パートごとの練習や弦楽器/管楽器セクションの練習など
いろいろな形態があります。
先週は、1st・2ndヴァイオリン練習/ヴィオラ・チェロ・コントラバス練習という、
高音域と中低音域に別れた形での練習を行いました。
参加した団員のコメントも交えつつ、練習の様子をご紹介いたします
高音域と中低音域に別れた形での練習を行いました。
参加した団員のコメントも交えつつ、練習の様子をご紹介いたします

ヴァイオリンの練習は、2ndヴァイオリンの首席を務めてくださっている
唐澤美菜子先生にベートーヴェンの《運命》をご指導いただきました。
うまくいかないところは、団員、移動前のお時間を割いて立ち寄ってくださった
コンサートマスターの笹川さん、マエストロのみんなでアイディアを出しあって
試行錯誤したのが楽しかったです!(Vn/ Iさん)
コンサートマスターの笹川さん、マエストロのみんなでアイディアを出しあって
試行錯誤したのが楽しかったです!(Vn/ Iさん)

弾き方が揃わないときは、どうすれば、作曲家が求めたような音色になるのか
楽譜を確認して、みんなで考えながら色々な弾き方を試してみます。
弓の位置が揃うだけで劇的に音色が揃って、統一感が生まれます。
一方の中・低音グループからはこんな感想をいただきました。
チェロの首席奏者を務めてくださっている渡辺あえか先生にご指導いただきました。
「クレッシェンドは小さい音から、ディミニエンドは大きい音から」
そんな当たり前のことに気付けた貴重な時間でした。(今回初参加のVa/Wさん)

例えば「クレッシェンド」は、段々音を大きくしていくという音量の強弱の指示ですが、
こうした指示を見ると慌ててしまい、急に音を大きくしてしまうことも…指示があるところは、まだ小さい音なのですよね。
音楽は時間の芸術ですが、音の移り変わりや強弱の変化に
「かけるべき時間をかける」
というのは意外と難しいことのように思います。
みんなで一つの音楽を作り上げていくオーケストラは、
自分以外の人がどんな音を出しているのか知ることがとても大切です。
楽器の編成が小さくなると普段聴こえてこない音もよく聴こえ
お互いに何をやっているのか、意識を向ける良い機会になります。
参加者それぞれにいろんな気づきがあったことでしょう

ご指導くださった首席の先生方、ありがとうございました

気がつけば本番までちょうど一ヶ月!

良い演奏を皆さんにお届けできるよう、団員一同頑張ります
