ビジネス抜きで本音だと、資産運用の本当のターゲットは既に金のある年寄りではなく、これからを生きる若者である。
若くて、資産運用に振り向けるだけのお金はあるけど、どうやったら良いかわからない。しかし、何かしていないとこれからが不安である。
ペルソナでマーケティングすることは当たり前だが、最低限の収益が確保できるようになった今、改めてターゲットについて向かい合っている。
ターゲット次第でビジネスのやり方は変わってくる。若い人向けだと、勉強はしながらも、投資に時間をかけずに済むサービスを提供しなければならない。
また、資産形成の観点では、大儲けしてやろうという人は向いていない。顧問料もこれ以上上げるのはナンセンスだろう。可能なら下げてもいいかなと思っている。
しかし、ここまでくると大切なのはお金ではない。誰でもアクセスできて、少しでも資産形成に関心を持ってもらい、豊かな心で人生を送れるサービスを提供することが私の仕事である。会員になってもらうのはそのうち本当に熱心な一部の人だけで良い。
投資手法はインデックスでもいい。でも、1%でもリターンを上げようと思ったらこんなサービスがあるということを伝えたい。その成果を伝えるためには、自らが先陣を切って実践しなければならない。
幸せにしたい人は明確にイメージしながら、すぐにお金を取ることを考えず、とにかく考え方を広める。それが今の自分がすべきことだと思う。
自分のビジョンは何か?
会社を立ち上げた時、「一人でも多くの人を幸せにする」ことをビジョンとして掲げたが、実態としては事業を成り立たせるのに精一杯で多くの人のことまで考える余裕がなかった。
しかし、自分のためだけだと仕事は本気になれない。事業を大きくすることや名誉を得ることにもさほど興味がないことが実感できた。お金を持ったところでろくな方向には行かないw
一方で、昨年の失敗では顧客を不幸せにしてしまった。これが自分にとって一番堪えた。最初に掲げたビジョンと全く反対のことをしてしまっていると。
自分のためだけだと、サービスの中身はそこそこに、顧客を増やすことばかりを考えるだろう。しかし、それは必ずしも人を幸せにすることにはならない。サービスを受けた人が、本当に「買ってよかった」と思ってもらえないと、自分がいる意味がなく、ひいては事業の継続性にも影響が出る。
サービスを通じて人を幸せにするには、どうやったら個人が資産を増やせるかを徹底的に追究しなければならない。そして、それをわかりやすく多くの人に伝えることこそが、マーケティングの真髄だ。
「マネジメントはマーケティングとイノベーションである」byドラッカー
一人でも多くの人を幸せにするためには、商品=資産運用の考え方を徹底的に極め、それを広く伝えることが必要だ。そのためには、最初は収入にこだわらなくても良い。既に最低限の会員はいるから、急に困ることもないだろう。困ったらその時考える。
まずは無料の個別相談だろうか。そこで人々の悩みに耳を傾けて、事業を進化させていかなければならない。