サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~ -21ページ目

サクのアニマルフリーク~元飼育係の動物園・水族館紀行~

飼育係・アニマルトレーナーをしていたサクが、動物や自然についてをあれこれとお話するブログ。
全国250以上の動物関連施設を訪問したマニア目線からのレポートを中心に、施設の裏側、裏話などをご紹介します。
当ブログは全て、私が実際に体験した事や訪問した資料、写真を元に書いています。

水中楽園はちょっと置いておいて…


本日は某有名ホテルで工事をされている企業からのお問い合わせ。


観光ホテルなのですが、経営母体が中国資本に変わったようで館内のリニューアル工事をしているとの事。
その中で、館内にある大型円柱水槽の掃除、メンテナンスをお願いしたいとの事でした。


サイズは直径2.4m、高さも2.4mもある大きなオーバーフロー水槽なのですが、中にいるのは体長が1mぐらいの立派なクエ1匹!
しかも、なかなか人懐こくて可愛い☆

ただその水槽が曲者で、ろ過機などが入っている場所に点検口がない!
ビスを外してなんとか開けようにも、ビスが錆びていたりバカになっていて開かないんです。

そんな状態だから水槽の中は苔だらけで、底に敷いてある石も苔だらけ、ガラスは中も外も傷が多数、色々な場所が錆びたり剥がれているし、天井には蓋もなし。

水槽の設置年数とか、普段の管理の状態、クエの餌など聞こうとしても、誰もわからない状態…。

どーなってんだ?この水槽…。
クエが元気に生きてるのが謎なのですが、餌の食べかすのようなのが浮いていたので、誰かが上から何かしら投げ入れているのかな??
水槽掃除はいつ、どうやってやったんでしょう??



こんな状態だから、工事の方には正直に色々とお話しました。

まず機材が確認出来ない状態だとメンテナンスが難しいし、設置して相当経っているようなので電源落としたら立ち上がらない可能性がある事。
お客様をお迎えすると考えたら、カラフルな熱帯魚などを入れた方がいいし、老朽化が激しいので水槽の全面リニューアルが好ましい事。
清掃だけする場合でも、傷が多いし苔が激しいので全部の除去は難しいと思う…などなど。


予算とかも全部わからない状態なので、とりあえず色々なパターンで見積りを作ってみたいと思います。

久しぶりに訪問して残念に感じた

【時之栖 水中楽園】

の様子。

 

 

メインフロアを抜けた先は、通常の長方形水槽が

並ぶエリアで金魚が飼育されています。

 

 

 

このエリアに関しては特に大きな変化はないように感じ

ましたが、マジマジと見てみるとやっぱり残念な気持ちに

なります。

 

 

 

 

展示されているのが金魚という事もあり、各水槽には

1種しか入れられていないのですが、照明がある程度あるにせよ

水槽内のディスプレイのそっけなさは「見る」という意味では

物足りなさを感じてしまいます。

 

金魚の水槽では確かにこのようにシンプルに展示している事は

珍しい事ではないけれど、水槽の数が多くあり、水槽の形状が

通常の長方形なだけにもう少し見ごたえが欲しいというのが

私の率直な感想です。

 

全ての水槽が何気ない普通の底砂に、

むき出し水槽機材、流木が無造作に1本置いてあるだけ・・・

これでは、普通のショップやホームセンターと変わらないし、

幻想的な綺麗な雰囲気のかけらは全くありません。

 

 

 

もちろん、全ての水槽に本格的なディスプレイをしたら管理の

面では非常に大変ですが、入場料とちゃんと徴収している施設なのだから水槽をたくさん並べて終わりではプロとしてどうなのかなとさえ思ってしまいました。

このような雰囲気ではとてもじっくり見るという感じにはならないし、変化が何もないので飽きてしまいます。

石や流木をもう少し配置するだけでもだいぶ雰囲気は変わるはずです。

 

 

 

 

 

展示している魚がたとえ金魚であっても、せめてヒーターや投げ込み式フィルター、エアレーション機材のような普通の家庭用水槽で

使用する機材ぐらいは隠れるように配置する努力は必要だと

思います。

そのような機材というのは、汚れも目立ちますしね。

 

 

 

 

 

 

先日仕事の帰りに久しぶりに

御殿場市の【時之栖 水中楽園】に

寄ってみました。

 

 

約200種3,000点もの金魚を展示する

国内最大の金魚水族館で、

元々は期間限定の展示イベントだったものが

好評の為に常設になったものです。

開館後は、ネイチャーアクアリウム水槽や

クラゲなど少しづつパワーアップをしているのですが、

ちょっと久しぶりに寄ってみようと思ったのです。

 

 

 

 

 

入口前には、以前はなかったチョウザメ池が。

 

数が少ないうえに看板等もなく、上から見る形なので種は何なのかわからず・・・

 

 

 

 

入口入ってすぐのエリア。

ここがメインエリアとなります。

 

 

 

展示方法としては、有名な某イベントをまねた見せ方。

 

 

 

 

 

 

まずここで残念だったのが、この輪島塗で作られた水槽。

 

 

以前は違うスペースに置かれていたものだと思いますが、

その場所に他の水槽を展示した関係でおそらくこの場所に移動して

来たのかと。

 

 

当初このスペースはもう少し広々していたのですが、

こんな大きなものを(他に四角いものも)

ここに持ってきちゃったから会場が非常に窮屈に。

 

入ってすぐの場所だからあまり窮屈にしてしまうと

混雑の恐れがあるのと、無かった時の方が

会場全体の雰囲気が良かったので

私的にはこの場所にこれはいらなかったかなと。

これのおかげで、他の水槽が間違いなく見にくくなっています。

(平日など空いている時は全く問題ないですが)

癒しの空間として見せているのだから、

水槽詰め込みではなくゆったりとした雰囲気の

方が良いと私的には思います。

 

 

 

ちょっと先に結論を言ってしまうと、水槽の数が増えて

展示数ではパワーアップしているのはわかるけれど、

全体的に見るとかなり残念なものになっていました。

というのも、数は増えているもののその分、各水槽の

メンテンスが追い付いていない感が強く、

はっきり言うと一般的な水族館と呼ばれる施設に比べて

水槽自体が見せられるレベルに達していないと

思いました。

 

金魚という種を見せる上でそれらの水槽内に特に

ディスプレイをしていないのはよくある事。

水槽の形状やライトアップ、バックシートで雰囲気を出しているものに

関しては問題ないのですが、通常の形状の水槽においては

ディスプレイも何もしていないのは「見せる」という意味では

あまりにも寂しすぎます。

 

クラゲ水槽や他の水槽においても、「見せる」という部分が

あまりにも不足していて、このままではただショボイ水槽に

なって行くだけという雰囲気がビンビンに感じられました。

メインエリア以外は、水槽メンテナンスが全く行き届いていない

状態でしたし・・・。

 

だから私的には、パワーアップどころか大幅にパワーダウン

しているのでは!?とすら感じたぐらい。

 

 

詳しくは少しづつ紹介していきます。