なにこれすごい。
まず萩から。
松下村塾。
十畳と八畳の粗末な建物です。
毛利輝元公の銅像がお出迎え。
天守台です。
付櫓台には雨落ちらしき石組みが。古写真と見比べながらふむふむなるほどね、と。またいつか模型をつくる時が来たら…
先入観でしょうか。石積みや石垣の反りの線が広島城に似ている気がしました。
「そりゃできればいいけど、お金がね。それもあるし、トップをきって壊したわけだから…」
天守台上には礎石がきっちりのこっています。
「そりゃできればいいけど、お金がね。それもあるし、トップをきって壊したわけだから…」
とおっしゃっておられました。明治維新の先頭を進めたんだという誇りとの複雑な気持ちもあることを感じました。
菊ヶ浜と指月山。
国宝 瑠璃光寺五重塔。
今回の旅の目的、重要文化財「防長土図」。
これは今から約250年前の明和四年に作られた、萩藩全土の立体地図です。
作ったのは萩藩の郡方地理図師、有馬喜惣太。
土で作った芯に和紙を何層にも貼り、固まったあとに中の土を抜いて張子状になっているそうです。
幕府にも他藩にも例がない驚きの立体地図。「防長土図」の展示は山口県立美術館で4月1日までです。