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原発で起きていた(いる)こと

テレビで福島第一原発で実際に起こっていた酷い事実が報道されていた。

原発の作業員の人たちの雇用の構図は、東電を頂点として、東芝などの元請け企業、その下の何百という数の下請け企業があるという。

事故直後、末端の労働者の人たちは、日当のピンはねが頻繁に起き、身元管理もろくに行われずに雇われていた。そのため、今も140人を超える、原発で作業をした労働者たちの行方がわかっていないらしい。

3.11以前からそのような劣悪な環境に警笛を鳴らす本などは出版されていて、東電や厚労省の職員が知らないということはないはずだそうだ。

3.11後も作業員の人たちの労働環境の劣悪さはメディアでも指摘されていた。

でも改めて見ると本当にひどい。

ゆるせない。

そして本当に申し訳ない。

自分は無力で何もできていないけれど、怒りが腹の底から湧き上がる。

原発の良さを語るあらゆる文言を、わたしは受け入れない。

東京に暮らしてるこんな自分がこんなことを言っていること自体最大の矛盾で、

ことばより行動で表わさないと意味も説得力も何も持たないことも知っている。

ただ怒って悲しんでじたばたすることに意味はない。



だからと言って今の自分に何ができるのか。

もやもやから目をそらさず情報収集すること。

エネルギーについて、学ぶこと。

市民として、声をあげられるときにあげること。



加害者にも被害者にもなりうる自分や、未来の世代の人たちに、思いを馳せること。






突っ走り癖

わたしは周りが見えなくなる程目の前のことに突っ走る癖がある。

高校のときは部活と行事だった。交感神経がずっと高揚状態みたいな日々。ひとつのことが終わると燃え尽き症候群のような状態になっていた。

大学生になってもその傾向はあんまり変わらなかったと思う。自分の興味の向くままに全て手を出してやるくらいの勢いで後先考えず動き回っていた。

そうしていないと生きている感じがしなかった。

それに向かって突っ走れる何かがあるということが、自分にとって重要だったのかもしれない。


今はどうだろう。自分の中で考えられないくらいゆっくりしている。
足踏みしている。何者にもなれていない。そして、何の実力もない。



意識的に、神経を落ち着かせるように、している。

そういう期間も大切なんだと思う。


今は、慌てないことを覚えないと、次々と頭の中に湧き上がるさまざまな想念によって、自分が自分を壊し始める気がする(笑)

突っ走り癖を、良い感じにマイルドにできるように、頑張ろう(笑)

映画『セヴァンの地球のなおし方』

1992年の国連環境開発会議(リオサミット)で、後に「伝説のスピーチ」と称されるスピーチを行った若干12歳のセヴァン・カリス=スズキが、大人になり、一児の母になった。

その現在の彼女の姿、そしてリオサミットでのスピーチの映像がところどころに散りばめられ、フランスや日本で、地域に根付いた環境活動や、農業を行う人びとの姿を追ったドキュメンタリー。

語られる説明は多くないのだけれど、映像美が際立っていた。日本は福岡県で合鴨農法を営む古野氏の農場で、合鴨のひなたちが人の手から田んぼに飛び出していく様子。フランス・バルジャック村で、木漏れ日の下で有機野菜の給食を食べる子どもたちと村長。


農業国である一方で、多くの原発を抱えるフランスの問題も。有機野菜の給食を出す、バルジャック村の40キロ先には、原発が稼働し、もうもうと煙を吐き出しているのだ。

原発に、遊ぶ子供の絵が描かれているのも皮肉である。


合鴨農法の古野氏が、たくさん実ってしなって垂れた稲穂と、あまり実らずしなっていない稲穂を見せて、人にたとえてこんなことを言っていたのが何だか面白かった。

「実らないのはいばっていて、実ったのは謙虚なのです」




セヴァン・スズキのことばがとても正直で、腑に落ちる。

「こんな言葉をよく耳にします
“母なる自然を守り地球を救わなくては”
気持ちはわかりますが、私の考えは違います
地球は自力で生き残れる
私たちが望むのは幸せで健康な生活です
大切なのは生活の質と健康、そして子供なんです
だから私は自己中心的に自分たちを、
どう救うかを考えていきたい」(パンフレットより)


ストイックではなく、自然に、
また、自分の子どもにどんな世界を残したいかという視点で、
自己中心的に幸せを考えると、遠くより近くのものを、
有機野菜や環境に配慮された製品を、となるなあと、
字幕より、ときに美しい映像ばかりに気を取られ、
きれいだなあ、おいししそうだなあと思いながら(笑)、そんな風に感じた。



映画『セヴァンの地球のなおし方』ホームページ
http://www.uplink.co.jp/severn/