岐阜城も佳境に差し掛かっております。ほんのちょっとでもお見せしたいのですが、ご依頼主様の許可が出るまでは非公開です。
水面の補修のため里帰りして来ていた豊臣大坂城を、本日発送しました。
とても微妙な波紋が出来上がりました。
あ、「微妙」という言葉は最近マイナスの表現に使われますが(「あのレストラン、ビミョーだよね」など)、本来は言葉にできないほど微細な美しさや様子を表す言葉です。
この微妙な波紋…模型の世界観とマッチしていますよね?
ほぼ同スケールながら、この前の豊臣大坂城とは世界観が全く違うので、水面の表現も全く違うやり方をとっています。
久しぶりにゆっくり眺めていました。
しばらく見ない期間があると、こちらの目もリセットされていますので、作った頃より冷静に見ることができました。
自分で作っておきながらなんですが、いい模型ですね。
これは他に無い。
自分の手を離れて、この模型が自身の歩みを始めていることを感じて嬉しくなりました。
所蔵先へ帰りました。
これで現在、珍しくアトリエには豊臣大坂城が1つも無い…作らねばかな。