冬にしては暖かい、日射しが気持ち良い日曜日。
私の心は穏やかだった。


珍しく、私から杉原さんにショートメールを送った。

「今日は、心穏やかに一日を過ごす事が出来ました。ごちそうさまでした」




それから、日曜日の朝になると杉原さんからお誘いメールか電話が届くようになった。


ゴルフがオフシーズンなので日曜日は時間があるようで、珠里の所にいる私に合わせてわざわざ来てくれた。


ゴルフシーズンになったらほとんどの日曜日はゴルフに行く杉原さん。
もうしばらくはこんな休日を過ごす事になるかもしれない。



朝や夜に短いメールを入れて来る。
前みたいに無視しないで返信するようになった私。
電話も時々して来る。特に酔っている時に。
私からかけることはしない。


また同じことを繰り返す事になる可能性が高い。
私は会社から近い、杉原さんの自宅や会社の前を通らない道路を選んで通勤する事にした。






少し休んでもらってから、エクセルの勉強会に移った。


メモをとりながらディスプレイを見る杉原さん。
優しく教える私。


とりあえずの初歩的部分をマスターしたら、また杉原さんの手が私に伸びてきた。


年齢の割に、ナンテ元気なのか…


またベッドに移り、抱き合った。



どんどん、この杉原さんの少し分厚くなった身体に馴染んで行く私。



他の女の存在を黙認しながら、私は付き合って行けるのか…



もう一度お風呂に入り、ラブホを出て、カフェでコーヒーを飲んでから別れた。


はぁ…



でも、今日の私、すごく心が穏やかだった?
自分で気付いた。






内装をリニューアルした感があるこぎれいなラブホの部屋。


パソコンを持ち込んだ杉原さん。


お風呂の準備をしながら
「さぁ、パソコン立ち上げてくれ~」と私に声を掛ける。


あ~、前に使っていたものと違う…
そうだよね、何年も経過してる。

私も、杉原さんが買ってくれたパソコン使っていないし。


「立ち上げてくれた?」


「はい。パソコン、前のと違うね」


「うん。あのパソコンは今でも動いているよ。俺は時々、さぁが送ってくれた音楽が流れたり、絵が動いたり、色んな事が書いてあるメールを見ていたよ」


「そうなの…そんな事もあったね」


「さぁ…」と言いながら、杉原さんは私の服を脱がし始めた。


「エクセルのお勉強は?」


「お勉強は後にする…今日もさぁはすごく綺麗だ。我慢できない…」



杉原さんと私はベッドに移動した。



ちょっと太って厚みがある杉原さんの身体。
前よりずっとずっと、抱きついた感触がいい。



18歳の頃から大好きだった杉原さん…



二回別れて、今、三度目のお付き合いが始まった。



たぶん、付き合う女性は私だけじゃないと思う。
だけど、私は杉原さんを憎めなかった。嫌いにはなれなかった。



逢ってしまったら、私はやっぱり杉原さんがいい。
杉原さんじゃなきゃダメ…と思い始めた。



ベッドに並んで横たわり、杉原さんの横顔を見つめ、齢を重ねたなぁって思った。
でも年齢の割にHは激しくて、疲れるだろうなぁ。



「少し眠ったら?」とエクセルの勉強より、休んでもらった。