H/E と W/O を気にしてませんでしたが…。 | ordina M3 2013年式RM348 を買ってみたブログ

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ブリヂストン oridina M3(2013)を購入したことから始まったサイクルライフ!

タイヤ選択にあたって、そういえば、H/E と W/O があったんでしたよね。

 
これまで全然気にしてませんでしたが、
 
「…っていうか、うっかり忘れてましたが…(苦笑)」
ガーン

BOMBTRACK ARISE 2 2018 に初期装備のリム、XCD-22 は、H/E なのか W/O なのか…??

 
…と、気になって調べてみたのですけど…。私にとっては意外な調査結果が…!
 
「皆さんには常識かも…!?」
ガーン
 
間違ってたらごめんなさい。
 
だけど、私が調べた感じ、今の W/O、H/E 事情はこうなってるみたいです。
 

■そもそもW/O、H/Eとは?

基本事項の復習です。

そもそも、W/O、H/E とは?

 

リム(と対応するタイヤ)には、主に次のような種類があります。

  1. ストレートサイドリム(平リム)
  2. クリンチャーリム
  3. チューブラーリム
  4. チューブレスリム
  5. (その他)

で、そのクリンチャーリムに注目するのですが、クリンチャーリムの特徴として、

 

「タイヤのリムに接する部分に入れたビードワイヤ―と、タイヤに接するリム端を厚くしたビード座(クリンチャー、クロチェット、フック)を嚙合わせて固定する」

 

…となっております。

 

そして、このクリンチャータイヤには大きく分けて次の2種類があるみたいなんですね。

W/O (wired-on)「ワイヤード・オン」

フランスで発達したタイヤ固定構造。主にロードバイクなどで使われている。

サイズ表記方法の例:700x25c、26x1・1/8など。

そして…、

H/E (hooked-edge)「フックド・エッジ」

イギリスやアメリカで発達したタイヤ固定構造。主にマウンテンバイクなどで使われている。

サイズ表記方法の例:26x2.0"、29x2.5"など。

 

…ということだと記憶しておりますが、間違ってないですか??

 

そして…、

 

基本的に、W/O と H/E の規格にはタイヤ固定構造が違うため互換性がなく、相互に利用することは不可。

W/OタイヤはW/Oリムへ、H/EタイヤはH/Eリムへ取り付けてね!

 

…ということだったと思うのです。

 

参考文献:

https://panaracer.co.jp/products/pdf/faq_tire.pdf

 

で、今回、納車待ち中の BOMBTRACK ARISE 2 2018 。

標準装備のリム、XCD-22 で使えるのは、どっちのタイヤ??

 

■W/O、H/E 、意味なし!

で、色々と調べてみたのですけど、私にとっては意外な結果となりました。

 

同じようなことを疑問に思ってらっしゃった方はやはりおられまして、その方がまとめた記事を出しちゃうのが早いので…、

 

はい、ぽん!

クロスバイクで遊ぼう!:

「WO/HE と言うの、やめませんか?」

http://bikemaniak.blog.fc2.com/blog-entry-14.html

 

はい、これが全てです。

 

つまり、一言でまとめますと…、

 

スポーツサイクルの世界では、もはや W/O とか H/E とか、どうでもいい。ビード径が一致していればOK!

(もちろん、他にリム幅によるタイヤ幅制限はありますが…)

 

どうですか??

 

下のリンク先のページにも、こんな記述が出てきます。

「WOなのかHEなのか悩むのはやめて(実際にどちらともいえない構造です)確実にETRTOのビード径だけを確認するようにしましょう。」

彩 on your world:

「自転車タイヤのサイズ表記の見方!サイズ確認の注意点は?」

http://irodoriworld.com/archives/3575

 

■どうしてこうなった!?

もともと良く似たタイヤ固定方式だった W/O と H/E 。ロードバイクのタイヤの高圧化もあって、さらにもっと似通った構造になっていったという経緯があるようです。

 

だったら、もう H/E とか W/O とか言うのやめちゃえばいいのに!

…と思うわけですが…。

 

しかし、世間にはまだまだ昔ながらのサイズ表記にプライドを持って慣れ親しんできた方も多く…、

 

「他のサイズ表記なんてわからん! ETRTO とか知らん! 儂(わし)は認めぬ! 認めぬぞ!」

「ジオンの栄光! この俺のプライド! 殺らせはせぬ! 殺らせはせぬぞ!」

 

…とか言われちゃったら困るわけです…。

 

なので、そんな方たちのために、サイズ表記として昔のまんまの W/O、H/E の書き方は今でも見られる…という現状のようです。

 

■ビード径はどうやって調べる?

タイヤの太さは別論、ビード径はどうやって調べたら良いのでしょう?

 

そのための最も正確な情報は、ETRTO です。

なお、ETRTO は、「ヨーロッパタイヤリム技術協会」のことらしいです。

Tne European Tyre and Rim technical Organization かな?

 

これについては、以前に記事にしたことがありましたね!

「タイヤの大きさ、ホイールの大きさ」

https://ameblo.jp/ordina-m3/entry-12232138390.html

つまり、

ETRTO 表記で「50-559」とあれば、「ビード径559mm」という意味、同じく「25-622」なら、「ビード径622mm」という意味になるそうです。

 

つまり、この数値が合致するリムとタイヤなら、組み合わせられるということでOKみたい。

(もちろん、両方ともクリンチャー。そして前述のとおり、他にリム幅によるタイヤ太さの制限はありますけどね。)

 

あとは、大抵の場合、次の数値を意識していたら問題は起きないようです。

 

700C = 29" = 622mm

650B = 27.5" = 584mm

650C = 571mm

26" = 559mm

20" = 406mm または 451mm (もちろん互換性なし)

もっと詳しくは、こちらを参照。

参考文献:

サイクルベースあさひ:

「サイズに迷ったら-ETRTOについて」

http://www.cb-asahi.co.jp/html/size-etrto.html

 

■まとめ:

結論は非常にシンプルで助かります。

単純に、ビード径と太さだけを気にしていたらよい!

タイヤ、リム、どちらもクリンチャーなら、H/E とか W/O とかは、無視!

 

…間違ってたらどうしよう…(苦笑)。

 

 

 

 

さ、春に向けてタイヤ選びに邁進するぞ!