デール・カーネギートレーニングがほぼ終了した。
このコースを受けていて、たくさん思うことがあった。
自分にとって最も衝撃だったのは、自分がこれまでものごとを全く伝えきれていなかったということだ。
自分の話はロジカルであるがゆえに、抽象的になりやすい。おまけに話しながら浮かんだことをつい話してしまうので、何が言いたいのかわかりにくいということがしばしばあった。
伝わる話というのはそんなものではない。自らの経験や熱意を、視覚に訴える表現を使って、全身を使って相手に伝えることだ。
何よりも伝わるのは人の熱意だ。同じスクリプトを読んだとしても、熱意を込めているかどうかで伝わり方は全然違ってくる。演劇のトレーニングをして強く実感し、また自分でもできると思った。
熱意を伝えるには、それにふさわしい行動が必要だ。つまり、熱意が人を動かし、動いた結果をまた熱意を持って伝えるべきなのだ。
何も恥ずかしがることはない。本気で取り組んでいることなら、それが自分自身だ。
周りの目を気にしないことは、コミュニケーションについても言える。うれしかったら素直に感謝を伝える。自分がどう見られているかなんて気にせず、自分のありのままの気持ちを伝えればいい。これができる人が「モテる」のだろう。
私は何も間違っていない。自分の思う道を突き進め。そしてあったことをありのままに伝えよ。それが人生というものだ。