俳句エッセイ    八月をうたう | 俳句のとりな

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この地域も梅雨明けとなり、本日より、八月。

 

「葉月」は陰暦八月、仲秋のことですが、ほかの異称と同じよう

に、陽暦にも使われます。

 

「葉月」には、葉の落ちる月、「葉落月」からうまれたものだとか、

初めて雁が飛来するので、「初来月」(はつきづき)、稲の穂の張

る月の「稲張月」(ほはりづき)、早稲の花の月の「花月」の略した

ものなどとか、諸説が。

 

 はつきとは名にこそたてれ野分して千種の花をさやは払はむ
 藤原教長(貧道集) 
 (葉月とは名目だけで、野分が吹いて、そのように多くの花を葉

 のように散らすのだろうか)

 

また、 陽暦八月は、猛暑と秋の気配とが裏腹になった月と言え

ます。上旬には立秋があり、暦のうえでは、秋。

 

しかしながら、 例年ですと、 暑さの盛りで、夏休みの時季、旧盆

の間には帰省が行われて混雑しますが、 下旬になると、 多かっ

た海や山へ出かける人も少なくなります。

 

 八月やずしんずしんと象の足 千曲山人

 

 秋たつや川瀬にまじる風の音 飯田蛇笏

 

後の句は、「秋来ぬと目にはさやかに見えねども~」の伝統を踏

まえながら、  秋立つ気配を自然体で淡々と詠んでいるとされ

います。

 

「八月」は、特徴を一言で表現しがたく、「十一月」と同様に詠い

にくい月のようです。

 

 

 

このところ、 ショスタコーヴィチの「ワルツ 2番」がBGMがわり。

もともとは、映画のBGMとして作曲されたものですが、短い間に

変化が楽しめるので、 アンコール曲として、 よく演奏されるよう

です。


交響楽団の演奏もいろいろな音が楽しめますが、ピアノソロにも

捨てがたいものが。

 

 

 

 

[今日の一句]

 

・幾重にも折り重なりて葉月光


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