みんなへつうしん 8月10日(月)
今日は,
「もしもコロナにかかったら」
のお話です。
そんな題名の劇を,
演劇係のみんながやってくれましたね。
劇中では,
コロナにかかってしまったRinちゃんが,
退院して学校に来ると,
みんなから距離を置かれてしまって,
傷ついてしまうという内容でした。
「ひどくショックを受けて
泣き崩れるお母さん」から,
「めっちゃウザがるイヤな友だち」
への転身がスゴすぎる
Kaoruちゃんの名演技😅(一人二役)

「もしも自分がコロナにかかっちゃったら
どうなるんだろう」
って想像して,
自分たちでお話を作ったんだね。
やっぱりいじめみたいな感じになるけど,
それでも,それを乗り越えていく
というお話になっていて,
いいなぁと思いました。
いざ,そういうことになったら,
冷静になんてなれなくて,
感情のままに動いてしまって,
傷つけ合ってしまうこともあるだろうけど,
一度,こんなふうに
シュミレーションしておくと,
万が一こうなってしまったときに,
少し冷静に考えられたり,
「こんなふうにはならないようにしよう」
と,違う選択肢が思い浮かんだりします。
人間,あせってしまうと,
選択肢なんて思い浮かばすに
「もう,こうするしかない」と,
強硬な手段に及んでしまうことがあります。
✳
というのも,ある県での話なのですが,
3月ごろその県で初めて感染して
しまった人が自殺してしまったという話を,
人づてに聞きました。
確かな情報ではないので,
原因はわかりません。
こんなに身近で…と驚きました。
(これは,その後デマだとわかりました!)
また,ある市で高校生が
感染してしまったのですが,
その子はその後,
学校を辞めてしまったという話です。
(これもその後,デマだとわかりました!)
コロナいじめは,予想はされていたし,
実際にもきっとたくさんあるんだけど,
あまり表だって
取り上げられることはないんだな,
と,いま思っています。
いじめられている子って,
それを「自分のせいだ」と思って
かくすことがあって,
それで「いじめが発見しづらい」
ということがあるんだけど,
それと似てるなぁと思っています。
そして,
コロナいじめはどうして起こるのかというと,
「感染者を出さないというがんばり」の
〈正義感〉が生んでいる気がしてなりません。
「自分はこんなに気をつけているのに,あの人はマスクもしていない」
「あれだけ,禁止されている飲み会に行ってしまうなんて」
「東京から地方に里帰りするのは自粛してほしいのに,帰ってきてる!」
などという気持ちです。
いまは,「自粛してほしい」
という気持ちの人が多数派なので,
そういう人たちが,
気をつけていない人の行動を
とても批難するし,
そうされるのを怖がって,
大丈夫そうなところでも,
マスクが必要かな,などと思って
ビクビクしちゃったりすることもあるよね。
逆に,
「そんなことくらいは大丈夫だよ。
むしろ,マスクなんか
しなくてもいいんだよ!」
と,自粛する人たちへの反発精神で,
そんなふうに考えている人たちもいて,
そういう
「真面目にがんばって自粛している人たち」
を,批難するなんてこともあります。
ということは,どちらにも一応,
「自分の考えがある」
ということなんですよね。
周りの雰囲気に流されて,
なんとなくそうしている人もいるけれど,
それも一応「自分の予想」。
「科学的に考えて…」というのも,
もちろん絶対に合っているとは言えなくて,
いまは,未知のウイルスに
相対しているのだから,
どちらの主張も,まだまだ
「予想でしかない」
ということなのです。
わからないことに立ち向かうときは,
必ず間違えますよね。
いつも気をつけている人が,
ちょっとしたミスで感染するかもしれない。
そんなとき,
その〈失敗〉をせめるのではなくて,
前向きにとらえることから
はじめてあげたいなぁって思っています。
「失敗したらダメ」
という風潮が,
本当によくないと思います。
失敗するというのは,
ただ,「予想が外れた」ということで,
それは,
周りに合わせて手をあげた選択肢が
たまたま当たってたのと,
同じくらいのことでしかないんですよね。
コロナにかかっていないというのは,
ただ運がよかっただけ
なのかもしれないわけで,
えらくも何ともないんです。
それなのに,感染してしまった人を,
ここぞとばかりに批難してしまう。
当たってしまうのは,
まだまだ「1万人に2人くらい」なのだから,
自分のやり方が正しいのかどうかなんて,
まだわからないはずなのに…ね。
いや,むしろ,感染してしまった人が,
いろいろと考えていた人であれば,
何も考えずに感染していない人よりも,
「人類の進歩につながる
間違いをしてくれたんだ」
と,考えることだってできるはずです。
✳
失敗したときには,
「自分で自分を守ること」
が,絶対に必要です。
よく周りを見てください。
自分の失敗を批難してくるなんて人は,
ごく一部です。
それよりも,どんなときでも
自分の味方になってくれる人が
たくさんいます。
そういう人たちの声を頼りに,
どうか,自分を守ってください。
自分に一番ひどい言葉を投げつけてくるのは,
実は「自分自身」なのです。
「自分が悪かったからだ」という反省が,
一番自分を苦しめます。
そうやって,
自分にとことん責められてしまった人が,
自殺という選択肢を選んでしまうのだ
と思っています。
最後に自分を守ってれるのは,
誰でもなく自分自身です。
自分を大切にしてくれる人の声を信じて,
自分を守ってください。
自分に優しい自分でいてください。
これは,失敗する前に伝えておきたい,
ぼくからの大切なメッセージです。
***
ところで,愛媛県の人が考えたアイデアで,
「シトラスリボンプロジェクト」
というのがあるそうです。
ぼくは,これに賛同しようと思っています。

みんながよく知っているレッドリボンの
〈コロナ版〉です。
これに賛同する人は
〈シトラスの色合いの,三つ葉のリボン〉
をつけるのです。
そのシトラスリボンの3枚は,
「家庭」
「地域」
「学校(職場)」
を表しているそうです。
コロナに感染してしまっても,
無事に治ったら
「おかえり」
が言える人でありたい。
そして,その経験を,
これからに役立ててほしい。
そんな想いをもっていますよ,
ということを相手に伝えるリボンです。
おりぞめ講師の田村さんが,
おりぞめで子どもと作れる
「簡単バージョン」を開発中です。
2学期にでも,みんなで作れたらいいね。