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俺のまとめ -oremato-

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青山の根津美術館で5/17まで開催中の「燕子花と紅白梅 光琳デザインの秘密」展に行ってきました。

今年は琳派発祥から400年、尾形光琳没後300年にあたるということで、琳派関連の美術展が多く開催されています。

日本美術はかわいいという風潮 #美術展 #鳥獣戯画 #若冲 #琳派 #仁阿弥道八 (関連まとめ)

本展の目玉は尾形光琳の「燕子花(かきつばた)図屏風」と「紅白梅図屏風」。どちらも光琳の代表作といえる作品です。
もともと燕子花図屏風は根津美術館、紅白梅図屏風は熱海のMOA美術館の所蔵品ですが、根津美術館からMOA美術館に燕子花図を貸し出してMOA美術館で「燕子花と紅白梅」 光琳アート -光琳と現代美術-」展が開催された後で、MOA美術館から根津美術館に紅白梅図が貸し出され本展が開催されました。

僕はもともと燕子花図屏風より紅白梅図屏風の方が好きだったのですが、実際見てみて燕子花図屏風もいいなあと思いました。

メインの2つ以外の展示はMOAと根津で異なり、MOAの方では光琳作品とあわせて加山又造や会田誠など近現代の作家が琳派にインスパイアされて作った作品や最近リニューアルされた三越のショッピングバッグのデザインの元となった森口邦彦の友禅訪問着「白地位相割付文 実り」が展示されたのに対し、根津の方は光琳のデザイン性にあらためて注目するというテーマ。
光琳の下絵や、光琳がデザインの参考にしたと思われる「光悦謡本」など地味めな展示も多かったもののそれはそれで興味深かったです。

三越のショッピングバッグが57年ぶりに一新 - 人間国宝の森口邦彦がデザイン

金沢能楽美術館で流麗な書体の「光悦謡本」展示-北陸初公開の品も (「光悦謡本」とは何か)

光琳の弟、尾形乾山(けんざん)の作品も結構ありました。
乾山は陶磁器作品で知られていて、乾山が作った器に光琳が絵付けした作品もありますが、乾山自身も絵を描きます。
光琳とは異なる乾山の素朴な画風も僕は好きで、今回見た中では銹絵染付金彩絵替土器皿がよかったです。

本展のほかに琳派関連の美術展として、日本橋高島屋で「細見美術館 琳派のきらめき ―宗達・光琳・抱一・雪佳―」というのが5/11まで開催中です。
また、現在「若冲と蕪村」展を開催中のサントリー美術館で5/27から尾形乾山展「着想のマエストロ 乾山見参!」(←ベタなダジャレ)が始まります。

乾山の作品は今年かなり見ているので乾山展はパスでいいかなと思ってるのですが、高島屋の方は鈴木其一、中村芳中、神坂雪佳などの作品で気になるものがあるので多分行きます。

根津美術館のカキツバタ
根津美術館にはかなり大きな庭があり、ちょうどカキツバタが満開でとても綺麗でした。
伊藤若冲と与謝蕪村は同い年だった!2015年、2人の天才の展覧会が開催

以前まとめを作った「若冲と蕪村」展が六本木アートナイトなるものの一環で昨日だけ500円(通常時は一般1,300円)だったので行ってきました。

ともに今年で生誕300年という2人。
蕪村は松尾芭蕉・小林一茶と並ぶ俳人(有名なのは「春の海 ひねもすのたりのたりかな」)であり、江戸時代の文人画・俳画の代表的な画家なのですが、やや地味な存在で、画家として人気があるのは圧倒的に若冲でしょう。
僕が作ったまとめの検索ワード(過去30日)を見てもはっきりわかります。

「若冲と蕪村」検索ワード










僕自身も、若冲は以前から好きだったのですが蕪村はこの展覧会を知ったのをきっかけに興味を持ちました。
今回見た作品で気に入ったのは、若冲では「松竹梅群鶴図」、蕪村では「闇夜漁舟図」。

松竹梅群鶴図
伊藤若冲̶ -アナザーワールド- (静岡県立美術館)
伊藤若冲―アナザーワールド― 千葉市美術館 2 (個人ブログ)

闇夜漁舟図
猫の後ろ姿 396 絵の中の「煙」 1 蕪村 (個人ブログ)

若冲は異常なまでに幅広い画風の持ち主ですが、一つの絵の中でも異なるタッチを使い分けていて、「松竹梅群鶴図」でも細かく描き込まれた鶴の脚、荒々しい松の葉、シャープな竹に柔らかな梅の花と、様々なタッチを味わえます(小さい画像だとわかりづらいと思いますが)。
そして、大胆にデフォルメされた鶴のフォルム。カッコイイ。

蕪村の「闇夜漁舟図」は夜の闇に浮かび上がる煙の表現がいい。
幻想的かつ郷愁を誘う情景です。
おっちゃんの表情もイイ (これも小さくてわかりませんね)。

蕪村の描く人物は表情がユーモラスで、「又平に」 (花見画賛)や「学問は」等は実にかわいらしいです。
一方の若冲も「布袋唐子図」「虎図」等、かわいい絵を描いています。

先日テレビ番組「美の巨人たち」で見た若冲の「乗興舟」があったのも嬉しかったです(長ーい作品の一部ですが)。
「乗興舟」と同じ「拓版画」と呼ばれる技法で作られた「玄圃瑤華」もありました。

会期は5/10まで。会期中展示替えがあり、「又平に」は明日までですが、他はご紹介した作品全て最終日まで展示されます。
まとめの分類が一通り終わったので、今後は新しく作ったまとめの紹介や、まとめに関連した話題について書いていこうと思います。

というわけで、最近作ったまとめがこれ。

『バードマン』の撮影監督、エマニュエル・ルベツキ #アカデミー賞 2年連続受賞

『ゼロ・グラビィティ』と『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』で2年連続アカデミー賞撮影賞を受賞したエマニュエル・ルベツキのまとめですが、この人が関わった作品でまず紹介したいのが、アルフォンソ・キュアロン監督の2006年作『トゥモロー・ワールド』です。

※ストーリーのネタバレはしませんが、撮影技法についてネタバレします。

冒頭から長回しのシーンで始まるこの映画、
いくつか印象的な長回しシーンがあるのですが、とりわけ驚いたのが中盤の車のシーン。

正面から車内の5人(前2人、後ろ3人)を映している状態から、視点が後部座席の方へ寄っていき、前の席から後部座席の3人を映しているような状態になった後、左前・左後ろの2人のやりとりをとらえ、また後部座席の3人を映したところで、車の進行方向で何かが起こり、カメラが右180度ぐるっと振り返ります。さらに右に回って運転席(進行方向右前)を映すと、そのまま右後部座席、後ろ中央座席と、遂には360度一周してしまうのです。その後も前、後ろ、前とカメラは動き続けます。

文章で書いてもよくわからないかもしれませんが、要はカメラマンはどこからどう撮っているんだよという話で、こんなシーンをカットなしで撮ることは本来不可能なのです。

ではどうやってこのシーンができたかというと、一続きに見えるシーンは実は複数のカットで構成されていて、切れ目がわからないようにコンピュータ処理でつなぎあわせているそうです。

この手法はルベツキのその後の作品でも取り入れられていて、最近日本公開された『バードマン あるいは(無知がもたらす予期せぬ奇跡)』に至っては2時間近い全編がほぼワンカットに見えるように編集されているそうです。

こうした擬似全編ワンカット映画のさきがけと言えるのが、アルフレッド・ヒッチコック監督の『ロープ』(1948)です。

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この当時はフィルムの長さが10分程度であったため、複数のカットをつながざるをえなかった(アップのシーンでさりげなくつないでいます)のですが、時代は変わり、デジタル撮影によるガチの全編ワンカットで撮影された長編映画として知られているのが、アレクサンドル・ソクーロフ監督の『エルミタージュ幻想』(2002)です。

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それ以外の真性全編ワンカット映画として『ホテル・ワルツ』(2007)という作品を紹介します。

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まあ、これくらいしかそういう作品を観ていないのですが、この映画はすごいです。
イタリアのあるホテルの女性従業員の周囲で起こるドラマがほぼ映画内と同じ時間進行で描かれるのですが、ホテルの通路を歩く主人公が別の従業員とすれ違うとそこで視点が切り替わるというように結構凝った構成で、さらには回想シーンまでカットなしで表現しているのです。
主人公が昔の話をした後で画面から歩き去っていったと思うと、違う髪型で歩いてきて回想シーンだとわかるといったやり方です。

そこまでいくとカットなしでどこまでやれるかということが目的化しているきらいもありますが、話もそれなりに楽しめます。Amazonの「商品の説明」でもストーリーにしか触れてませんしね。
(いやそこは触れろよとも思いますが)

監督はサルヴァトーレ・マイラという人で、有名ではありません。
尺は80分ちょっとで『エルミタージュ幻想』より10分ほど短いですが、
長回し好きなら楽しめる作品だと思います。

最後にルベツキの話に戻りますが、長回し、擬似長回しだけがこの人の魅力というわけでは決してありません。
そのことは僕が下手に語るよりも、まとめで紹介している動画や画像を見ていただければおわかりいただけることと思います。

『バードマン』の撮影監督、エマニュエル・ルベツキ #アカデミー賞 2年連続受賞

てことでよかったらまとめもチェックしてね~。