日記を付け出してからすこぶる精神状態がいい。カーネギーの最大の成果はこれなんじゃないかと思う。

30個の原則を全部参照するのは大変だ。もっと要約するなら「人の目を気にしない」だと思う。

人の目を気にしないことで、素の自分を表現できるようになった。名古屋のプレゼンでは、パワーポイントを破り捨てて、自分の経験、推奨銘柄を語ることでたくさんの質問を得た。日記は、人と比べず自分の幸せを見つけることに役立っている。

はじめて会った人にも臆せず話しかけたり、妻にも素直に感謝を伝えられる。これも反応を気にかけないからできることだ。

身近な人への対応で壁となるのは、変なプライドだ。これも人からどう見られるかを気にしているからである。最初に行ったことが間違っていたら、素直に直せば良い。デメリットはない。その方が相手も尊重された気になる。

これを継続することで「無敵の人」になれる気がする。悪い意味ではなく、相手から攻撃されても気にならないし、色々なものを与えて、色々なものを得ることができる。そんな人間に僕はなりたい。

デール・カーネギートレーニングがほぼ終了した。

 

このコースを受けていて、たくさん思うことがあった。

 

自分にとって最も衝撃だったのは、自分がこれまでものごとを全く伝えきれていなかったということだ。

 

自分の話はロジカルであるがゆえに、抽象的になりやすい。おまけに話しながら浮かんだことをつい話してしまうので、何が言いたいのかわかりにくいということがしばしばあった。

 

伝わる話というのはそんなものではない。自らの経験や熱意を、視覚に訴える表現を使って、全身を使って相手に伝えることだ。

 

何よりも伝わるのは人の熱意だ。同じスクリプトを読んだとしても、熱意を込めているかどうかで伝わり方は全然違ってくる。演劇のトレーニングをして強く実感し、また自分でもできると思った。

 

熱意を伝えるには、それにふさわしい行動が必要だ。つまり、熱意が人を動かし、動いた結果をまた熱意を持って伝えるべきなのだ。

 

何も恥ずかしがることはない。本気で取り組んでいることなら、それが自分自身だ。

 

周りの目を気にしないことは、コミュニケーションについても言える。うれしかったら素直に感謝を伝える。自分がどう見られているかなんて気にせず、自分のありのままの気持ちを伝えればいい。これができる人が「モテる」のだろう。

 

私は何も間違っていない。自分の思う道を突き進め。そしてあったことをありのままに伝えよ。それが人生というものだ。

ブレークスルーのトレーニングを受けていて気がついた。

 

ブレークスルーとは「童貞卒業」に似ている!

 

と。

 

ブレークスルーとは、熱い想いに促されて、これまでしなかったようなことをして、新たな境地を開拓することである。

 

童貞卒業とは、強い性欲に促されて、それまでなら恥ずかしくてできないようなことをして、新たな境地を開拓することである。

 

する前のもやもや感と、した後の世界が開ける感じもまさにそのものだ。

 

いつまでも童貞でいたら人生つまらない。あらゆるところで童貞を卒業しよう。

まわりにすごい人が多い。

 

・「はやぶさ2」のプロジェクトのど真ん中

・大学で賞を取りまくりベンチャー企業の役員も兼務

・上場企業役員で金髪美女と結婚

 

今考えたら日本トップクラスの環境にいたから当然と言えば当然だが、そこにはある共通点がある。

 

「自分の思いにまっすぐ」ということだ。

 

いい言い方をすれば純粋、ちょっと空気を読まないところもある。

でも、回りの顔色をうかがっていいことなんかあるか?

 

自分の人生、自分のやりたいように進めて、だからこそ熱意が発揮されて成果を収める。

人の言うことに振り回されている暇はない。

熱意は全ての成功の根源である。

今日のカーネギー反省。セリフが絞りきれてなかった。金持ち父さんの話だけに絞らなければならないところ、Iさんしか分からないとか余計な情報が入ってわかりにくくなった。

2分間の短いスピーチなのだから、情報はできる限り絞らなければならない。それがセリフならなおさらだ。
 
そもそも、内容が洗練されていなかったのは、準備不足からだ。何を話したいか整理できていないからこんなことになる。

さらにもとをたどると、話に熱意が足りない。自分はこれだけ頑張ってこんなにうまくいって、その興奮を伝えたいと思えば練習にも身が入るし、「絵」も伝えられる。

熱意を持って話すには、それだけの経験・努力が必要だし、伝えたいという強い想いがなければならない。

まずは自分が興奮できる「絵」を見つける。全てはそこからだ。失敗はしたが、だからこそ成長できる。人から良く見られようと思ったり、小手先の技術で解決しようとしないことが肝要だ。

※追記

問題点は、スピーチの内容が整理できていないことにあった。結論が「プライドをくすぐる」なら、それに向けて何をして、結果どうなったかが明確にならなければならない。要するに、準備不足。発表に向けた心構えが足りていなかった。

スピーチを組み立てるには、序論・本論・結論、また起承転結を意識することは必須である。これがなければどんな内容の話も成立しない。そういう文は書けるのだから、一回通して書いてみるのもありだろう。