待などで便宜を図り優遇されている。

 

同業先輩のショウさんと分担しながら、専属ではないが大型のオーダーの場合はカンさんが配船、違う顧客が外洋航路を乞う場合は、安全性を優先し大型のカンさんが対応することにしている。

 

そういう場合は、マイルドではなく結構なチャージフィーで、カンさんが大型を導入してから、正規の運行より収入が桁違いになっている。

 

怪しげな客の場合、予めショウさんに依頼し助手の名目で助っ人を乗船させ、安全運航を目指す、時にはカン縫製会社のシン警備主任に声を掛け、バイトを頼むことも有る。

 

 まさるが入庁直後に台北で遭遇した事件で、〇事館の応援に研修生が3人派遣され、イレギュラーな追跡業務があり、香港からマカオまで臨時外交官とした経験があった。

 

本庁の現役管理官に同行し、〇事館の情報と現地の海事局や○○〇備艇に便乗して、大陸の沿岸沿いを逃亡者を追った。

 

容疑者は地理に詳しく、漁船やクルーザーを調達して、〇南島近くまで追跡した。

まさるの新人時代の海外派遣ににも、海上旅客運送でお世話になったのが、カン・ソンシ(榊原修二)さんで個人営業で依頼者の要望通り、時間外でも運行し〇国語が堪能で、当初〇国生まれの人と勘違いしながら付き合っていた。

 

〇国人の助手が乗船して居たので、まさるに話しかける時は小さな声で、〇本語で状況を話して呉れまさるが新人の役人だと気づき、〇本人として自然なかたちで地理や地元の司法の情報など丁寧に話、逃亡中の漁船が逆に猛接近しても、適切に操船相手の船腹にキッチリ寄せて強硬乗船して船内捜索も捗った。

 

カンさんのクルーザーは通常のパワーではなく、密かにエンジンをバージョンアップしレーダーは外洋の航行にも不自由なく、無線と衛星電話を装備し船腹を補強強化して、通常のクルーザーとは少し重くなったが、頑丈である。
 

船舶検査(船検)は、ディラーに任せるがパワーアップも外装補強もパスしている。
深圳で始めた海上運送も軌道に乗り、交友が広がり公的機関からも声が掛かったり、裏の世界からも友人を通してお客の要望に応える。

 

カンさん一家が深圳で遭遇した事件の経過が、裏社会にも伝わり残虐行為に関与した人間が追われて、香港の場末のドヤ街に逃げ込んだ。

そこは裏社会の根城で、追っていたカン縫製のスタッフを手伝ったのが縁で、付き合いが続き、その時のチョウ組長とは今でも、情報交換がある。

 

誠実なカンさんは口が堅く武道はプロ級で、頼まれた仕事は手抜きせずカタを付けるので信望が厚く、やばい人物の移動などにも利用してくれる。

海上輸送の運行時間は、8時~18時だがカンさんは非公式な仕事も、気持ちよく運行するので信頼されている。

 

まさるたちが協力要請したときは、会社を休業扱いにして昼夜張り付いて捜索活動に従事、沖合で待機する時は俄かシェフになってランチを提供する船長さんだった。

まさるも、大学時代から英語にフランス語と中国語を学び、会話程度は不自由しないが新人時代のカンさんからのさり気ない協力が信頼関係になった。

 

本庁よりアジアの事案を多く扱う内に、海外に拠点を設け情報の収集と事案の究明なども担当し、個人的なアジトを3か所ほど設定していた。

 

ホンコンでは、カンさん夫妻とも付き合いがあったが、シンガポールに滞在が長くそれだけ事案が多ったようだ。

 

カンさんは4人家族なってマカオに居を移したが、子供の教育が気になり、長男のシュウジンくんをシンガポールに留学させ、2番目のハーウインちゃんも小学高学年になったら同じように留学させることを考えている。

 

ユウリンさんは寂しがるが、風紀の乱れたマカオや香港の空気は養育上芳しくないし、両親を失ったユウリンさんは幼児時代から日本語に馴染んでいるので、日本行き希望だった。

カンさんも、今の仕事が順調なので将来を見据えて、静かな国に移住する気持ちがあり生まれた長野は少し寒すぎるが、東京などは香港マカオと差が無いので、田舎の条件の合う場所を模索している。

赤坂で起きた深夜の被害者は、国政に影響するぐらいの大物だったらしいが、余り先が長そうでもない高齢になり周りも一声で動くモノが無くなったらしい。
いわゆる高齢で、話の辻褄が合わなく妄想の部分が有ったらしい。

自分の影響力低くなったのが面白くなく、政治を動かせず手元に資金も少なくなり、海外に貯めた膨大な黒い資金が有るのに、手近かにないのが気になったようだ。
マネロンに強い反勢力の手先だが、近藤を手懐け報酬を10倍くらい張り込み、海外に分散した口座を2-3回もレイヤリングして自分でも分からなくなる程の残高だったらしい。
それをケリーと話を合わせ、一つの口座にまとめ国内に持ち込むことを約束させたらしい。

その耄碌したフィクサーは、現世界では100弗紙幣以上は、金融機関や国家予算など、架空の世界でしか通用しない1万ドル紙幣を、銀行封印で持ち込ませた。
ケリーも集めるのに4か国ぐらい回ってスーツケースにに詰め込み、通関の厳しい国は裏社会に金を積んで運ばせたようだ。
近藤も運び役で、中近東迄迎えに行ったようで、当時から可なり仲たがいだったが、両方ともマネロンの金を横領する作戦だから、表面的には仲間・協力者風を装っていた。
神田〇部と二階堂〇部が、伊万里から唐津までの足跡を追って、大浦で喧嘩になったのは、外洋を走る船舶が見つけて居ないのに、いかにも伝手があるように言って居たのがウソとわかり怒ったようだ。
またフェリーでも二人が殴り合って居たのを船員が見ていたが、個人的なトラブルには最低限度介入しないのがルールなので、素手で遣って居たので近寄らなかったらしい。
深夜になって、落ち着いたので見張り業務を解除したが、要注意事項になって居て日誌にも記入してあった。
着戦後に、一人居ないと申し出てきたが、実際は何処で消えたかは不明だった。

この部分は、沿岸警備艇のトオウ艇長が局長の命令でケリーを上陸させず、尋問した内容で本来捜査や尋問内容は公開されないが、まさるの捜査方針とリイー船長の交友関係を重視し、まさるに届くように配慮した伝聞だ。
トオウ艇長はあの重いお土産は局長へ提出し、処分はどうなったかは知らないと書いてあったようだ。カンさんに聞いてみたいね(^^♪

 

この話の続きは「M&SSの再起動22-2カン夫妻は独立を目指す」からこの22-18まで連載しております。
柏木まさるが入庁直後の初仕事がシンガポールで、国内では体験し得ない業務で自分を磨きケリーが香港に出没で、何回か操作したマカオ・香港にコールされ、カンさんやシンディーとめぐり合うわけです。
お楽しみに。


 

 

 

 

大浦の郵便局は伊万里の支所でATMが主機と言うか郵便とATMの利用者が多い。
ここでも身分隠匿は出来ないので、所轄の日誌に喧嘩騒動が有った本人たちの事情聴取を目的に調査していることを伝え、画像を任意で開示を要望し、ターゲットが唐津に移動し、その後の所在が不明なので確認して居ることを話す。
支所は通常は女性二人の勤務だが、毎日伊万里局から巡回連絡があり、今日は伊万里の次長がチェックして居た、意外と話が早くカメラの自動保存もチェックしているようで、事務所の隅にある制御器をあけSDカード取り出しPCにインストールしながら、「いつごろでしたかね」と聞いて来た。
「昨夜矢崎君に聞いたのですが3日前の午後ですね」と手帳を見ながら答える。
「あっつ大きい外人とサラリーマンですね、重そうなリックだ」と言いながら、顔の部分が鮮明な部分を見ながら「どうします動画のままでもいいし、画像に切っても良いですよ」と言いながら動画を早送りしていた。

そんな長くないので外人がタクシーを降りた時、ぐるっと回るように付近を観察した顔が鮮明に残っていたが石井と言った奴は顔を見られない様にか下を向いて居るのが多い。

外人の正面が一枚と石井の横顔を一枚神田君のスマホに移してもらう。
郵便局の次長が「東京からわざわざ来るとは重大犯ですかね」と興味ありそうだ。

「いやぁ重大かは分かりませんが、この近辺までは足跡が有ったので、その後何処に行ったか気にして居ました、所轄に頼んでも良いのですが、先方が表沙汰にしたくないと言うので、調査に来ました、貴重な資料有難うございます」と礼を言って出て来ると、矢崎君も気にして居て顔を出した。
「なぁ~んだみっちゃんの知り合いなの?」と事務員が聞く。
「知り合いと言うか、昨日会ったばかりの神田さんだよ」と道夫君が「健太は~?」と聞く

ので「女将は今日も案内させよう言いましたが、断りました」
「好い画像は有りましたか?」道夫君も気にしている。

「誰が見ても分かるような鮮明なのが有りましたが、石井と言うのは無かったです」

「そうでしたかじゃぁここは終わりましたね」
「あの二人は、ここら直で唐津に送ったのでしょ、どこかで食事したとか有りませんかね」
「いやこの脇に置いたバンに押し込むようにしてこの道を昇ってターミナルに送ったので、待合時間に食事したかなぁ自分たちはランチを摂りましたが」と矢崎君が考える。
「あっあそこは人の出入りが激しい所だから監視カメラが多いんじゃないかな?」と重大なヒントを出した。

二階堂君が「それです、確かにターミナルには角度を変えて2-3台セットしますからねヤマを越えるには距離が有りますか?」と聞くと
「正規ルートは国道202号ですが、ここらは10分も掛かりません。健太の代わりに送りますバンですが良いですか?」と聞く。
「贅沢なことを言える立場じゃありませんが、矢崎さんのお仕事は大丈夫ですか?」と聞くと「今朝オヤジが昨日のお巡りさんは帰ったのか?手伝うこと無いのか?と聞かれ、あぁ行って来いと言ってんだな、そのまま出てきました、大丈夫です」と笑う。

道は山と畑の間を車がすれ違えるくらいの舗装道路だった。

坂を下って行くと湾内が良く見えフェリーや観光船がにぎやかに行き交って居る。

伊万里とは違う景色だ、フェリー乗り場近くの駐車場に入り、道夫君の案内で当日の移動を再現した。
「あぁ何台かあるね、どこが管理しているのだろうか?」と周りをみる。
市なのか港なのか所轄なのか、取り敢えず送り届けたフエリー会社に行くことにした。
矢崎君が当日、喧嘩した二人を連れて窓口に行ったので、まずそこに行った。

フエリーを出している会社は7-8か所あり、そこは韓国の会社で当日外人と日本人が、なんだかんだとここでも悶着を起こしてようだ。受付の女性は、一般の客と違う事を察知、事務所に案内して呉れた、その方がこっちも都合がいい。
ここでもキチンと名乗り、事情を説明、当日の話は日本の所轄には申告して居ないと言う。
乗船は5時間以上かかるので、別料金で個室を借りる人が多いがパスポート見せるだけで記録しないので、乗ってしまえばレストランや遊戯場を自由に動ける。

当日船上のベンチに寝て居て喧嘩が有ったが、収まったようだったが西洋人が仲間が一人居ないと言い出したので緊急停止し、船上を隅々まで探した見つからなかった。
その西洋人が2人分の荷物を持って、重そうに降りて行ったそうです。
船上のトラブルは乗っている間に結論がでなけりゃ、どこにも申告する義務がなく消えたのが石井かも知れないが、一緒だと思った西洋人が何も言わないので、其のままらしい。
神田君が「乗船時のチェックはパスポートをコピーしますか」と聞くと「はい乗船券とパスポートをスキャンしますから記録されます」「それの保管所は何方になるのですか?」と聞くと「大体1年間は航路ごとに保管して居ますから、最近ですからここに残っている筈です」と後ろの部屋を見る。
「その乗船時に喧嘩した二人が該当者らしいのでチェックさして頂けませんか?」

「はい分かりました、日にちと行き先と時間は何時ごろでしょうか?」と言う。
昨日から何回か復誦している日にちと時間を書き行く先は釜山だろう。
矢崎君も手伝うと言うので、民間人の協力で面透視にに近い作業を始めてた。矢崎君が送った次回行の釜山行きだから4-50人だった。
最初に道夫君が「あっつ此奴だ」と言ったのが西洋人で、次に石井と名乗ったのもパスポートを提出していた、石井ではなく近藤だった。
シッポを踏んだので、フェリー会社に礼を言い、道夫君が帰るので序に伊万里の温泉に送って貰うことに知った。
温泉の玄関につくと京子ちゃんが大喜びで、神田さんに飛びついて来た。
「わぁ~京子ちゃんが元気になったねぇ」と抱き上げた。

美佐江さんも飛びつきたいらしいが、控えめにニコニコしながら丁寧に頭を下げる。
この二人はこんなに持てるのは初めてで、嬉しいやら恥ずかしいやら、若し制服なら絶対にない場面だ。
その場でWiFiw借りることにし、事務所の隣の応接間で〇庁の公用アドレスにアクセスして、今取得してケリーのパスポートと石井こと近藤信二のパスポートのコピーを送った。
瞬間的に折り返して、「デカシタ神田・二階堂助かったよ」と鈴木さんの感涙が見える様だ。「これでフィクサーが二重裏切りで、バハマの見せ金を横取りしようとして逆にケリーに絞殺され玄界灘に流されたようだ」
近藤は隙あらばスーツケースを奪おうと狙って居たが赤坂から伊万里まで足跡を残さず逃避行したが、大浦海岸で躓いたようだ。

近藤も公務員だったが、永田町の甘い勧誘に巻けて人生を終わらしたようだ

西洋人はアメリカ生まれのバハマシンジケートのケリーと言う、その世界では二重三重の仮面の男で、何が生業なのか分からない男らしい。
赤坂で見せたのは本物だが、一ツ国予算以上の紙幣を持ち込み、見せ金でサインを迫り、一気にケリを付け海外資産を一掴みにして、東南アジアのシンジケートに逃げ込もうとしていた。

日本の国内では二人で行動し、重いスーツケースとリックで分担したから動けたが、近藤が消えて一人でフェリーから降りる時は、甲板員も手伝って昇降機を使ったらしい。
国内から出たので結構大きく振舞ったのかも知れないが、どこへ飛んだか気にはなる。

 

海外でもドル紙幣は100弗が一般的で、1万ドル紙幣を山ほどかき集めて、永田町の黒いフィクサーの目の前にに積んで見せ、受領のサインを書かせた瞬間に一突きで心臓を止め、二人でリックとスーツケースに詰めなおして、何気なくハイヤーに乗り込み地方の不良船舶でを乗り継ぎ九州までたどり着いたようだ。

 

神田君のPCに画像とコメントがあった。

赤坂は所轄の息がかかっていて間一髪だった。
スーザンが寸前で戻った。
フェイクサーは異なる系統が絡んで居て面倒だ。
面は不鮮明で使えない、若し有ったら至急頼む。
タレントは二人で英語と日本語です

伊万里で二人、途中で一人消えて明日はプーサンです

所轄にパスポートのコピー有り
明日は唐津でフェリーの乗船経過をチェック

日報より短くLINE並みのコメントを送る

昨夜は遅くなったので途中で清水健太くんの知り合いの店で海鮮丼ぶりを食べた、遅くなった事情を三枝美佐江さんに報告し「食事は途中で済ますします」と連絡。
傍に京子さんがいた様で「お二人と一緒に食べると言って」夕食を食べずに待って居た様だ。
急に親しみを持ったようだ。

美佐江さんも、一人娘の我が儘を聞いた様で、何となくホットした気分だ。
10時過ぎに帰り、温泉に入ってサロンでお茶を頂く。
清水君の昔からの友だちが、組合長の息子で当日対応したので、詳しい話が聞けた。郵便局の監視カメラの画像がありそうなので、明日もう一度浜に行きます。
「それでは少し、お手伝い出来たのですね」と喜ぶ。

「少しでは在りません被疑者と対面して、適切に唐津に送り出したので当地では当人同士の殴り合いだけで、事が済んだようです」

「喧嘩したのですか?」
「ニュースになりませんが、計画通り船が出せず外人が怒って殴り合いになったようです」

「危険人物だったのですか?」
「おそらく事前に。高額の料金を払ってあるのでしょうね」
「何でこんな辺鄙な漁港を狙ったのでしょうか」
「この先は捜査上の丸秘部分ですか、先ず身分を知られたくない、チェジュに近い、外海を走行できる大きなふね(中型の漁船)大きな荷物があるなど、可なり条件が有りますが、通常の漁船は一級航海士の免許は必要ないのですが、ここには大きな船が有って、免許保持者の氏名が検索出来たらしいです」
「そんな詳細な情報は簡単に調べられのですか」と美佐江さんは前職は何だろうと考えながら二階堂君とアイコンタクトしながら
「これは我々も遣りますが、ある一定の任務に従事する人間の職権で一般のWeb検索では見れない情報が赤裸々に掌握できるシステムがあるのです」
「と言う事は、ここに来た人間もそいう立場なんですね?」

「そうでしょうね、役人でも公務員でもすべてが聖人君子では無いので、常識を逸脱するのも居るでしょう、僭越ですが三枝さんは何方かにお勤めでしたか?」と聞いてみた。
「神田さんも鋭いですね、私は5年ほど福岡で司法関係に勤めました、何か残って居ましたか?」
「いやぁ質問の仕方が順序良くスピーディに出来るので、検事や弁護士さんかなと感じました、二階堂君はどうかな」
「私も、いいテンポだなぁ、これを外したら落ちちゃうなと思いました」と笑う。

「ここではお客さんと話すだけですから、のんびりですね、お二人の身に付いた話しぶりから、自然にテンポで上がるのでしょうね、気を付けます、でも気付かれたのは初めてです」と微笑む。
「済みません余計な詮索っをして失礼しました」
「皆さんは4大後に。1年位府中で研修があるのでしょう、結構厳しいそうですね私の後輩に名護・スーザンって居たがモデルさんのようにきれいで頭が良く空手が強く?元気かな」
「えっつ名護さんをご存知でしたか?」と二階堂君が驚く。
「何でぇスーザンと彩音ちゃんは仲が良く、時々道場で話しました、でも二人は〇庁に魅力を感じ、私は裁くことが面白そうと道が分かれました」
「そうでしたか。この間名護〇視の指揮で事案を処理しました」
「そうかスーザンは〇視さまか、この辺の署長さんになれる階級だね」
「彩音さんもスーザンも3歳も離れていたが結構お話しできたね、二人とも綺麗で頭が良くて強くて、性格が良く評判だったよ」昔を思い出した様だ。

「今晩は昔を思い出せていただき有難うございます、まだまだお話したいですが、明日が有りますからお休みください」とお開きにする。京子ちゃんはは親が話したことがない話を友達に話す様に砕けた話し方でお二人を持て成しているのが眩しかった。

母親の内面を見た様で、興奮してしまう。

まだまだ聞きたいことがいっぱいだ、スーザンと言う女性にも会ってって見たいと思う。

二人はへに戻って、Wifi を繋ぎPCでレポートを書き、LINEとは別のWebで送る。

「先日電話した花和産業の石井です、漁船の改良型で連絡船に用立てる件ですが、これから出かけられますか?」と聞いてきました。
「石井さまでしたか、どこにお電話しましたか?」と聞くと
「この地方でしょう唐津の裏側の伊万里からチョット離れた漁港だと言いましたから」
「お話ではこの辺ですがお相手の名前は何と言いました?」
「名前は聞かないが大浦漁業組合の事務所だ、すこし訛りがある女性だった」
「何で大浦なんだろうここには電話も無いし、漁協の事務所はうちの家だが初耳だよ」と対面した矢崎道夫君が悩む。
その時スーツケースに腰かけていた外人がいきなり「XXOOXXOOD~」と大声でわめき立ち上がった、石井と名乗った男が後ろ向きに「だまれっシャーラップ」と相手を小突いた。
スーツケースに掛けていたがチョット押されただけで、キャスターが廻り外人もひっくり返る。日本人が「ソーリー」とか言って手を出したが、転んだ状態の外人が起き上がり、下からアッパーが顎に命中する。
重そうなリックを背負った状態で後ろに転び、怒った様だ。
リックのベルト外し両足にタックルで倒し、上に乗って両手で交互に顔面を殴って鼻血が出た。
道夫君も、勝手に喧嘩している二人には手のほどしようもなく見ていが、知り合いが電話のポーズをしたので、おまわりさんに任せようと待つ。

二人も疲れたのか手数が少なくなり、石井何とかも膝をついてはぁはぁしている。
サイレンの音が次第に大きく成り小型のパトカーが寄って来た。
知り合いの中年の警官がでかい男たちが殴りあって汚れたっ恰好で寝たり座ったり。

嫌な役割だなぁと感じながら、色々質問し「何で喧嘩になったか?と中身はなんだ?」と厳しく追及する。
曖昧に遊覧とか、ビジネスとか言い逃れをするがチェジュ島に行く話はしないので道夫君が言い出そうと思ったが、直接関係ない第三者が口出しを慎んだ。
何だかんだと言いながら、韓国に渡りたいと言い出した。
警官はパスポートと石井の身分証明を写真に撮って、「ここからは直接行けないので、飛行機かフェリーにしなさい」と言いながら矢島さんには何の沙汰もなく解散した。

ここからは定期バスは無くお巡りさんは余計な詮索はせず、大きな荷物と外人の組み合わせだけが印象に残ったらしく日報に記入した様だ。
道夫君は二人が仲直りした訳でも無いのでまた揉めるだろうと思った。
成り行きで「何処へ行きます」と聞いてみた。
「兎に角韓国に渡りたい」
「じゃぁ九州で一番便数が多い唐津までお送りしましょう、但し危険なモノをここで出してください」と道夫が念を押した、友人が3人ほどいたので、顎で示した。
同時に3人が2人を取り囲み動作を見ている。
この4人も清水君の友だちで同年代で、喧嘩が強い。
石井も外人ももぞもぞと内ポケットから刃の長いナイフを出した。
「一応預かりましょう定君二人の荷物をバンに載せて呉れ、誰か一緒に行ってくれ」と言うと3人が手を挙げたのでじゃぁみんなで護送しようか」と山越えで唐津まで15分位フェリー乗り場に着き解放した

タクシーなら3・4千円だろうが暫くぶりの唐津なのでランチして帰りました。
もちろん刃物は、現地で返しました。
車上でも英語で言い争いのように声を出したが、3人のガードがにらみつけ黙らして居ましたが、行く先のことか(チェジュとかホンコンとかプーサン、クルーザ)とか聞いたことが有る地名などが有りました。
海沿いに何処かへ逃げる相談かもしれませんね。
でもお巡りさんにはパスポートを出していたからなぁ分かりません」と道夫君が殆ど話したようだ。
二階堂君が時計を見ながら、「どこか道路とかに監視カメラなど有りませんかね」と聞いた。

「あぁ今日は閉まっていますがタクシーで降りた処に郵便局が有って道路からATMの入り口を録画しているそうです、誰か居ればSDカードかに保存して居るので確認できるそうです」

「それは貴重品だ、明日もう一度用事が出来ましたね」と神田君が嬉しそうだ。
清水君を見ながら「大分貴重なお話をきけて助かりました、今晩整理して報告し、明日郵便局に行き顔写真を確認します」とノートを畳む。
二人と清水君がたち「夜遅く申し訳ありませんでした、有難うございます」と礼をして外に出る。神田君が思い出したように名刺を出し「このほかに思い出したらこの携帯に電話してください」と1枚渡す。

名刺はいろいろ作って居て、電話番号と名前だけのシンプルな1枚だ。