以前まとめを作った「若冲と蕪村」展が六本木アートナイトなるものの一環で昨日だけ500円(通常時は一般1,300円)だったので行ってきました。
ともに今年で生誕300年という2人。
蕪村は松尾芭蕉・小林一茶と並ぶ俳人(有名なのは「春の海 ひねもすのたりのたりかな」)であり、江戸時代の文人画・俳画の代表的な画家なのですが、やや地味な存在で、画家として人気があるのは圧倒的に若冲でしょう。
僕が作ったまとめの検索ワード(過去30日)を見てもはっきりわかります。

僕自身も、若冲は以前から好きだったのですが蕪村はこの展覧会を知ったのをきっかけに興味を持ちました。
今回見た作品で気に入ったのは、若冲では「松竹梅群鶴図」、蕪村では「闇夜漁舟図」。
松竹梅群鶴図
伊藤若冲̶ -アナザーワールド- (静岡県立美術館)
伊藤若冲―アナザーワールド― 千葉市美術館 2 (個人ブログ)
闇夜漁舟図
猫の後ろ姿 396 絵の中の「煙」 1 蕪村 (個人ブログ)
若冲は異常なまでに幅広い画風の持ち主ですが、一つの絵の中でも異なるタッチを使い分けていて、「松竹梅群鶴図」でも細かく描き込まれた鶴の脚、荒々しい松の葉、シャープな竹に柔らかな梅の花と、様々なタッチを味わえます(小さい画像だとわかりづらいと思いますが)。
そして、大胆にデフォルメされた鶴のフォルム。カッコイイ。
蕪村の「闇夜漁舟図」は夜の闇に浮かび上がる煙の表現がいい。
幻想的かつ郷愁を誘う情景です。
おっちゃんの表情もイイ (これも小さくてわかりませんね)。
蕪村の描く人物は表情がユーモラスで、「又平に」 (花見画賛)や「学問は」等は実にかわいらしいです。
一方の若冲も「布袋唐子図」「虎図」等、かわいい絵を描いています。
先日テレビ番組「美の巨人たち」で見た若冲の「乗興舟」があったのも嬉しかったです(長ーい作品の一部ですが)。
「乗興舟」と同じ「拓版画」と呼ばれる技法で作られた「玄圃瑤華」もありました。
会期は5/10まで。会期中展示替えがあり、「又平に」は明日までですが、他はご紹介した作品全て最終日まで展示されます。