みなさま、こんにちは!
さてさて、今日はオーガニックに関するお話しを少し。
「自称のオーガニックはオーガニックではない」
ということをお話ししたいと思います。
オーガニック食品コーナーや、オーガニックコットンが少しづつ目に触れることが
増えてきましたね。でも、オーガニックというのは、いったい何なんでしょう?
こういう風に思われる方も多いのではないでしょうか?
「オーガニック」「有機」というと3年以上、農薬や化学肥料を使わずに育てられた
野菜や果物、というイメージ、安心、安全、でもお高いというイメージがあるかと思います。
一言でいうと「オーガニック」「有機」と名乗るには、農林水産省の定める、
有機JAS規格に則って、国際基準の資格を持つ第三の認証機関が認めることによって、
初めて本当のオーガニックとなります。
「オーガニックにんじん」 「オーガニック紅茶」などと、
表示をしてもいいことになります。
これが有機JASマーク。
このマークのついた食品は今やどこのスーパーにも並んでいますよね。
ということは、どこぞの仮に斎藤さんが、独断で
「うちの畑で農薬や、肥料を使わずに作ったニンジンだで、オーガニック人参なんだわ~」
と勝手に言ってはいけないと言うことになります。
斎藤さんが、有機JASの規格に従って人参を作りましたということを
その作り方や畑の状態を、監督してくれる人がいて、
「確かに斎藤さんはオーガニックで作ったよ~」と細かいチェックをしてお墨付きをもらわないと
「オーガニック人参」 「有機にんじん」 としては認められないということです。
なんだか大変そうですね~
でもこうなったのは2001年、巷に健康志向があふれ、有機や、無添加とか、
そういった指向を私達消費者が求めるようになって、
一定の基準がなく、
「有機かぼちゃ」「無農薬トマト」「無農薬で作りました!」などといった野菜が並ぶようになり、
実際には化学肥料を使っていても、売れ行きがいいために、そのように表示している例も見られ、
「いったいどれがホントでどれがほんとの有機なのかがわからない」と、私達消費者が混乱したことから、
「有機」や「オーガニック」の認証制度が生まれたわけです。
有機・オーガニックの基本的概念は以下の通りです。
【 有機栽培 】・・・農地での作られ方
1.農薬を使わない
2.化学肥料は使わない
3.肥料を使用する場合は有機肥料のみを使用する
【 有機認証 】・・・認証するための基準
1.農場は最低3年以上農薬を使っていない
2.有機肥料であっても化学薬品や重金属が含まれないものを使用する
3.栽培によって環境を破壊しない
4.労働条件を厳守している
5.環境・衛生管理の整備
6.上記に関する管理プログラムの制定とその実施
7.上記に付帯する全ての事項に対する第三認証機関による検査と認証