orizarot -29ページ目

今日の仕事 8/15…1

色塗り。
ごちゃごちゃさせたくないので
できるだけ手数を減らして塗りたいのだが
なかなかそうもいかない。
「I.D.」の時はもっとじゃんじゃん進んでたな。

昨日、カミさんがちょっと目を離したスキに
うちの猫の「砂糖」が、
我々の夕飯の下ごしらえである卵焼きをつまみ食いした。
つまみ食いっつーか、全部食ってしまった。
猫は肉食だと聞いていたが、砂糖は雑食だ。
見つかった時、全く悪びれることなく
「ママ、僕ここでとっても美味しいものを
見つけたんだよ!全部食べちゃった!」
と、くりくりの瞳で見つめ返してきたらしい。
きっと砂糖は、生まれて初めて自分の力で
エサを見つけたとでも思ってるのだろう。

親父と激しくケンカする夢をみた。
トイレの掃除を親父に任せたら
掃除するどころかトイレットペーパーの筒の中に
ウンコが詰められていたのだ。
問い詰めたところ、
「オレの掃除があまりにうまかったので
ウンコが思わず寄ってきたようだ」
という前代未聞の言い訳をかましたので
「このハゲ!ハゲ!」と罵ってやった。
夜中に目が覚めて、ため息が出た。

今日の仕事 8/14…3

スキャン終了。
線画データに変換してベタ塗りだけ済ませる。
解像度は600なのだが、ここまで高いと
どうしても画面に多少ゴミが出る。
かなり頑張ってガラスをきれいにしたんだけど、
やっぱり出る。
取るのがめんどくさい。
明日は色塗りを頑張る。

画面のサイドポニーテールの子、神園ちえだが
今回1ページ目ではリボンを付けてたんだけど
2ページ目から描き忘れた。
でも今回は胸がテーマなので、無い方が絵的に良かった。
じゃあ1ページ目のリボンを取るべきなのだが
忘れてペン入れちゃったので、もういい。
何事もあきらめが肝心だ。

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結婚する前はモニタは17インチだったが
今は24インチ。
やっぱでかいのはいい。

ちなみにペンタブは使ったことない。
使ったら便利なんだろうけど、マウスでも十分。
マウスとモニタとの感覚的な距離はほぼゼロに近い。

今日の仕事 8/14…2

ペン入れ終了。
消しゴムかけに移る。
これってかなりの重労働だ。
消しゴムかけを省略するためにトレスボックスで原稿を透過し
ペン入れをする人もいるらしいけど
オレはその方法ではうまくペン入れできない。

なぞるというのは結構実は繊細な作業で
ただなぞればいいというわけではない。
鉛筆という、白と黒の間にグレーの色が存在する画材で描いた絵を
ペンという、白と黒しかない画材で表現し直さないといけないわけで、
鉛筆書きの「曖昧な」線を白と黒の明確な線に置き換えるのは
集中力を必要とするからだ。
やってみるとわかるが、鉛筆書きの絵を考え無しになぞると
絵は変わってしまう。
ペン入れはそういう意味で、
一度完成した絵を生かすか壊すかという作業なので
あんまり好きじゃない。

今夜はうなぎだそうです。
嬉しい。

ペン入れが終わったらスキャン。

今日の仕事 8/14…1

ペン入れ3日目。
今日はスキャニングまでやる。

我が家のフレンチブル/あけびは
とても哲学的な表情をしている。
普通の犬に比べて白目が多いため、表情が出やすいのだ。
彼の目には常に哀愁が漂っていて
それはもしかしたら、
我々人間と話がしたいのに言葉が理解できないことへの
もどかしさがあるような気がする。
彼はこちらをじっと見つめて、言葉が通じない空虚さを
一生懸命オレの顔を舐めることで埋めようとしているようだ。
でもね、あけび、
お前が考えてることは言葉が通じなくても
顔を見れば大体分かるんだ。
笑ったりふてくされたり眠そうだったり
彼の顔はとても雄弁だ。


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今日の仕事 8/13…3

ペン入れ終了。
もう0.1mmにも慣れた。

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集英社からビージャンが届く。
ここ数年ずっと集英社とは仕事してなかったから感慨深い。
ビージャンなんて大人の読むもんだと思ってたけど
いつの間にそういう歳になったのか。
なんにしても、表紙がグラビアではなく絵のコミックは良い。

今日は金曜なので、次回透析の月曜まで2日ある。
「中2日(なかふつか)」という言い方をするのだが、
2日あると体重が増える量が多いのでみんな苦労するらしい。
オレももちろん中1日より2日の方が増えは多いが、
そんなに神経質にならなくてもいーんじゃねーかと思う。
だってそのために透析行ってんだし
増えたら引きゃいいじゃないか。
そのぐらいおおらかでいいと思うんだ。
オレはただ生きながらえたいのではない。

自分が身障者になってみてよく分かった。
障害とは、目が悪い人が眼鏡をかける、その程度のことだ。
障害者であることにアイデンティティを見出してはならない。
だって眼鏡をかけてる人が絵を描いたとして
「目が悪いのに偉いですね」とは言われない。
程度の差こそあれ、障害なんてそんなもんだ。
オレは障害者漫画家ではなく、漫画家。
障害があるのにすごい、とは言われたくない。
作品のクオリティに腎不全は関係ない。


今日の仕事 8/13…2

さっき挙げた画像のように、オトメには下着が
割と多く登場する。
そこで難しいのが、レースの表現をどこまで描き込むかということ。
あんまりバカ正直に描き込むと
レース自体はよく分かっても、
胸の膨らみを包み込んでいるという柔らかさが損なわれる。
そこそこに描き込むというのが、結構難しい。

プリーツスカートはオレにとって鬼門モチーフのひとつだ。
難しいったらない。
もちろん想像で書くこともできるけど、
オトメに関してはリアルさが大事なエロス表現のひとつなので
漫画的な処理をしたくない。
多分連載が終了する頃になっても、書くのは慣れないだろう。

ちなみにもうひとつの鬼門モチーフが、ブレザー。
布をまとっているけど身体にフィットしていないという、
このジャケットというのは
リアルに描こうと思うとかなり難しい。
間接で曲がるとか、そんな程度のやさしい変形ではないからだ。
冬服の季節が来るのが今からおっかない。

ガリガリくんの梨味が食べたい。

そういえば今日の透析食は
味の無い冷しゃぶでした。
味さえあれば。。。

今日の仕事 8/13…1

透析完了。
穿刺は柴田先生でした。
彼以外が刺すと痛い。
穿刺は非常に繊細な作業なので、先生は腱鞘炎になっている。
漫画家のオレもまだなったことないのに。

今日はネタを3つ作ってきた。
小野田さんのネタだけは、いつも数分でできる。
彼女はとても動かしやすいしオトしやすい。

今からペン入れ2日目。
今日はまあ2ページもできればいいだろう。
ペン入れ前画像。

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今日の仕事 8/12…4

明日はまた透析。
穿刺は柴田先生だといいのだが。
きっと昼メシはまた不味いのだ。。。
透析自体は辛いと思ったことはないのだが
メシがウマくなくてヘコむ。

今日はペン入れは 7ページで終了。
もうちょっと進むと思ってたけど、まあよし。
漫画家としてのキャリアはもう15年ぐらいだけど
下書きもペン入れも、いまだに書くたびによく分からない。
オトメに関しても1話目の絵はすでにオレにとって
「あまり上手くない頃の絵」になりつつある。
進化し続けていると言えばかっこいいが
そろそろ絵を落ち着かせたい気もする。

今日の仕事 8/12…3

ちなみにオトメのネタは
大抵透析中に考えている。
4時間の透析の間、
チューブにつながれたおじちゃんおばちゃんの間で
女子高生同士がイチャつく姿をあれこれ考えているわけです。
終了までに2つか3つはできる。
おかげでしばらくはネームを考える際に
悩まなくて済む。

今は仕事中は宝塚/花組「EXCITER!」を流している。
宝塚って、あの独特のダサかっこよさがいいんだな。
最近理解しました。

今日の仕事 8/12…2

ちなみにペンはステッドラーのサインペンを使っている。
漫画家さんらしい付けペンは、素人時代に諦めた。
あれはオレには合わない。手汚れるし。

今回最初は、ロットリングを使おうと思ったんだけど
製図用だから難しかった。
高かったのによ!

サインペンの、書き始めと書き終わりにインクが溜まる感じが好きだ。
でも0.1mmだと、あまり勢いを付けて書くとかすれるため
繊細さと引き換えにペンの走りの疾走感は薄まるかもしれない。
まあ出力してきてキレイな方がいいということで
今回はこれでいく。
0.1mm、思ったより線が固い感じにはならない。
今のところ、まあ問題無し。