全仏オープンが始まり、大会初日に錦織がフランスのジャンビエと一回戦を戦いました。錦織は一度もサービスゲームをブレークされることなく、3-0のストレートで勝利をおさめました。

 

 

 

ジャンビエは世界ランキングが304位で、今回の全仏オープンは主催者推薦で出場の21歳のフランス期待の若手です。グランドスラム大会はおろかATPツアーにも過去に出場したことがなく、事前の情報がほとんどありませんでした。

 

193センチの長身で、ストロークはフラット系でとにかくボールを強打してきて、ツボにはまったときは物凄いショットを打ち込んできました。ジャンビエはランキングが300位台の選手ですが、実際のプレーを見ると決して楽な相手ではないと感じました。

 

5ゲームの錦織のサービスゲームで、0-40となって錦織はブレークのピンチを迎えました。ここから3ポイントを連取しデュースにしますが、その後も2度のブレークポイントを握られます。そこをなんとか踏ん張り、錦織はこのゲームをキープします。

 

ここでサービスゲームをブレークされてジャンビエに先行を許すと、ジャンビエが調子に乗ってしまう可能性がありましたので、試合を通しても非常に大きなサービスキープでした。

 

8ゲームのジャンビエのサービスゲームでは、逆に0-40と錦織がブレークチャンスを手にしました。しかし、ジャンビエが5ポイントを連取してサービスキープをして、ゲームカウントが4-4となります。

 

大きなブレークチャンスがあったのにブレークできない場合、気持ち的に引きずってしまって次のサービスゲームを落としてしまうことがあります。但し、錦織は第9ゲームのサービスゲームでポイントを先行して、しっかりキープをすることができました。第5ゲームもそうでしたが、ジャンビエに流れが行きそうなところで、錦織はしっかりとサービスゲームをキープして、相手に流れが行かないようにしていました。

 

ジャンビエはとにかく強打しますので、エースも多いのですがとんでもないミスも出ていました。第1セットの中盤辺りからは、徐々にミスが増えていきます。そして、お互いサービスキープをして6-6となってタイブレークになります。タイブレークでは錦織が圧倒して7-0で奪い第1セットを取りました。

 

2セットでは、第1ゲームのジャンビエのサービスゲームを錦織はいきなりブレークすることに成功します。これで試合の流れを完全に錦織の方に引き寄せることができました。

 

ただ、ジャンビエもその後は大きく崩れずにサービスゲームをキープしていき、ゲームカウント5-4で錦織のサービスゲームとなります。このゲームではジャンビエがポイントを先行し、錦織は30-40とブレークのピンチを迎えます。しかし、錦織はストロークの打ち合いを制してデュースに持ち込み、その後もポイントを連取してセットカウントを2-0とします。

 

3セットでは第7ゲームでジャンビエのサービスゲームをブレークすると、第9ゲームでもブレークして6-3でこのセットを取り、ストレートで2回戦進出を決めました。

 

 

ジャンビエはしっかりと構えて打てると素晴らしいショットを打つのですが、少し走らされたり威力のあるショットを打たれるとミスが多くなっていました。そのため、錦織に先に攻められると、ジャンビエはポイントをほとんど取ることができませんでした。

 

そして、錦織はブレークにピンチの時や第1セットのタイブレークなど、重要な場面では集中力を高めて相手にポイントを許しませんでした。逆にジャンビエはブレークポイントで凡ミスをするなど、10本あったブレークポイントで一度もポイントを取れず、結局錦織のサービスゲームをブレークすることができませんでした。

 

この試合を見て痛感したのは、試合に勝つためには重要な場面で良いプレーをしてポイントを取ることが本当に大事であるということです。ランキングが上位の選手と下位の選手を比べると、ここの部分に大きな違いがあります。

 

 

2回戦は、またも地元フランスのペールが相手です。2015年の全米オープンで敗れた相手で、アウェイでの戦いになります。初戦と同様に先行して試合の主導権を握ることが重要になってくると思います。

 

 

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