今朝 緊急招集みたいに、鈴木審議官と打ち合わせ同期の二階堂君に声を掛け、あたふたと福岡行きに飛び乗った。
日程・目的・ターゲット?も車中で検討したが、全体が漠然としてこのままだとレポートにも書けないない~中身がない。
東京に問い合わせたが赤坂の聞き取りは直前で中止、大きな組織が蠢いて居る予感がしたらしい。
今は西九州自動車道を走り唐津の手前らしが夕焼けの玄海の海がまぶしく、旅行気分もある。
隣は京子ちゃんだが疲れたのか時々コックンと居眠りしている、反対側に美佐江さんも、目を瞑っている。
乗る時「伊万里温泉までお願いします」と言うと運転手も深く聞かず「分かりました」と言って有料道路ですかと聞かずジャンクションからすんなり合流し渋滞にもあわず一時間もかからず到着しそうだ。
運転手は何にも聞かず、丘の上のお城跡のよな大きな門から入って停止、料金お云う、神田君が払おうとすると、美佐子さんが「半分出させて」お札を握っている、「じゃ半分にしましょう」と合わせて運転に渡し「お釣りはお茶代に」降りる。
お客と思った方番頭さんの様な人が2-3人走り寄ったが「奥さんとお嬢様だぁ」と喜び半分で二人の客を歓迎する。
その後ろに若い人が、大型の外車を寄せてきてドアを開けている。
美佐江さんが「神田さまと二階堂さまはお食事前に行ってきますか?」と聞くのでやっとわかった「リムジン云々は本当のことなんだ」と気付いた。
「このお車ですか、高級車で聞き込みは気が引けるなぁ」と神田さんが言い、二階堂君を見、
「折角ですからお借りします、運転手さんもお借りしても良いですか?」と聞くと
「もちろんですよ、時間が掛かっても好いですから、どうぞ」と言う
「じゃぁお願いします」と荷物を番頭さんたちに渡し、美佐江さんと運転手に頭を下げる。
「後ろにお乗りください、行き先などは途中で教えてください」とあっさり言いながらエンジンを掛ける。少し古いがベントレィだが、ピカピカと手入れされて居る。
「私が神田で同僚の二階堂君です、少しややこしいことですが美佐江さんにも話してきましたが、これからの事は外部に話さないようにお願いします」
「はい分かりました、清水と言います奥様から言われました、私が選ばれたのは出身地が大浦で実家が有りますから道案内をするように言われました」
「そうですか助かります、走りながら聞いて下さい」「ハイッツどうぞ」
「2-3日日前ですが、外人と日本人のペアが漁船で渡船を依頼したような話きいたことは有りませんか?」とズバリ聞いてみた。
「はい当日は実家に泊ることがって、この時間より遅かったですが「浜で外人と日本人が喧嘩して居たよ」と聞きました。
「この近辺には外人は住んで居ないので、皆興味津々で翌日も話題になって居ました」
「そうだよね外国人と喧嘩は基地のある街では普通らいいしですが、住んで居ない所じゃ珍しいでしょうね」
「渡船を頼まれた人にお会い出来そうですかね」と聞くと、腕時計を確認して8時前ですから大丈夫でしょう」と大きな門の前でとまった。
「渡船を頼まれて断った矢島船長さんの家です」とエンジンを止め直ぐインタフォンに手を延ばした。
神田君が「僕がやりましょうか?」と言うと、
「僕と同級の息子が居るので聞いてみようかと思いましたが」と一歩下がり神田君の顔を見ている。
「清水さんが同級生に声を掛けた方が、ソフトじゃないか?」と言う、二階堂君が言う。
「そうだな清水さんから「僕らが伊万里温泉に泊まる」ので話を聞きたいと伝えて下さい」
「はい分かりました、取り敢えずオヤジが起きているか聞いてみましょう」とインターフォンを押す。
「夜分申し訳ありませんが、清水健太です叔父さんは寝ましたか」と聞く。
「珍しいねぇ健ちゃん、道夫じゃないの」おかぁさんだ。
「居ますよ傍に来ています~どうぞ」と受話器を渡したようだ
「如何した健太 急用か?」
「急用じゃないけどお客さんと一緒なんだが、この間の外人の喧嘩の事が気になるらしい」
「あの時は俺が話したんだが、中で言うから来いよ」と受話器を置いた様だ。
「行きましょうざっくばらんな奴で家族もも話が分かる人たちですから~と」歩き始める。可なり大きい家で飛び石が続く玄関を大きく開けて道夫君が待っていた。
「あれっお客さんはお二人ですかここで良いですか?」と脇の6畳くらいのコンクリートの土間に丸いテーブルが有って応接間的な造りで椅子が4個と3尺位の2間位の縁側風に腰かおろせる。結構客が在りそうだ。
道夫君がいすにかけ神田・二階堂〇部が向かいに座り、清水君は長椅子風の縁側に掛ける
「実は私たちは佐賀県〇ではなく、東京の〇察庁の捜査班です、外人が喧嘩したという話は地元の所轄玄海署から、県警本部に出した日報から想定したのです」
「あのう玄海署の名前とこ内の名前なんかも書いてあったのですか?」と一番肝心なことを聞いて来た。
「その辺は一切書いてありません、そのために、今朝佐賀県〇の日報をチェックした上司と私たちチームが、リックとスーツケースと外人のキーワードがひっかりこのプリント1枚で飛んできたのです」
「今朝ですか?今ここにイラッシャル、凄い機動力ですね、それでどんなことを話せばいいのでしょうか」
「まず外人と話した場所はここではないでしょ」
「はい浜に小さい小屋と言うか机と書棚の事務所風な建物の前で話しました。スーツを着た30代の日本人が重そうなリックを背負い外人も大きなスーツケースを押してきました」