有限会社オレンジ商会のブログ

有限会社オレンジ商会のブログ

愛媛県にある車屋ブログです。
整備記録を中心に様々な事をUPしていきます。

ハイラックス GRスポーツの新車カスタムです。

納期遅延などもあり、オーダーから約6か月。早い方ですね。

お客様と打ち合わせを繰り返しながらカスタムさせていただきました。

残すは構造変更/記載変更となり、4輪ホイールアライメント後納車となります。

 

image

パッと見普通そうですが、結構色々しています。

・ボディリフト

・前後ショックアブソーバー交換JAOS

・フロントスプリング交換・アウターハンドル全交換・デフダウンキット

・コイルオーバースペーサー取り付け・インナーフェンダー加工取り付け

・アッパーアーム交換・テールゲートアシスト取り付け

・ロールトノカバー取り付け・リヤステップ取り付け

・マウント加工・マフラー交換・サイドステップ取り付け

・35インチタイヤ&FUELホイール・ベッドライナー取り付け・シートカバー取り付け

・スキッドプレート&牽引フック取り付け・リヤスライドガラス取り付け

・フロントバンパー塗装・インナーミラー前後ドラレコ取り付け・駐車監視バッテリー取り付け

・グリルマーカー&ボンネットライト取り付けなど細かい物も入れればまだまだあります。

 

まず、リフトアップですが、

フロントはボディ2インチ、コイルアップスペーサー3インチ、JAOSコイルで、合計、約6.5インチアップ。

リヤはボディ2インチ、ブロック3インチで合計約5インチ。

本来であればここまで上げるのであればメンバーダウンが好ましいと思いますが、

今回はこの仕様で上げました。前後バランスもほぼ水平です。

 

image

マウントはこれぐらいまではカットの必要がありました。

image

綺麗に溶接してから塗装で良い感じです。

image

image

オーナー様こだわりのバンパー塗装。

GRスポーツは結構バラバラになりますね。下部をブラック塗装、フォグガーニッシュを同色塗装。結果締まります。

image

こちらはボディリフトキット。さすがキットです。ラジエーターやフューエルホースなど少しの延長パーツも全て込み。

作業自体はそこまで難しい事ではありませんが新車なので気を使います。

 

image

こちらはアッパーアームの比較。

ロングボールジョイントになっているのでアッパーアームの角度も緩和されます。

image

ガレージミニッツさんコイルスペーサー、BATTLEZ リフトアップセット VFCA ver.A

の組み合わせ。少しでも乗り心地がよくなるようにとこのチョイスとなりました。

image

調整式です。前後の高さバランスを決めたかったので。

image

 

 

image

ホイールはFUEL  D564 17×10j-18

タイヤはオープンカントリー35×12.5

この上げ方だと35インチが限界かも。

image

アウターハンドルはカバーではなく純正交換型。

ブラックカラーを取り寄せてから交換しました。

 

image

スキッドプレート&牽引フック。

ブラック×ホワイトに拘ったカラーリングです。

 

image

リヤスライドガラスも他とは違っていい感じですね。

image

グリルマーカーも取り付けさせていただきました。

 

image

image

HONESTさんのガラスリッドとラバーフェンダー。

ラバーフェンダーも取り付けにセンスが必要ですねww。

 

今回のカスタムでは新車っていうのもありますが全てにおいて慎重かつキズ等を入れずに

作業する事を目的としました。足回りは全て規定トクル締めも忘れずに。

本年も残す所あと数日。

なんとか年内に納車ができるようです。

 

ご用命ありがとうございました。

 

image

F54ミニクラブマンです。前期モデルのクラブマンに後期モデルのユニオンジャックテールの取り付けです。

BMWの後付け用品としてディーラーでも取り扱っている所あるそうですよ。

少し調べてみると、後付け用のLciテールとF54ブラックラインのLciテールと2つありました。

テールレンズの外枠がより黒くなっているのがブラックライン用。

どちらでも取り付けできますがブラックラインの方が値段が高く、特にブラックの枠に拘らないのであれば後付け用品として純正から出ているLciテールでいいかと思います。

というか後付け用品のテールランプも外枠はブラックです。

 

 

image

交換前の純正テールランプ。

 

image

こちらがLciユニオンジャックテール。

全てがLEDとなっています。

 

image

取り外してからの。

 

image

取付。

ここまでは何も難しい作業はありません。

傷が付かないように丁寧に作業するだけです。

 

image

ここからが少し大変です。

フロアはこれぐらいまでは剥がす必要がありました。

 

image

こちらが純正用品として販売されている配線及びコネクターキットです。

取説も付属していました。ディーラーメカニック向けの取説となっています。

 

image

ディーラーっぽいですね。

わからない事があれば30分、または1時までは考えてもいいが、それ以上は時間の無駄なので作業をやめなさいということですかね。しかも取り付け時間は2.75時間。

当社は初めてする作業なのでコレの倍近く時間かかりましたね。

 

imageimage

取説通りにコネクターを結束していきます。

取説通りに結束していきますが説明書は左ハンドル用なので右ハンドルとして考えながら結束していきます。

 

image

取付、配線の処理が終わると最後にプログラミングコーディングです。

ソフトウェアを最新の状態にしてからコーディングを行います。

テール回りの点灯方式も変わります。

バックドアを開くとバンパーのランプが光るようになったりとユニオンジャックテールにするには

必ずコーディング作業が必須となります。

 

imageimage

オーテルのマキシスにて項目を探しコーディングをして完了です。

完了後の写真を撮り忘れていましたが、全てが上手くいきました。

F54以外にもF55 F56 F57などにもユニオンジャックテールの後付け施工可能です。

 

ご用命ありがとうございました。

image

同業者様からのヘルプ依頼。

R170 SLK230のバリオルーフの修理です。

バリオルーフとは屋根を電動にて折りたたんでトランクに格納する機構です。

駆動原理は油圧シリンダーです。見た感じ作りもシンプルですがもし全て取り外すとなると骨が折れそうです。

まずは診断。

トランク後方の油圧シリンダーの左右から作動油漏れを確認できます。

右はダダ漏れです。

各スイッチ類、安全の為のセンサーなど全て不具合なし。

まずは漏れているシリンダーから交換する事にします。

 

image

右のシリンダー。

圧がかかれば下がビショビショになるほど漏れています。

これでは動くはずもないですね。

 

image

新品は5万円ほどします。

今回はリビルト品にて左右交換。しかもリビルト品の方がシリンダーのシール部など強いという噂。しかも保証付き。

他の3か所のシリンダーも確認しましたが今の所この2本だけ漏れを確認です。

 

image

交換は簡単。

刺さっていたホースの同じ所に交換したホースを挿すだけ。

トランクの内張を外す方が時間かかります。(年式的にプラパーツなど割れそうなので)

 

image

最後に診断機にて確認後完了となります。

平成中期の車は嫌いではないですが壊れだしたら止まらないですね(笑)

可愛い壊れ方ならまだしも決定的な壊れ方も。

車への愛着や理解、いろんな事を含めて上手に付き合っていかないといけない時代の車です。

 

 

 

 

 

 

image

フィアットパンダの車検も含めた整備でのご入庫です。

今まで入庫されていたお店で、車検と整備で80万円近い見積が出たので当社にご相談いただきました。

車検の諸費用や基本整備料金は仕方ないとしてなぜ80万もの見積が出てるのか。。

板金塗装とかも入っているのか?入っていませんでした。

見積書を拝見するとデュアロジックとクラッチの交換、その他バッテリーやワイパーなどそれなりに費用のかかる車検整備だとわかります。

いや、それでも高すぎる。よく見てみるとデュアロジックASSY ¥270000!!

しかも税別。(笑) リビルト品などの提案はなかったのでしょうか?

車検整備の闇。

走行距離も10万k手前、年式もそろそろ10年落ち。

高額な見積を出して買い換えてほしかったのでしょうか。

聞けば、このお客様は色々な思いからこのお車を乗り続けたいとの事でした。

 

さっそく当社にて一から診断させていただきました。

お客様からのヒアリングではシフト抜けが多く、不安で乗れないとの事。

診断機を繋ぐと、

P181079  クラッチサブシステム不良 機械的リンケージ不良

など3つぐらいのフォルトが入っています。

試乗すると確かにシフト抜け、変速もなんか微妙な感じです。

デュアロジックのオイル交換をして再度キャリブレーションやデュアロジックの悪い箇所を交換するとか色々考えましたが、お世話になっている同業者の方が、デュアロジック系のトラブルは、結局ASSYで交換するのが一番!お客様の了解が取れればASSY交換!と断言していたのを思い出し、当社でもリビルトASSY交換でのお見積りとなりました。

お客様のご了解を得てデュアロジックとクラッチ、その他バッテリーなど交換となります。

 

 

image

フロントバンパーを取り外し、デユアロジック、クラッチの取り外しにかかります。

 

image

エンジンハンガーで軽く吊り上げておきます。

 

image

クラッチまでの分解が終わりました。

 

image

 

image

クラッチキット、クラッチフォーク、ブッシュやカラーなどを組付けます。

 

image

10万キロ走行なので丁度交換時期のようです。

 

image

こちらが新品。クラッチディスクの溝がハッキリしているのがわかります。

 

image

ハウジングを綺麗に掃除してから専用のグリースなどを使用して組付けます。

 

image

こちらが主役のデュアロジック。

社外リビルト品?刻印まで純正と同じです。新品を頼んでも結局コレが来るとか聞いた事があります。

粗悪なリビルト品では無い事を確認しました。

 

image

クラッチ、デュアロジックを組付けます。

ここまでくればあと少し。

 

image

デュアロジックのオイルをチェックして。

 

image

安定化電源を繋ぎ。

 

image

クラッチのキャリブレーション(校正、調整)へと入ります。

 

image

image

imageimage

終わりました。

手順通りに進めていくだけです。

 

その後試乗しました。シフト抜けの症状は無くなり、変速もスムーズに行われています。

その他、エンジンオイル交換など事前にチェックしている箇所への整備へと移ります。

 

ご用命ありがとうございました。

 

 

 

 

image

メルセデスベンツX166の入庫です。

クーラントがダダ漏れ、ウォッシャー液が出ないとの事。ついでに検査も2週間後と言うことで車検もご用命いただきました。

 

imageimage

診断をしますが一目瞭然でした。

クーラントラインの樹脂パーツ割れで水が漏れています。

 

image

このパーツを交換する必要があります。

お客様に見積をご提示の上、了解をいただき部品発注です。午前中に注文したら夕方には届きました。

 

image

ホースは丸見えではありますが隙間があまりありません。

丸印の所のIGコイルを取り外せばアクセスできます。

 

image

外すボルトはE型トルクスE11。

 

image

ポッキリ折れています。このエンジンあるあるらしいです。

 

image

とりあえず新品と比較。

部品番号が違うので対策品になっているのかいないのか。。

 

image

最後にショートテストにてフォルトが無いことを確認して終了となります。

 

モーターは勢いよく回っていたので、

ウォッシャー液の方は単にウォッシャータンクの汚れつまりでした。

左フロントハウスライナーをめくればアクセスできます。

タンクからモーターを抜いてエアガンを突っ込んで混ぜる。そして水を抜く。

3回ぐらい繰り返せばタンク内のヘドロっぽいのが除去できます。

ウォッシャー液の成分が分離してできた物かと思います。

無事にウォッシャーが出ることを確認して終了です。

 

明日からは車検整備へと移ります。