暦のうえでは、まもなく立秋(8/7)となり、梅雨が明けと思ったら、
もう「夏の果」。
本格的な暑さは、これからですが、朝晩など、ふと肌に感じる風
には、「涼しさ」が。
男涼しコントラバスを横抱きに 小枝秀穂女
どの子にも涼しく風の吹く日かな 飯田龍太
現在では、エアコンが中心ですが、一昔前は扇風機が主力。
入社したてのときは、何台もの扇風機の中で、仕事をしたもので
す。
この扇風機の原型となるものが、江戸時代後期の文政2年(1819)
発行の文献に、うちわを幾つもつけたものを人力で回し、風をお
こす機械が紹介されているとか。
国産の電気扇風機第一号は、東京電灯会社(東芝)によって明治
27年(1894)に製作されたとのこと。
当時、電気扇子と呼ばれた贅沢品で、店では、「扇風機付食堂」
などと看板を出して、客を集めたと言われています。
さらに遡ると、もっぱら涼をとる道具として、使われていたのが「扇」。
古くは、この扇、女性が顔を覆ったり、装飾用に使われていた道具。
年間通して使われており、「扇」の歴史的仮名遣いからは「あふぎ」
「逢ふ」を連想させるところから、再会を期して餞別の贈り物にされ
ることも多かったとか。
そへてやる扇の風し心あらばわが思ふ人の手をな離れそ
(後撰集)
[今日の一句]
・涼しさや飛行機雲のかすみゆき
[これから俳句を始めたいかたへ]
俳句生活で学んだことを、初心者向けに、131回に亘って、綴って
います。
「はじめまして」
https://ameblo.jp/originalk/entry-12515820857.html
