Un poisson rouge -98ページ目

べるせば。

Belle and Sebastianが大好きです。
バンドっていうか、私の中では、音楽隊って感じ。
その感じが好き。2000年代っぽくない感じが好き。

現実が、驚きである、ということ。

今行っている英会話に通って半年くらいになる。

最初は3ヶ月くらい、というつもりだったけれど、まだまだ能力的にやりたいことが出来るレベルではないという事実もあり、費用面で相当迷ったけれど、自分への投資、と思って覚悟を決め、続ける決断をした。

英会話を勉強するのは楽しくて、いつも時間を忘れてしまう。
勉強って本当に奥が深い、と思う。知れば知る程、自分が「知らない」ということに、気付かされる。

先日イギリス人の先生との会話の中で、先生は大学で哲学を専攻していた、と言っていた。
私の買った洋書の話から、ちょっと宗教的な話になった。
その先生はカソリックの家庭に育って、幼少期は教会にも通っていたという。
でも、神に会ったことは無いよ、と冗談交じりに話していた。
先生は、教会で聖書を読んだりしていたけれど、そこに出てくる話は現実とあまりにもかけ離れているように感じて、疑いが生まれたという。そして、哲学を勉強したいと思うようになった、と。
しかも、「神は死んだ」という有名な言葉を残した、ニーチェについても語っていた。
その言葉は聞いたことがあったけれど、ニーチェの思想について、わたしは勿論詳しいことは知らない。
先生が言うには、科学が発展するに伴って、それまで言われてきたような神の存在について、それを全肯定出来るようにならなくなっていき、その現状について考えたニーチェは、人間である我々自身が、神を殺したのだ、という意味で、「神は死んだ」ということばを用いたらしい。

そして、先生は次のようなことを語っていた。

「科学が発達しても、神の存在を証明することは出来ていないし、その存在が証明できるかどうかは問題ではないと思う。ただ、聖書に書いてあるようには、神が存在しているようには、自分自身は思えない。

神の存在は別にして、今あるこの現実自体が、奇跡的で、素晴らしいと思う。宇宙から誕生したという意味で、我々は皆同じ起源を持つ存在だし、この現実があるということ、宇宙、喜びや幸せを感じるということ、それ自体が、本当に驚きだと思う。

自分はそれ以上の、別の神の存在を望もうと思わない。聖書にあるような奇跡の話も。今のこの現実が、驚きで素晴らしいからだ。」と。(私の中で和訳&要約しています。)

現実自体が、驚きで、素晴らしい・・・

私はこの先生の話、そして、今ある現実の素晴らしさを感じることのできる先生の感性が素晴らしいと思った。
確かに、言われてみれば、現実とは不思議で予測がつかなくて、驚きに満ちている。
生きて存在し、沢山のことを感じることができる。それ自体が、確かに、考えてみればとても不思議なことで、そのこと自体が、とても面白い。。。

「なりたい姿」「目指す姿」に全然なれなくて、「こうでなければならないのに、そうではない駄目な自分」の現状についてばかり考え、すぐに悲観的、自虐的になりがちな自分に、
今ある現実の素晴らしさ、驚き、そういうものを思い出させてもらったような気がした。
現実の中で起きることは、確かに、驚きに満ちている。
先生からこんな話を聞くこと自体だって、全く予測したものではなかった。。。

先生に、感謝。。。

わたしは、教室のスタッフの方のアドバイスに従い、レッスンを録音して聞いているのだが、
先生の話し方、声色や抑揚に、本当に、現実に対する驚き、喜びといった感情が表れていて、
こんな私の文章では伝わらないものがあり、残念ですが・・・。


それはさておき、こんな哲学的・宇宙的な会話の後、エレベーターで同僚と会ったときの挨拶、というもの凄く身近な話題にシフトしていった我々。
そして先生、
「英語でニーチェの思想について語るのは難しい話題だから間違ってしまうのは予想の範疇だけれど、ふつうの日常の会話で間違えちゃったらもっと悪く見えちゃうからね(キラッ。ニヤリ。)」


その通りすね!がんばります!!!


人生は、予測がつかないからこそ、時には本当に哀しく苦しい。自分ではどうにも出来なくて、無力感に苛まれたり、不条理だ、と思ってしまう。
でも、予測がつかないからこそ、素晴らしく、驚きに満ちているのかもしれないな、と、
そんな風に思えました。
今現実が在る、ということ。それは、本当に、それだけで恵まれていること、なんだ。。。

うまく言えないけれど、
ありがとう、先生。

毎日を精一杯生きる、ということを、もっともっと大切にしようと思った。

ありがとう。

Way of thinking

今の自分に足りていないことばかり考えるより、
今の自分に何が出来るのか、を考えよう。

批判されることを恐れて何もしないより、
まずはやってみることから始めよう。

軽やかに、柔らかく。

そうやって、「考え方」を、少しずつ変える努力をしてみよう。