復興支援アイドル
みちのく仙台ORI☆姫隊の芸術の女神
SEIKAです
※七ヶ浜国際村ステージにて
七月下旬から現代文の授業で、
「山月記」中島敦
を読み進めました。
今回は２つの記事にして、
考え事をしたいと思います。
SEIKAはシリーズでたくさんの『考え事』をAmeba Blogに記事をあげています！
ぜひ過去の記事も読んでください！
様々な考え事がありますが、今回は評論文や小説などの作品を読んでの考え事です！
過去の、作品に触れての考え事⬇️
ミロのヴィーナス【ORI☆姫隊SEIKA】
ミロのヴィーナス【ORI☆姫隊 SEIKA】
水の東西【ORI☆姫隊SEIKA】
「山月記」中島敦
文学での秀才である李徴は、詩で名をあげようとしますが失敗してしまいます。
既に友人たちは出世していて、
李徴は「臆病な自尊心」と「尊大な羞恥心」で人と交わることができません。
そんな自分に苦しみ、発狂して山に出ていくと、李徴は虎になってしまいます。
虎と人との境界線で、なぜ自分は虎になってしまったのかなどを考えながら、もがき苦しむ李徴の姿が描かれています。
SEIKAが考えた事は、
①「人と動物の違い」
②「心があることとは何か」
③「人は人と交わらなければ人ではなくなる」
です。
何度も何度も、虎と人に変わり移る李徴の姿から、
人と動物の間にはどんな線が引かれているのかを考えさせられます。
［①］それは心があるかないかだと思います。
作品の中では本当に、読んでいて自分も苦しくなるような李徴の姿があります。
体は虎となっていながら、まだ人間の心があり、たまに理性をなくすと人を食べてしまいます。
ハッとして人間の心が戻ってくると、
自分を責め、なぜ虎になってしまったのかなどを考えるのです。
［②］私は、人は心があることで、悪くて美しい生き物だと感じます。
心はあるのかについての考え事💭
私は以前に、心は集めていくものだと考え事をしていました。
生まれたての赤ちゃんには心はないと感じています。
生まれてそこからお母さんや友達、たくさんの人と触れ合って、一つ一つ心を拾い集めていくものだと思います。
そして、その心をよく使って動かしながら、良い方向に向かって進んでいくためには、
「同じく心を持った人間同士で交わること」だと思いました。［③］
作品の中では、李徴の友人「袁傪」が登場します。
日に日に心までも虎化していく自分に気づいた李徴は、最後に詩を詠んで袁傪に文字にして書き取らせます。
その詩は優れていて、作者の才能を感じさせる詩だったそうです。
ですが、袁傪は感心しながらも李徴に対して感じていたことを話します。
「素質としては一流に間違いない。
しかし、今のままでは作品として一流になるには、どこか非常に微妙な点で欠けているところがあるのではないか。」
と言います。
李徴はなぜ虎になる運命なのか、原因が分からないといいますが、思い当たる理由が無いわけではありませんでした。
李徴が人間時代は、師につかず、詩友とも交わり切磋琢磨しようとせず、人との交わりを避けていました。
名が上がらないのは、自分に才能がないことではなく、自分の高いプライドや偉そうな態度がその原因だと虎になった今になり感じ始めるのでした。
そういうところが袁傪の言う「非常に微妙な点で欠けているところ」なのだと思いました。
人としてのを心なくして、詩にふけていた李徴。
自分の性格や心のあり方に後悔します。
次回に続く…。
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