ホビーショーレポートその②
第28回モデラーズクラブ合同作品展より、全城会ブースです。
まず会長・中西裕史氏の作品。もうこれは有名な作品ですね。
熊本城築城。
実際に見ると目が点になる。
こちらはかの鍬匠甲冑屋、岐部さんの高取城。
7年前の全城会発足時、まだ素組のプラモ完成品が並んでいた中で、岐部さんの拡張ジオラマが異彩を放っていた、という思い出話も出ましたが、いち早くお城の縄張り模型をつくられた先駆者であり、現在もその膨大な製作数と迫力ある作風でトップを走り続ける作家さんとして尊敬しています。
天守が3つあるのは、淀城天守図面からの復元案、坂根さん独自の復元案、幻の七重天守、というわけです。
この大和郡山城にはとても深い思いが込められています。それは、会のために尽力された林さんが、念願の大和郡山城の製作を果たすことなく、病で亡くなられたのです。私が入会する少し前のこと。私にも会いたがっておられたと聞き、胸が締めつけられました。その葬い合戦ともいえる作品です。
これもご縁なのか、林さんのハンドルネームをもとに今年から創設された「まほろば賞」を受賞されました。林さんも喜んでおられるはずです。
既存パーツは一切使用無し。去年からずっと悩まれていた反り屋根に唐破風の取り付き。お聞きしたらビックリする工法でした。普通思いつかない…
こちらは童友社賞に輝いた藤井さんの高島城。
一瞬、新しいキットが出たのかと思うほどの生まれ変わりぶり。
階高や軒の出に繊細な調整が加えられ、垂木の追加などでプラムのキットが大変身。私などは手を抜いて図面に頼ってしまうのですが、実際に目で見た印象や写真など、ご自分の感覚で調整を加えられているので、とても生き生きしています。
去年はじめてお会いした時から、この感じはどうやって出すんですか、ここはどんな方法の彩色ですか、といろいろお聞きしても全部教えて下さり、私もかなり影響を受けています。他のジャンルのプラモデルも幅広くつくられる方なので、基礎のテクニックの次元と幅が違うのです…
ファセットの石原社長の高知城!玄関前の黒い点のように見えるものは千代と一豊の縮小写真。
新製品ですが、商品にはない部分もホビーショー用に拡張してあり、これを見て買った人は、おい、ここないやんけ!ということになりますね(笑)拡張パーツも販売してもらわないと…
こちらはいわきの方が作られた磐城平城。地元のお城をつくる喜びがありますよね。今年もおいでになれずまだお話しできていないので、来年はお会いしたいです。
ペーパークラフトの厚みを増した御殿など、見どころありました。
思えば、東京のホビーショーで、童友社の社員さんと立ち話の中、「全城会入ったら静岡ホビーショーで展示できますよ、みんないい人ばかりだし」の一言が全てのきっかけでした。帰りのバスの中で入会の申し込みのメールしてたという…
今思えばあの一歩が大きかったなあ。
ホビーショーに出展することは個人では絶対にかなわないことなので(団体としてしか参加できないのです。しかも団体として参加の許可をもらうまでには何年も待たねばならないそうです…)、ホビーショーで作品を展示してみたい、というそこのあなた!全城会にぜひご入会を。入った年から作品を展示できます。
ホビーショーに出展することは個人では絶対にかなわないことなので(団体としてしか参加できないのです。しかも団体として参加の許可をもらうまでには何年も待たねばならないそうです…)、ホビーショーで作品を展示してみたい、というそこのあなた!全城会にぜひご入会を。入った年から作品を展示できます。
名前は硬いですが、単なる同好会です。みんな趣味が同じなのであたたかくむかえてくれます。←これは経験済み。
会員同士の張り合いで、だんだん作品がコアになってきていますが、プラモデルの素組みでも全然恥ずかしくありません。
直接会えば、ブログで書けない、製作のヒミツやヤフオク時代の話などなんでもお答えしてます。
あなたのご入会、お待ちしております!