∞心機一転まさるの日記∞ -11ページ目

∞心機一転まさるの日記∞

規律の厳しい役所を退職し自然豊かな山間の温泉町に道場を造りスタートしました。しかし元職からメールが一通!堅い仕事の師範役に逆戻り!

今朝 緊急招集みたいに、鈴木審議官と打ち合わせ同期の二階堂君に声を掛け、あたふたと福岡行きに飛び乗った。
日程・目的・ターゲット?も車中で検討したが、全体が漠然としてこのままだとレポートにも書けないない~中身がない。
東京に問い合わせたが赤坂の聞き取りは直前で中止、大きな組織が蠢いて居る予感がしたらしい。
今は西九州自動車道を走り唐津の手前らしが夕焼けの玄海の海がまぶしく、旅行気分もある。
隣は京子ちゃんだが疲れたのか時々コックンと居眠りしている、反対側に美佐江さんも、目を瞑っている。
乗る時「伊万里温泉までお願いします」と言うと運転手も深く聞かず「分かりました」と言って有料道路ですかと聞かずジャンクションからすんなり合流し渋滞にもあわず一時間もかからず到着しそうだ。
運転手は何にも聞かず、丘の上のお城跡のよな大きな門から入って停止、料金お云う、神田君が払おうとすると、美佐子さんが「半分出させて」お札を握っている、「じゃ半分にしましょう」と合わせて運転に渡し「お釣りはお茶代に」降りる。
お客と思った方番頭さんの様な人が2-3人走り寄ったが「奥さんとお嬢様だぁ」と喜び半分で二人の客を歓迎する。
その後ろに若い人が、大型の外車を寄せてきてドアを開けている。
美佐江さんが「神田さまと二階堂さまはお食事前に行ってきますか?」と聞くのでやっとわかった「リムジン云々は本当のことなんだ」と気付いた。
「このお車ですか、高級車で聞き込みは気が引けるなぁ」と神田さんが言い、二階堂君を見、
「折角ですからお借りします、運転手さんもお借りしても良いですか?」と聞くと
「もちろんですよ、時間が掛かっても好いですから、どうぞ」と言う
「じゃぁお願いします」と荷物を番頭さんたちに渡し、美佐江さんと運転手に頭を下げる。
「後ろにお乗りください、行き先などは途中で教えてください」とあっさり言いながらエンジンを掛ける。少し古いがベントレィだが、ピカピカと手入れされて居る。
「私が神田で同僚の二階堂君です、少しややこしいことですが美佐江さんにも話してきましたが、これからの事は外部に話さないようにお願いします」

「はい分かりました、清水と言います奥様から言われました、私が選ばれたのは出身地が大浦で実家が有りますから道案内をするように言われました」
「そうですか助かります、走りながら聞いて下さい」「ハイッツどうぞ」
「2-3日日前ですが、外人と日本人のペアが漁船で渡船を依頼したような話きいたことは有りませんか?」とズバリ聞いてみた。
「はい当日は実家に泊ることがって、この時間より遅かったですが「浜で外人と日本人が喧嘩して居たよ」と聞きました。
「この近辺には外人は住んで居ないので、皆興味津々で翌日も話題になって居ました」
「そうだよね外国人と喧嘩は基地のある街では普通らいいしですが、住んで居ない所じゃ珍しいでしょうね」
「渡船を頼まれた人にお会い出来そうですかね」と聞くと、腕時計を確認して8時前ですから大丈夫でしょう」と大きな門の前でとまった。
「渡船を頼まれて断った矢島船長さんの家です」とエンジンを止め直ぐインタフォンに手を延ばした。
神田君が「僕がやりましょうか?」と言うと、

「僕と同級の息子が居るので聞いてみようかと思いましたが」と一歩下がり神田君の顔を見ている。
「清水さんが同級生に声を掛けた方が、ソフトじゃないか?」と言う、二階堂君が言う。
「そうだな清水さんから「僕らが伊万里温泉に泊まる」ので話を聞きたいと伝えて下さい」
「はい分かりました、取り敢えずオヤジが起きているか聞いてみましょう」とインターフォンを押す。
「夜分申し訳ありませんが、清水健太です叔父さんは寝ましたか」と聞く。

「珍しいねぇ健ちゃん、道夫じゃないの」おかぁさんだ。
「居ますよ傍に来ています~どうぞ」と受話器を渡したようだ
「如何した健太 急用か?」
「急用じゃないけどお客さんと一緒なんだが、この間の外人の喧嘩の事が気になるらしい」
「あの時は俺が話したんだが、中で言うから来いよ」と受話器を置いた様だ。

「行きましょうざっくばらんな奴で家族もも話が分かる人たちですから~と」歩き始める。可なり大きい家で飛び石が続く玄関を大きく開けて道夫君が待っていた。
「あれっお客さんはお二人ですかここで良いですか?」と脇の6畳くらいのコンクリートの土間に丸いテーブルが有って応接間的な造りで椅子が4個と3尺位の2間位の縁側風に腰かおろせる。結構客が在りそうだ。
道夫君がいすにかけ神田・二階堂〇部が向かいに座り、清水君は長椅子風の縁側に掛ける
「実は私たちは佐賀県〇ではなく、東京の〇察庁の捜査班です、外人が喧嘩したという話は地元の所轄玄海署から、県警本部に出した日報から想定したのです」
「あのう玄海署の名前とこ内の名前なんかも書いてあったのですか?」と一番肝心なことを聞いて来た。
「その辺は一切書いてありません、そのために、今朝佐賀県〇の日報をチェックした上司と私たちチームが、リックとスーツケースと外人のキーワードがひっかりこのプリント1枚で飛んできたのです」
「今朝ですか?今ここにイラッシャル、凄い機動力ですね、それでどんなことを話せばいいのでしょうか」

「まず外人と話した場所はここではないでしょ」
「はい浜に小さい小屋と言うか机と書棚の事務所風な建物の前で話しました。スーツを着た30代の日本人が重そうなリックを背負い外人も大きなスーツケースを押してきました」

「実は私たちこんなに地方の地理とか情報に疎いとは気付かず勤めてきました、さっきお嬢さまが「ホテルはお任せ下さい」と言われた時に聞くべきでしたが、素直に聞かずに二人で悩んで居ました、あれはどんなことですか?」と」神田君が笑顔になって聞いた。
「あっつ御免なさい、最初に話すべきでしたね、自己紹介します私は三枝美佐江と言い伊万里温泉の副社長です」
「私は三枝京子と言い、立花小学校6年生です」ときちんと話、座席に掛けずに並んで立っていた。
二人も慌てて起立「ごめんなさい私は〇察庁の特別捜査班の神田敬一〇部です」「私も同じチームの二階堂三郎〇部です」ここで神田君が座るジェスチャーで4人が静かに腰を降ろし、「今回の出張は極秘で、外部はもちろん内部にも何処へ行ったか上司の2~3人しか知らない出張です。もちろん美佐江さまにも京子さんのもお目にかかって居ません、通りすがりの4人になりますが、ここまで話して知らない振りは有りませんよね、と二階堂君が笑顔になり、福岡から伊万里に行き大浦へ行くことは変わりません」と会釈する。
親娘は、シュンとした顔で笑顔が無くなっていた。
神田君が急に笑い出し

「さっきこの二人は美佐江さん親娘に騙されて居るんじゃないか?と話しながら司直の一員として恥ずべきだと真剣に討論して居ました、でもお二人の満面の笑顔を見た時、何て馬鹿な想定をしたもんだと、あほらしくなりました、それだけ問題の多い事案ですが、今は唯の田舎者が田舎の道で迷っている所です、今晩は一度大浦と言う処に話を聞きに行きますが、京子さんのお約束通り一泊お願いします」と事後説明をした。

「そうでしたか私たち親娘が詐欺師になって居たんですね?これは京子前代未聞のスクープかもしれないよ」と美佐江さんが大げさに話し大笑いになる。
「だってぇお二人は北九州で降りて玄海に行くって言うので、何か危なっかしい気がしたので余計な口を利いて仕舞いました」と京子さんが説明する。
「声を掛けて頂き助かりました、私たちは地方に出かける事が多くありません、各県には警察署が有って事件・事故などは地元のお巡りさんが処理しますので、東京から出かけることは有りません、ただその地方だけで解決せず多岐にまたがる場合は、手伝いに出かけます、ただ地元は地元でプライドがあり中央から來ると出しゃばるな見たいな気分になることも有るので、出来るだけ目立たないように密かに動く場合が多いです。今回もそうですが県境を跨る場合は、情報の伝達が上手くゆかず犯罪者が悠々と移動できるのも事実です。今回は噂だけで画像もルートも把握できず、玄海署からの日報を頼りに犯罪者が通過していった気配を聞きに来たわけです、今話したことは何処の警察(一般的に所轄)でも同じですが、強いて言えば(玄海署の日報の部分が丸秘扱)で、大浦に私たちが来たことは極秘扱いで、(親兄弟にも内密に)お願いします)」
「面倒くさいと思われかもしれませんが、犯罪を犯す人、逃げて居る人、は飲食店や人の出入りの多い場所で噂話などに聞き耳を立てるのが常習手段で、知らない人の話を丁寧に聞いて居る人は要注意かも知れませんね」
「あぁそうか映画などで知らない人が人の話を聞いて、スッと姿を消す場面があるが、知らない顔に要注意なのね」

「そうです特に根拠が軽薄な話は、知らない人に聞かせないことが良いでしょうね、なんか研修所で聴いたたような話になってしまったね」と二階堂君が笑う。
4人は福岡で降りた、結構荷物が有ったので神田君と二階堂君がポーターの様に軽々と持ちタクシー乗り場に行く。乗り場のガイドに長距離で信用の置けるドライバーを探した。
すると「皆同じですがどこまでですか?」と聞くので後ろを見ると美佐江さんが3番目の車を見ている。神田君が列から一歩離れすぐ3番目の人に黙礼しながら「荷物が有りますから」後ろにつき親娘もついた、ガイドもにっこり頷く。

二人は関東と東北出身で、九州は福岡や宮崎に来たが飛行機が多くのんびり新幹線で旅行したことは無い。

役所の日報を見て「あれっつ福岡じゃなく佐賀だよ」と言うと、向かい側のお客が「おかぁさん佐賀だってぇ」と親娘で話して居る。
「声を大きくしてごめんなさい、仕事で行くのですがこのプリント一枚で旅費はたっぷりですが、行き先が明確じゃ無かったので、二人で確認して居ました」
「私たち、立ち聞き見たいでした、ごめんなさい。同じ方向だったので娘が割り込んで、申し訳ございません、疑問の玄海は福岡にも佐賀にもあります、ご存知のように玄界灘は福岡から長崎の壱岐対馬迄の海域を云いますので、海に面した場所では玄海の何々と売り言葉的に宣伝しますね」
「お嬢さん私たちは関東の北の方の生まれで、西の方は疎いのです、いい歳をして笑われますね」と神田君が照れている。
「でも俺たちもオッチョコチョイだなぁ、プリント一枚で何の迷いもなく北九州行き2枚を購入して、飛び乗ったが今晩のホテルも、行き先の住所も曖昧だよ、よく公一が受かったもんだね」と二階堂君もしょぼくれて居る。

「お嬢さん、このことは見なかったし聞かなかった事にして下さいね」と神田君が頭を下げる。

おかぁさんが堪えきれずに吹き出し「ハイッ何も聞いて居ませんっ」と宣言する。
娘は「ところで行き先は決まりましたか?」とそっちの方を気にして呉れる。
二人で「えっつ」と声を揃える。
プリントをじっくり見ると、佐賀県警発進で所轄は玄海署になって居た。
「やっと分かりました、唐津の裏側の肥前大浦と言うところ有りますか」
「あっつ分かりました、漁業が盛んで丘の方は段々の田んぼで良い処ですよ」

「有難うございます、皆さんはどちらまでですか?」と聞くと
「私たちも、直ぐとなりの伊万里ですが、未だ乗り換えも有りますので夜中ですね」と言う。

「おい福岡から車だと1時間10分位だが列車だと一時間に1本で2時間20分位掛かるんだって」二階堂君も一生懸命だ。
「乗り換えで時間が掛かるのは分るが、首都圏をイメージしちゃダメなんだよ、郷に入れば~~とかっていうだろう、でもその1時間差は面白くないな」と言いながら「取り敢えず、福岡から伊万里経由で玄海に行く早道を選ぼうよ」神田君が立ち上がり

「此のチケットを福岡まで延長し、それからちょっと考えよう」車掌室を目指す。
「私たちも福岡に買いものに出かける時は必ず車で出かけます、鉄道は行くだけで3時間ぐらいでローカル線は足が遅く本数が少ないですから、山手線は懐かしいね」とおかぁさんがこぼす。
「おかぁさんは東京でお勤めでしたか?」
「いやぁお勤めじゃなく高校と大学で7年ほど居ましたが、叔母さんの家で最初は迷子になって、叔母さんに電話して駅は?とか建物は?聞かれて、誘導されて居ましたが2-3年で慣れてきましたね」
「僕は今でも迷子になりますよ、同僚に頭の中にマップを仕舞って置けよ言われて居ます」と笑うと神田君が戻って来て「やはり伊万里経由は3時間位掛かるそうですね」
「我々は慌てても仕方が無いのですが、福岡で降りてタクシーで行きます、車掌さんが親切で鉄道は110キロくらいあり、高速は最短だから70キロくらいだそうです、チケットは勿体ないですが我々は公費と言うか伝票の世界ですから、お二人なら丁度良いですからご一緒出来ますよ」と神田君が誘う。

娘がニコッと笑顔になり「それならホテルはお任せ下さい、此れも自前ですから~」と母親の顔を見る。
おかぁさんが驚いて「それは女将が決めるのよ、仕方ないか今からお稽古して置かなくちゃね」と訳の分からない会話が続いて居る。
「そうだ、内に付いたらパパのリムジンで大浦まで行ってもらえば伊万里までで少しは役に立てそうだね」と二人で頷いて居る。
「それじゃ降りる支度をしましょうか」と二人で「お手洗いに行きますので、ここ見て置いて下さいますか?」と言うので、二階堂君が素早く「どうぞごゆっくり」と会釈する。
「なんか話が見えないのだが伊万里の家と言うのは?我々が担がれて居るのかな?」と神田君が腑に落ちない顔だが、二階堂君も「偶然が多すぎるよな。6年生くらいだろうあの娘」「まぁ俺たちはまだ一銭も払って居ないんだからマイナスは発生して居ないしネタも明かして居ないし~」と国内でトップクラスのお役人が二人で深刻に話して居る。
「あぁら何か問題が起きましたかな~深刻なお顔で~」親娘は嬉々として帰って来た。

珍しく来客が無く山沢〇部も隣の部屋だ「良いですか?」と丁寧に聞くと

「好いも何もここに居るんだから何でもお聞きしますよ」と笑顔でもないが機嫌は好い方だ

「少し古いですが先週赤坂で政界の裏の人が刺されましたね」
「うん あの件は軽く店じまいした感じだが、誰も騒がないなぁ、何か落ちていたかね」と真っすぐ見て来た。こう言うう時は結構本気だ。

「直後の聞き取りで外人一人で予約して、翌日夕方一人で大きな荷物を背負ってスーツケースを押して来たようですが、帰りももそんな感じで待たしてあったハイヤーで帰ったようです、さっき北九州の所轄の扱いで、外人と日本人が大きなリックとスーツケースを押して、漁港で渡船を申込み二人が意見の食い違いで喧嘩になって、フェリーに乗るように案内したという事案が2行くらいで書いてありました」

「本来こんな事案は上がってこないのですが、この場合フェリーに乗った誰かが海に飛び込んで行方不明になった、停船して捜索したが領海外で向こうで捜索して居るらしい居るので、兆しが気になって記録に残したようです」
「俺も大きなリックとスーツケースと外人が引っ掛かったが、奈穂美さんな鋭いな、この所轄も勘が好いよ、誰か手配したのかな」

「はい西の方は神田と二階堂〇部を、料亭とハイヤーはスーザンに頼みました」
「うん中々早くて、いい配役だ~」「う~んスーザンは何処まで行った」
「斉藤〇部補と赤坂に着いた頃ですかね」「

「スーザンに直ぐスマホで~」と眼を瞑っている、此れは悪い兆候だ。
「あっスーちゃん今どこ?」
「斉藤くんを車に残すか話して居るところです」
「じゃハイヤーは未だですか?」
「いや通り道でしたので、受付で話夕方又寄る予定です、何か不味いですか?」
「ちょっと待ってね次長に聞いてみます」と次長の顔を見ると、手を出してスマホを渡す

「あぁごめんなスーザン、気になることが有るんだ、今回は所轄には寄って居ないね」
「所轄は藪蛇かなと思いますので、取り敢えず料亭の対応した仲居さんが優先かと思いました」

「まさにその通り、ズバリだよ恐らく内輪の話しだが永田町が承知の上で料亭やハイヤーも内部の者は段取りしたような気がしたので、足止めしたんだよ別の作戦を考えよう、戻って」と言ってスマホを鈴木さんに返す。
「危うかったなスーザンを的にしそうだった気がするよ。〇庁は分らないが所轄に直で口留めしたんだろう、玄界灘が本物だろうな」
10分もしないでスーザンと斉藤信夫が飛び込んで来た。
「ご免ねスーちゃん、もっと熟慮すべきだったんだ」
「山沢君も来なさい。いやぁ違うよ奈穂美さん、ここだけの話だがM&SSのメンバーだけじゃなく我々は常に一歩先んで居なければ務まらないんだ、今回は5-6分遅れたら聞き取りを開始、矛盾を感じてかなり強く尋問に成っただろう、料亭全体が息が掛かっていて、所轄か永田町に通報するだろう。周りは仲間だが夜も昼も一人歩きできない立場になるだろう、この際何が正しいとかを考えず、自分の身に理不尽な事が襲い掛かっても、生きぬことを前提に行動して欲しい」
「どうだろうスーザン今回いきなり矢面に立たせてしまって申し訳ない、ただこれが仕事なんだ料亭の前に行って何か感じたかな?」

「はい気付きました鈴木さんからスマホに着信した瞬間(あっつこれはヤバイヤマなんだと)周囲の景色とかは代わり映えしないのですが、ここで鈴木さんが話すことは進んじゃいけないんだと感じました」
「スーザンも鋭くなったな、現場で身の処し方を身に付いて居たんだ」と次長の微笑む。

「そうでした。フィクサーが何の抵抗もなく刺されたのか考えて居ましたが、永田町も絡むんで居ることを察知しなくちゃ一人前じゃないね」奈穂美さんが苦い顔だ。
「誰もそういうことを考えないが、それを飯の糧にして居る奴も国の代表と言われて居るのが現実なのさ」

「「勉強会はこれ位にして、この事案は此れで没では在りません、神田君と二階堂君が玄界灘の裏付けを確認に飛んでいるので、足元は当たり障りなく固めます、鈴木さんにお願いして、街中には4・6時中記録している媒体があるから当日前後の記録と面構えを確保してください。神田君に現地でリックとスーツケースの二人組の面を送って貰うようにして下さい以上

「解散します、今日のメンバーに引き続きお願いするかもしれませんが、次長の言ううように足元から始めます。部外他言無用でお願いします」と鈴木さんが締める。

〇庁の審議官である鈴木さんは、未解決事案が気になり全国の「お蔵入り」」事案を丹念に読んで居る。

先週末の赤坂の料亭で〇財界のフィクサーが刺された事案は、耳新しいが、さっき上がって来た玄界灘の仲間れも、外人と大きなリックとスーツケースが絡んで居る。時間が経って居るがキーワードが似ている。
赤坂は一人の様だが、仲間割れなら複数いる訳で追いかける価値が在りそうだ。
次長に一報入れて誰か派遣しようと考え「由美ちゃん神田〇視は2-3日のよ余裕あるか聞いてあったら来てもらって、ダメなら二階堂君を確認して」と秘書役の桜井〇部補に指示。
スーザンは何かあったかな?と独り言だ。
「はい分かりました、お待ちします」
「審議官神田〇部は取り敢えず2-3日の業務を聞きに来ます」
「はい有難う敬ちゃんに聞いてから進めましょう」と言いながら、
「チームを組む様になるかな」と独り言が続く。

5分位で「神田〇部がお出でになりました」

「忙しい処、ごめんなさいちょっと気になることが有るので、相談に乗ってください」
「はい大丈夫です私の方は急いでも直ぐ解決しないと思いますので」
「実はね赤坂で評判の良くないフィクサーが刺された事案だけど~」と切ると「エッツ」と神田〇部が驚く。「どうしたの敬ちゃん言ってごらんよ」と鈴木さんが促す。
「さっきの日報で、玄界灘で仲間割れで一人が海に落ちて死んだ事件です」
「なぁ~んだっ敬ちゃんも同じこと考えたのか~キーワードが合い過ぎたので、出張を頼もうと思ったのさ」鈴木さんもニンマリ
「そうでしたか柳原さんと話して、追うべきじゃないかと言う事になったのです、その時 由美ちゃんから電話が有って、丁度良いタイミングと走ってきました」
「渡船を頼まれた漁師さんとフェリーの関係者の聞き取りなど、ヤマの臭いがするよね」

「こっちの聴き込みも甘い気がしていましたが、早々に店じまいしたようなので気になって居ました」
「そうか足元かぁ二人か?そうだよな日本語で3か所も予約したのが外人ではなく日本人だったのが引っ掛かって居たんだが、もっと詰めて呉れればシッポを踏めたかもな」と、

元所轄で〇事係長を遣った奈緒美さんだ、厳しい眼を持っている。

「じゃもう一人誰か連れて行きなさい、早苗ちゃんはもう直ぐ結婚するからなぁ二階堂君は同期だったか」

「そうです柳原・柏木・二階堂も同期です、一度柏木とやって見たいですが、彼は一匹狼で東南アジアでは可なりいい成績ですからね」と悔しそうだ。
「そうだねもう4年ぐらいになるな、戻るだろうから同じヤマに出かけるだろうよでも彼は特殊な能力がかみ合って居るんだろうよ、結構辛い旅をしているかもな」

「そうでしたね,研修でもさり気なく済まし、終わるとずば抜けて居ましたからね」

「じゃ二階堂君にも話すから用意出来次第出かけて、旅費は現金とスイカを用意して置くから由美ちゃんお願いね、次長にも話して来ます」と、メモ帳を持って立ち上がる。

エレベータルームに行き、神田〇部は下へ鈴木さんは上に別れた「事務所へ行くんでしょ又来て由美ちゃんに逢ってね」と念を押される。