∞心機一転まさるの日記∞ -12ページ目

∞心機一転まさるの日記∞

規律の厳しい役所を退職し自然豊かな山間の温泉町に道場を造りスタートしました。しかし元職からメールが一通!堅い仕事の師範役に逆戻り!

まさるがジャンクの船溜まりで領事館の職員と別れようとリィー親娘とカン船長と、上陸して今後の対応を話そうと接岸した。
なんとカン船舶のクールーザーの艫綱を持って、KとSが嬉しそうに手を挙げている、影の友だちが白昼堂々と姿を見せている。
リィーさんはニヤニヤしながら見ている、みんなグルなんだとまさるは諦め。
「分かったよ何処かでお茶しようかぁ」と大きい声で返事した。
「シンディーさんも知って居たのですか?」と聞くと

「このお二人は、マカオの家のお近くなので内でお食事したり結構面白い人たちですよ」と素直に応える。
「そうなんですよねお嬢さんは好い人だ」とKが嬉しそうだ。
「リィー船長も悪い人だ、最初に言って置いて呉れれば気を遣わなくて済んだのに~何処かゆっくりできる処有りますかね」とKに言うと「向かい側の小さなホテルなら大丈夫です」と言うので振り向くき「なんかオープン過ぎる感じだなぁ」と言うと、
「向こう側が海でテラスを使えますから身を晒すことは有りません、リユーさんもいつもここでお話をしてきましたから、リィーさんのお友達だし」と和気藹々の雰囲気だ。

「じゃぁリザーブしてください」とKとリィーさんを見ると、
「はいっつ」とKさんが道を駆けてドアを押して入り7人もゾロゾロと続く。
「あれっ今日はお揃いで、朝からお出かけですか?」と中年の女性が愛想よく迎える。
「リューさんのお知り合いなら無条件であのテラスですね」と朝日がまぶしいサロン風のテーブルに着くKさんも傍に立って、船上でモーニングをご馳走になったようでデザートと飲みもににして下さいと話して居る、中々気が付く仲間だ。
警備艇でもコーヒーが出たが、コーヒーを頼む。

領事館の二人に、「1晩付き合って頂き有難うございます、一応被疑者を確保しましたが我々はここの捜査権も持たないし、国外の案件として海警の局長にも立ちあって貰いましたので後始末も請けて呉れるのでお任せしました。押収品に高額紙幣が有りましたが、一般社会では通用しないもので、処分は局長にお願いしました」

「我々レベルが所持して居ると、国際的犯罪に巻き込まれそうなので、身近に置かないことにしました」

「後でハウ書記に電話しますが。経過は皆さんが見てきた状況をそのままお伝えください。船溜まりの船長は脅迫され、仕方なく協力したようで罰則に値しないと言う事で無罪放免でした」と礼をした。

「今日は、体験できない現場に同行を許して頂き、良い体験でした。柏木さんが海警の局長や艇長に蟠りなく対応し、胸襟を開いてモーニングサービスまで頂き感激しました。我々は海警と聞いただけで委縮し応答もうまく行かないのに、中国語も英語も滑らかでいい体験をさして頂きました、有難うございました。みなさんも今後もご協力をお願いします。領事にも報告します」と二人そろって頭を下げ、スッと帰って行った。
KとSは領事関係が苦手らしく声を挟まず固まって居たが、ホッとした顔になる。
まさるもそんな気配を感じていたが、役所は違うし対等に付き合うのがルールなので、

「別に珍しいもんじゃないが、警備艇のトオウ艇長がKさんとSさんのお小遣いを渡してくれと言うのでどうぞ」と半分にした束を軽く油紙に丸めて渡した。

二人も気付いたようで軽口が止まり神妙な顔だ。シンディーとカンさんは荷物を預かっているが中身が見て居ないので現実に〇生が簡単に出て来たのでびっくりした。

昨夜の、海上の捜索も体を張った被疑者の確保は初めてなので、遠くだが見ているので壮絶な事が分かり、これがこの世界なんだろうなと頷ける。
局長は上層部から情報を貰っていたが、東南アジアに舞い込んでくることは無いだろうと何処にも伝達せず、リィーさんから東京から行方へ不明になった容疑者が海上ルートで不法入国の可能性があると聞いて「あれっかぁ」と思い出し、気心の知れているトオイ艇長の警備艇を北東海域に回して指示していた。

*話としては東京に居住する〇〇 界の黒幕で汚れた〇の洗浄役で、その役を担って乗り込んで来たケリーが、小国の銀行からかき集めた高額紙幣を持ち込み、紙幣を見せ受領のサインをさせ、気の緩んだその場で胸を一突き、隣のベットに移動して刃物抜き「旦那は疲れたので寝てしまったよ、起きるまでそのままにして」と言って仲居ののか女中さんに高額の円でチップを渡し、来た時と同じようにリックとスーツケースを押して、待たしてあったハイヤーで消えてしまった。

 

日が昇ってから掃除に来て惨状を見て通報が入った。
ハイヤーの運転手は事前に予約され、大手のホテルからボーイ2名がリックとスーツケースを押して乗り込み、24時間待機の料金を前金で払い、10分も走らず赤坂の目立たない料亭にはいった、
30分位待機し同じ荷物を持って、今度は一人で二つの荷物を持って乗り込んだ、今度は真夜中の海岸を走って客船も居ないがボートがチラホラ停泊している場所で思いついたように停止して、「OK」と言って荷物を降ろしてスーツケースに腰を降ろした。ハイヤーは離れ難く停まっていると、立ち上がって手を振るので走り去って、10分もしない内に戻って見ると人も荷物も消えていた。

通報を受けた所轄の調べはこれ位で、人が刺されているが怨恨なのか強盗なのか決め兼ねていた。ホテルも料亭もハイヤーも、パソコン経由の同じ番号だが国内か海外か掃く出来ず、言葉は癖のない日本語で慣れた口ぶりだと分かったが、それ以上のことは不明だ。
〇庁に入ったのも漠然としたもので「○○界の黒幕が料亭で刺された」が極めて証拠・目撃が不足して居てお蔵入りの感があった。

「はい柏木です、あぁ日本語がお上手です、此れからチェックし直ぐお伝えします、そうですね総額のはいっ分かりました。ご足労有難うございます、~~そうですね桜が咲く頃が良いですね、お任せいただき有難うございます、トオウ艇長と変わります」と受話器を艇長に渡し、まさるが警備の隊員を二人呼び、仕事を命ずる。
艇長が話が終わり、まさるに手を挙げ了解みたいなゼスチャで局長に向って敬礼する。
警備の隊員も銃を左手で持って右手で敬礼する。
ヘリのエンジンが掛かり直ぐフワット浮き上がり、周りを確認しながら斜めに飛行して行く。

トオウ艇長が「柏木さんも凄い人だね局長と直に話して「取引成立した」と言って居ましたよ、じゃもう一度探索し、始末を付けましょうか」と言いながら「こいつは動けないでしょうが固縛して置きますか」と言いながら起き上がれないケリーを両手足を固縛する。
ジャンクの船長を先に立て、階段を下りる。

警備は一名残し、銃を腰だめに構えさせる。
船長に「罪を問わないが、全部押収するから着いて来い」と言うと、拘留を覚悟していたのがきゅに元気になった。
最初に抵抗した5人はこの船とは直接関係なく、本事かの不良グループから逃亡して潜り込んだので船長も協力的だ。

最初に見つけた部屋が居室で、スーツケースと大きなリックが隠してあった。
スーツケースが重いので、尋問の前に押収してパスポートと弥財布の中にあった鍵を合わしてみた。
2か所のカギ穴に差し込んで開錠、油紙で梱包した包を出して確認すると封印にバハマの銀行印で封した包を開いた。

想定通りの米国の紙幣で、現在も通用するか不明だが、ゼロが4個だから一万ドルなのだろう、この包だけでも幾らになるか直ぐ分からない。

*通常は1束100枚で10束を包にする。したがって1000枚X10000弗=10000000弗?

一応全部出して並べて数えてみる60個あった。
少し包み方が違うのが50個あったが、それも開けてこちらは5000ドル札で同じように100枚づつ一束で10束ずつ包まれて居た。

 

何でこんな膨大紙幣を担いで逃げ回っているのか不審者に間違いないが、最後にリックの底に100ドル紙幣の包が33個ほどあった。

まさるはトオウ艇長とリィー船長に3種類の紙幣を半分にして、一つをスーツケースに詰めた。

あとの半分を3等分にして近くにあったコーヒー袋に詰め、トオウ艇長とリィー船長と。カン船長に渡すことを伝える。
「僕は10ドルの束だけで良いですよ」とトオウ艇長が笑う。
リィーさんも処置に困りそうな高額紙幣は欲しくない顔だ。
トオウ艇長が局長に衛星電話でそんなことを話して、被疑者の扱いは5名+1名をは国外追放で海警で処分しジャンク船長は、被害者として処分無しで押収品を使えるものは渡すことにした。抵抗して射殺された3名は海警で処分すと言う事で話がまとまる。
+1名は一応難破したジャンクに拘束されて居たので収容したが、黙秘で錯乱状態になるので保護したが処置は海警の支所に「任せる」の一言で終了した。

 

潮が満ちて警備艇のボートは自由に動き。5名を警備艇に運び拘束、反抗した3名はゴム袋に詰めれて収容。
それぞれ配分した押収品は最後にボートに積みジャンクから離れ、ジャンクの船長に「これからはまともにやれよ」とトオウ艇長が声を掛ける。
ジャンクに一人残った船長が、両手を合わして拝むように頭を下げている。

ボートがゆらゆら浮いているがトオウ艇長が
「最後は少し重い荷物になりましたが、ここで別れれば会う機会も無くなろうから、警備艇でお茶にしましょう。クルーザーの乗組員も一緒です。船はクッションを二重にして舷側にリンクできます、それと柏木さんの手間賃をお渡しします」と100弗の包みを渡して来た。「いや~今回の事案は我が国から持ち掛けたネタなので気を遣わないでください」と押し返す「柏木さんはお堅いお役人だなぁリユー・コウジンさんは上司でしょう」「エッツ」とまさるが驚く。
「あの方はもっとザックバランに私たちを飲み会に招いて呉れましたし、KとSさんもマカオに来ているんでしょう」とばらす。
「なぁ~んだ何もかもバレバレだったんですね」とまさるが頭を掻く。

「これは此れから会うKとSに私からの礼です」と2つ目の包を渡し、
「じゃ~ボートをクルーザーに付けてお嬢さんとカン船長と領事館も乗って貰いましょう」と走り出す。
リィーさんは配分した時から口を出さない、まさるが顔を見ると小さくい頷くだけだ。

リィー船長が、ジャンクの船長を操舵室に連れて行き、尋問する。
艇長とまさるが手順を決め、核心部分の尋問を始める、茶髪のターゲットを甲板の中央座らせ、尋問側は何か入っている小箱を椅子替わりして銃を持っている隊員を傍に呼んで、さっきから書いて居るメモを確認している。
銃を持った2名の隊員は転がしていた被疑者を転がして一か所に集めて見張る。
艇長が「チャン伍長操舵室でリィー船長が尋問して居るから、傍で警備してあげなさい」と指示する。

まさるにアイコンタクトし「アメリカ人のケリーだな、こんな襤褸船で何処へ行くのかね」と優しく聞く。

ケリーはいきなりの質門でビックと動いたが「はい、国に帰ります」「ほ~アメリカのダラスはこの襤褸船で行けるとこか?」
「我々を舐めるとシャークの餌だぞ、うそを言ううな!」靴で甲板をダァーンと蹴る。
まさるを見て頷く、「私は喋るのが得意じゃないんだよ、締め上げるか」とカリーの襟首を持ち瞬間に両手に持ち変え、喉を締め上げる。まさると同じくらいの身長だが古武道から柔道・空手をマスターしたまさるに締められたら息が止まる。

「なんだよ眼を白黒して口が利けないのか、俺はこうしてシンガポール・マカオで4-5人を魚の餌にして居たんだよ、何か言えよ」と、両手で突き上げその位置で手を離す。意識が有るのかないのか崩れろように落ちて呻いて居る。

「柏木〇部さんも、場数を踏んで居ますね、敵には回したくないお方だァ」とトオウ艇長が笑っている。

まさるも艇長も近くに転がっている雑魚どもに見せつけているのだ。

銃を持って警備の書記が転がっているバケツで海水を汲んで来て、まさるの顔を見る。

まさるが頷くと「ザァー」とかける。

「おいケリー目的と経緯を明確にしないと、このまま続けるのが我々の流儀なんだよ、うちの母船には食料も水も酒もビールも1週間は平気なんだ。この柏木さんはさっきシンガポールからこのために派遣された方で、人間なんか魚の餌だけじゃなく干乾しにして鷲鷹の餌にもなるんだよ。海の上は法律やルールは何にも役立たずさ」とケリーのわき腹をつく。
その時、リィー船長とチャン隊員とジャンクの船長が、戻って来た。

「リィー船長どうでした?」とトオウ艇長が聞く。

「この船の船籍は木造の2本柱の帆船でした,最近登録して居ない河川船舶修理所で、廃棄船を見つけて外観だけ木造風に板や萱類の草で覆い、帆柱も帆も捨てるものを括り付けて居ました。エンジンも中古ですが夕方見た様に一応走ります。

ただ外洋に出て大波が来たら危ないでしょうね」「さっき本部とか言いましたが、あの続きは言いましたか?」

「はいこいつ等も悪ですが、香港などの裏の連中が逃亡者を匿ったり、外国へ逃亡させる仕組みがあるようで、やくざの下請け会社のようです、本部の電話だけで運営している人間には会って居ない様です、支払いは口座とかじゃなくて、使い走りの若造が封筒に入れて持ってくるらしいが不足して居て文句を言うと逆に脅され、この船の改造費も残って居るようで、こいつを迎えに来る外国の船に渡したら終わるらしいです」

「そうでしたか此奴が金庫だったのだな、柏木さん仲中吐かないですがもう一絞り遣りますか~」と立ち上がると書記の持っているレシーバーが着信する、「ハイッツ替わります」と受話器を艇長にわたす。
「ハイッツ局長しぶといです、ハイッツ分かりました柏木さんに替わります」とまさるに受話器が渡った。

カン船舶のクルーザーと、警備艇が右と左に静かに停まり間に改造ジャンクが留まっているが気付いて居ない様だ。
上空にヘリがホバーリングして強力な照明を当て海上からもライトを当てられ、気付いたようで小〇や○○のようなものを持って船上に出てきた。
余りの明るさに顔を隠しながら何発か撃って来た。
撃った奴は〇備艇のライフルで確実に首が飛ぶくらいの衝撃で、倒れる。
気付いた奴は、すぐ得物を投げ出し両手を挙げて跪く。
「そのまま動くな、臨検する」と忠告し。
小型ボートを降ろし、船長と銃を構えた隊員3名が乗り、クルーザーに寄せて「どうぞ乗ってください」と手を差し伸べる。
「有難う、お手数を掛けます」とまさるが中国語で礼を言いながら乗移る。
そのままジャンクに行きたいがあっちこっちに岩が突き出ていて、危ない航路だ。

船長は若い人で「ゆっくり一人はカイで探りながら行きなさい」と部下の動きを静かに見ながら視線はジャンク船を外さない。
警備艇には局長も緊張した面持ちで見ている。
今は引き潮で、水位が低く難しいが、ジャンクの改造船の脇に付いた。
一番目にまさるが舷側に手を掛けた瞬間に片手で跳躍し不審な動きをけん制、次の船長に手を出して引き上げる。
三丁の銃口は舷側にを狙っているし、警備艇からもさっき撃った銃がそのまま狙っている。
銃を持った3人も乗移り、船長とリィーさんが話、まさるも挨拶する。
あらすじは局長から聞いて居るようで、この制圧状態で降参している5名を、まさるが予め作った捕縄で後ろ手の縛り、縄を噛ませる。
船上は相互に近すぎるので、安全の為噛みつかれないように用心する。
マークして来た米国人がいないので、船長とリィーさんに話し、銃を先頭に船内の確認に向かう。

船上住居なので入るのを躊躇うが、どこで反撃に遭うか緊張の連続だ。
小さな部屋が多くライトつけながら、船長が「歯向かう奴は銃で撃っていいぞ」とでかい声で威嚇、甲板の上まで聞こえる。
リィー船長も大声で「早く出て来なきゃこの船は燃やしてしまうぞ」と各部屋を隅々まで確認する。
まさるは部屋を開ける際正面に立たず手を延ばしてノブを回し、気配を聞きながらライトを向ける。
中間の部屋には居なかったが、奥の2部屋に気配がする。船長が小銃の一人を呼んで「ドアのノブをぶっ飛ばせ」と指示、受けた瞬間ぐらいに撃ち、ドアの枠が折れるほど威力があり、中年の男が両手を上げ、ターゲットらしい茶髪の男も両手を挙げて両ひざをついて居る。艇長が「何で出てこないんだ、ここで死にたいのか」とキツイ中国語で喋る。
茶髪が「怖かった」と言う

「馬鹿野郎お前は何人殺したのだ」と聞く
「お前はこの船の船長か」と聞くと「はい昔からこれに住んで居ます」
「何人乗って居るんだ」と聞くと「10人です」と応える
「上に何人いる」と聞くと「8人です」今生きているのは何人だ」とどんどん攻めて行く。「7人だと思います」
「こいつもカウントしているのか?」と刑事の尋問のように順序良く聞いて行く。

「はい客人です」「何処から来た客だ」
「分かりません、本部からの指示です」「何の本部だ」色々やっている会社です」

「馬鹿野郎こんな改造船で何を遣って居るんだ俺たちを舐めているのか?」と上着を襟を持ち上げて立ち上がらせ、今にも殴りそうだ。

「艇長続けて私と柏木さんにも遣らしてください、こいつは殺して良いんでしたね」とリィーさんが変わる。

「こんな改造船を我々の管轄内で浮かべて居る奴は、外海に流してしまえばいいな」と気楽に言う。

「まずこいつらも外に出しましょうかね、ここは臭いし局長にも報告しますから」と茶髪に「名前は?」と聞く「生まれた年は、場所は」と英語で矢継ぎ早に聞く。
 

 

まさるはリュー・コージンさんの後輩だ。

今回は自分以外は、国外の人だと思ったが操舵して居る人は同胞ではないかと感じた。

クルーザーが速度は出ているが大きく舵を切らずに真っすぐ進むので、改めて所属などを確認し、リィー親娘・カン船舶社長・領事館職員2名とまさるの6名になった。
「事案の詳細は~と」皆を見回して。「皆さんは初対面の人ですが、外交的にも機密部分は有りませんので話して置きます。

マークして居るのは国籍不明で2名殺している可能性があり、凶器も所持しているようです、ですから先ほどお嬢さまの避難を口にしましたが、既に我々も海上ですから相手の動きに応じて作戦を変えます。相手は一名ですがあの船を最初から組み込んで居るのか途中でコネを付けたのか分かりませんので、接近は時間が掛かりそうです、兎に角確保する迄は放しません、皆さんは所属先に予め通報して置いて下さい。ここはスマホも通信圏内ですから連絡してください、但し此の位置と船名、所属名は秘匿で願います」とリィーさんを見る。
「分かりました、船長も私たち親娘は特段ありません」と領事館の二人に視線を向ける。
二人も逐一連絡して居るので、何も無いという。
「船長さんあの船は古そうですが改造して居ますね、二本の帆柱はダミーで、エンジン走行して居ますから、逃走用にアレンジされて居ます、予想として大陸際を南下し海南付近まで逃げそうですね」
「はい、中々いい走りをしていますが南下しても海南は距離が有りますから目的が~」と切る
「外観と本体は違うだろうな、柏木さん 長引いても逃げる方が不利でしょう、こっちは外洋の認可もあるし船籍も更新したばかりで海警に拿捕されれば終わりでしょう」
「そうですね、ただ私は捜査の申請はしていないので、領事館の皆さんにご迷惑になるかと考えました」

「分かりました、むしろ海警にお願いした方が簡単に済む場合が有ります」とリィーさんが困った顔をしていない。
「あの船、夜間走行は無理なようですね、あの右の島に隠れそうですね、近辺には航行している船が居ますが、速度が落して居ます人が住んで居ないような岩礁の感じですが寄って行きます」カンさんが双眼鏡で確認しながら舵輪を引いて居る。
「あそこは港じゃないから上陸はむづかしいぞ、岩礁で船の横腹に穴が開くぞ」とリィー船長も気を揉む。

リィーさんがまさるに話しがあると言うので、船室に入る。

「実は海警の知り合いから、機会が有ったら(あの改造ジャンク摘発したいが、理由が見つからなくて躊躇して居るんだ)と持ち掛けれて居るんです。一応国内の登録船舶らしいが半年くらい前に不良修理ドックでエンジンを載せ外見は古ぼけた2本柱の帆船になって居るが装備が大幅に変わって乗り組みは4-5人で全部が怪しい外国人、若しかして国内の悪と繋がっているのか知りたいと言って居ましら。普通の電話じゃもれるので、カンさんに衛星電話をかりて相談していいですか?」

「はい分かりました、私は銃器は携帯して居ませんが徒手で対応できますの、乗り込んで捜査は出来ます、海警の協力を得れば制圧は可能でしょう、空港から移動中に東京のリユウ―さんに状況を確認しました、ターゲットは一名で国籍は米国、所持金は1000と5000ドル紙幣で、大手の銀行だけでしか換金出来ない感じだが、特殊な犯人らしく、正体を公表されるのは何処の国も迷惑顔らしいです、もう我々の行動はレーダーで捕捉されているでしょう、この電話で海警にご相談してください」まさるバックから衛星電話端末を出す。

脇に付いて居るインターフォンで「カンさんいいですか」呼び掛ける。

「はいっつ通話できます」はっきりした声だ。
「今柏木さんと話してジャンクはここで片付けます、ただ武装して居そうなので海警の隊員と一緒に踏み込み確保します、おそらく我々もレーダー補足さているでしょうから衛星電話で申告します、カンさんは船籍証明書などを用意して置いて下さい、柏木さんの電話を借りて金さんに話します」「船はこの岩礁をユックリ周回します」「はい足元の岩礁は多いですか気を付けて下さい」

「分かりましたお嬢さまが大型ライトで見張って頂き助かります」と笑っている。

 

衛星電話で「マカオのリィーです、やはり局長の内庭ですから挨拶しようと思って居ました。改造船が動いたので一応マークして岩礁に追い込んで居ます。あぁ赤色灯を確認しました、えっ局長も御出馬頂けますか?お待ちします」

「警備船の船長と相談し私と柏木さんと船長と3名位武装した隊員が同行するそうです」
「心強い助っ人ですね、億単位の押収品になるので海警に半分くらい渡して、後は任せると言われて居ます」