岡山城天守の製作 窓枠ぴったりの感動 | 城郭模型製作工房

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城郭模型作家・島 充のブログです。日本の城郭および古建築の模型やジオラマの製作過程を公開しています。

岡山城の天守、製作は二重目の屋根までぼちぼち進みました。
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北側は不整形をだんだんに整形に持っていく過程で、壁面や軒が切れ上がります。
戦後の再建では再現されなかった、焼失前の二段に葺かれた瓦にドキドキしてしまう城好きの性…
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西側の大入母屋は大きく振れているので、瓦が放射状に納まります。
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その部分だけは別につくります。
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1/300でこの大きさ。小柄な五重天守です。プラモデルでいうと童友社のJOYJOYコレクションかと思うようなサイズです。
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軒瓦はエッチングではなく、丸棒をほんの少し飛び出させて陰影を出しました。
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窓枠はいつものようにエッチングを特注して表現します。

今日、原寸大の原稿が届きました。
合わせてみるとピッタリ!
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別々の人間が、離れたところで同時に製作を進め、きっちり合うとちょっと感動します。
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エッチング製作は石屋模型店の安藤さん。
建築の知識も資料もきっちり持っておられ、細やかな仕事はいつもこちらの気が引き締まり、熊本城模型以来、私の模型にとって安藤さんのエッチングパーツはなくてはならないものとなっています。