デール・カーネギートレーニングがほぼ終了した。
このコースを受けていて、たくさん思うことがあった。
自分にとって最も衝撃だったのは、自分がこれまでものごとを全く伝えきれていなかったということだ。
自分の話はロジカルであるがゆえに、抽象的になりやすい。おまけに話しながら浮かんだことをつい話してしまうので、何が言いたいのかわかりにくいということがしばしばあった。
伝わる話というのはそんなものではない。自らの経験や熱意を、視覚に訴える表現を使って、全身を使って相手に伝えることだ。
何よりも伝わるのは人の熱意だ。同じスクリプトを読んだとしても、熱意を込めているかどうかで伝わり方は全然違ってくる。演劇のトレーニングをして強く実感し、また自分でもできると思った。
熱意を伝えるには、それにふさわしい行動が必要だ。つまり、熱意が人を動かし、動いた結果をまた熱意を持って伝えるべきなのだ。
何も恥ずかしがることはない。本気で取り組んでいることなら、それが自分自身だ。
周りの目を気にしないことは、コミュニケーションについても言える。うれしかったら素直に感謝を伝える。自分がどう見られているかなんて気にせず、自分のありのままの気持ちを伝えればいい。これができる人が「モテる」のだろう。
私は何も間違っていない。自分の思う道を突き進め。そしてあったことをありのままに伝えよ。それが人生というものだ。
ブレークスルーのトレーニングを受けていて気がついた。
ブレークスルーとは「童貞卒業」に似ている!
と。
ブレークスルーとは、熱い想いに促されて、これまでしなかったようなことをして、新たな境地を開拓することである。
童貞卒業とは、強い性欲に促されて、それまでなら恥ずかしくてできないようなことをして、新たな境地を開拓することである。
する前のもやもや感と、した後の世界が開ける感じもまさにそのものだ。
いつまでも童貞でいたら人生つまらない。あらゆるところで童貞を卒業しよう。
まわりにすごい人が多い。
・「はやぶさ2」のプロジェクトのど真ん中
・大学で賞を取りまくりベンチャー企業の役員も兼務
・上場企業役員で金髪美女と結婚
今考えたら日本トップクラスの環境にいたから当然と言えば当然だが、そこにはある共通点がある。
「自分の思いにまっすぐ」ということだ。
いい言い方をすれば純粋、ちょっと空気を読まないところもある。
でも、回りの顔色をうかがっていいことなんかあるか?
自分の人生、自分のやりたいように進めて、だからこそ熱意が発揮されて成果を収める。
人の言うことに振り回されている暇はない。
熱意は全ての成功の根源である。