タイヤの大きさ、ホイールの大きさ | ordina M3 2013年式RM348 を買ってみたブログ

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ブリヂストン oridina M3(2013)を購入したことから始まったサイクルライフ!

いつも楽しく読ませてもらっている公道志向の自転車情報サイト「シクロライダー」

 

先日、こちらの記事を読んでいて、自転車のタイヤやホイールのサイズ標記に興味を持ちました。

 

「700Cロードバイクを650Bホイールを装着しツーリングバイク化する方法」

http://www.cyclorider.com/archives/17448

 

700Cとか、26インチとか、27.5インチとか良く目にしますが、どういう意味なのでしょう?キョロキョロ

 

そんなわけで、ちょっとお勉強してみました。その結果の備忘録として、この記事を投稿します。

 

教材は、こちらのサイト「自転車探検!」の、このページ「タイヤ及びリム寸法」

そして、先日から愛読している書籍「ジャスト・ライド」。

 

ジャスト・ライド──ラディカルで実践的な自転車入門 (ele-king books)

 

そして、ドイツのタイヤメーカー「Schwalbe」の日本代理店のサイトです。

 

●ETRTOとは?

 

で、

 

ここでいきなりETRTO表記の話を出しちゃいますが、タイヤによく書いてある「50-559」みたいなやつ。これが一番分かり易い気がします。これ、「50」はタイヤの太さ(50mm)で、「559」はリム径(ビード直径)(559mm)ということだそうな。

すると、この場合の理論上のタイヤ外径は、「50+559+50」で659mmと計算できるらしい。

 

 

 

さて、これを踏まえた上で…、

 

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●「700x25C」って何?

 

よくロードバイク用のタイヤで見かける「700x25C」という表現。

「25」タイヤの太さを表し、25mmということみたいですね。

じゃ、「C」って何!?「700」って何?

 

以下、間違ってたらすみません。てへぺろ

 

調べたところによると、昔は「700」には「C」以外にも「A」や「B」、「D」が存在していて、すべてタイヤ外径が700mmになるようになっていたそうな。

では、アルファベットで何が変わるのかというと、リムの直径なのだとか。「A」のリム直径は大きくて、「D」のリム直径は小さい。「B」や「C」はその中間くらい。そして、「A」には細いタイヤを組み合わせてタイヤ外径を700mmにし、「D」には太いタイヤを組み合わせてタイヤ外径を700mmにするように規格されていたのだそうな。

これだと、つまりタイヤの太さを変えてもタイヤの外径は変わらない、自転車の高さも変わらないわけで、便利なシステムだったのだとか。

しかし、現在、ロードバイクでは「700C」だけが生き残り、これに細いタイヤを組み合わせるようになっちゃった。なので、「700x25C」のタイヤの外径は700mmには足りなくなってるんだとか。

 

「700x25C」のETRTO表記は「25-622」。タイヤ外径は「25+622+25」で672mm(理論値)。

 

つまり、本来は「700C」のリムには39mmくらいの太さのタイヤを組み合わせるものだったってことでしょうか。(39+622+39=700)

 

●「26x2.0inch」って何?

 

一方、MTBでよく見かける「26x2.0inch」みたいなのは、何でしょう? ETRTO表記では「50-559」。タイヤ外径は「50+559+50」で659mm。

 

このETRTO表記と見比べながら検討すると、2.0インチは約50mmなので、こちらはタイヤの太さですね。一方、26インチは約660mmなので、たぶんこれはタイヤ外径ってことでいいでしょうか。

 

●「700x25C」と「26x2.0inch」を比べてみると

 

さて、こうして見てみると、「700X25C」(25-622)と「26x2.0inch」(50-559)それぞれのタイヤ外径は、前者が672mmで後者が659mm。その差は13mm(半径なら差はたったの6.5mm!)。

タイヤ外周長でみると、それぞれ3.14倍して、前者が約2110mm、後者が約2069mm。その差は41mm。タイヤ1回転分進むと、26erMTBよりロードバイクの方が4cmほど前にいる計算。

 

あれ? 思ったよりも違いがないんですね。ちょっと意外でした。びっくり

 

ブログなどを散策していると、たまに26インチMTBを700C化している方がいますが、そういう理由だったんですね!ウインク

 

 

ちなみに、

いわゆる29erMTBの場合、2インチのタイヤを履かせると、ETRTOで「50-622」。タイヤ外径722mm、タイヤ外周長2267mm。

最近流行の27.5インチ(650B)MTBでは、2インチのタイヤを履かせると、ETRTOで「50-584」。タイヤ外径684mm。タイヤ外周長2148mm。

 

●700Cロードバイクに650Bホイールの話

 

で、話は冒頭に戻りますが、700Cロードバイクに650Bホイールを入れる話。「700x25C」(25-622)のタイヤ外径は672mm。一方、650Bホイールはリム径584mmですから、672-584=88mm。これを2で割って44mm。

つまり、単純にタイヤ外径だけを考えると、「700x25C」ロードバイクには、650Bホイールと44mmタイヤの組み合わせをはめられるってことなんでしょうか!?びっくり

 

なーるほどね!ウインク

 

(もちろん、フレームとのクリアランスの問題とか、ブレーキどうすんだ問題とか、色々ありますが…)