昨年は自分でも予想できないことが起きた年だった。

何より、まさか自分がYouTuberになるなんて想像たにしていなかった。そして、今はこれにのめり込んでいる。

改めてブログを読み返すと、伏線があった。2019年の目標は「殻を破る」となっていた。「先入観を持たない」とも。まさにそれを実行できた年となった。

年の前半にはデール・カーネギーを受講し、人前での表現、殻を破ること、人の目を気にしないことを学んだ。自分がこれまでいかに繭に閉じこもっていたか良くわかった。

5〜6月には早速バイクの免許を取得した。やってみたら、思いの外ハマった。風を切る楽しさは、走ることの代替にもなった。

9月は台風で想定外の停電に見舞われた。そんな最中、健太郎さんからの電話。これが運命を変えた。YouTubeへの誘い。物事が動くときはとことん動く。

数字を見せてもらうと、確かにブログとは桁が違うアクセスがある。これをやらない手はない。デールの学びも実行を後押しした。先入観を持たないこと。

10月に始めて、あっという間に登録者数6000人。収益もびっくりするほどあった。こんなにおもしろいものだとは、やってみて本当に良かった。

今までは一つの科目で100点を取ることばかり考えていた。でも、60点の科目をいっぱい取った方が、トータルの点数は大きくなるし、何より楽しい。そのことが理解できただけでもとてつもない収穫だ。

2020年はどんな年になるだろう。

実家に帰ってふと思いついたのは、「仲間を作る」と言うことだ。これまで多くのことを一人でやってきた。しかし、それでは限界がある。

仲間がいれば、一人では成し遂げられないことができる。その結果、さらに多くの人を幸せにできるのではないだろうか。1人1人が60点でも、足し合わせると1000点にも10000点にもなる。

YouTubeは、多くの人と繋がる飛び道具だ。羽を得たつばめはどこまでも飛んでいく。そんなイメージで、軽やかに舞う年にしたい。
Youtubeを始めた。その理由は、これが「熱い」メディアだとKさんに教えられたから。

実際にアクセス数を見れば、同じ内容でもブログの10倍が見込める、とんでもないものだ。

やるにあたって、Kさんの会社に編集をお願いしている。また、それだけでなくマーケティング全体のサポートもだ。

Youtubeもマーケティングも、これまでやろうと思っていながらなかなか手を付けられていないところだった。それをやってもらえるのは素直にありがたい。自分の手札が増えることは将来的な強みにつながるし、自分の頭もよく動くようになった。

一方で、葛藤も生じる。

Kさんの主眼にあるのは、やはり儲けることだ。儲けるためのことだったら優先してやる。

自分がやりたいのは、やりたいと思ったことを素直にやることだ。

前者は、世の中に迎合してアクセスが伸びることを考える。後者は、むしろニッチを突いていくことになる。

また、前者は自分の実入りがどれだけあるかを考えるが、僕はむしろどうやったら顧客・読者のためになるかを考える。

もちろん、両者を満たす解を求めるのが事業と言うものだろう。儲からない事業はそもそも社会から必要とされていないし、顧客のためにならない金儲けは長続きしない。

この軋轢を解消するのが当面の課題だ。

残る問題は時間だ。自分のやりたいことをする時間が、動画撮影や調整に取られてしまうとフラストレーションが溜まる。

なんと言っても、家族の時間が削られるのは痛い。今日は夕飯に遅れて妻に怒られてしまった。謝らなかったのが余計にいけなかったのだが、これは早急に解消しなければならない。

しかし、ここまで来たらやるしかない。中途半端が一番ダメだ。無理するのではなく、折れないこと。そうすれば、これ自体がうまくいかなくても自分の世界は広がっているはずた。
Kさんに促され、Youtubeをやることに。単にそれだけではなく、これから本気でマーケティング、収益拡大に取り組むということ。

正直、このままで良いのかという不安はあった。だからこそ、このタイミングで電話をもらったことは渡りに船だった。

Kさんは、少しでも多く儲けることを良しとしている。一方自分は儲けは大事だけれど、それ以上に人の役に立ちたいと思っている。また、家族のためにも今の生活を崩したくない。

この絶妙なバランスに織り合いをつけるのが、料金の値上げかなと思う。会員数に限界があるから、収益を高めようとすれば必然的に料金を上げるしかない。

料金を上げると、それでペイする人は限られる。すなわち、お金を持っている人だ。

彼らは基本的には口うるさくない。また、自分も無理のない投資で料金以上のリターンを出せるのだからWin-Winだ。1000万円あれば、3万円で料率は3.6%にすぎない。

もちろん、本当の投資の初心者、まだ資金がない人の役にも立ちたいと思っている。そういう人には、無料の動画やセミナーで勉強してもらうのが良いだろう。銘柄も出すわけだし。

フリーミアムモデルで、本当の顧客は重課金者。これでとりあえずいけると思う。料金は一気に3万円に上げるかな。
最近の悩み:このままの生活でいいのか?

確かに幸せと言えば幸せ。自分のやりたい仕事をやって、家族との時間も充実している。

でも、自由であるがゆえに、それを十分に活用できていないもどかしさを感じている。

例えば、銘柄を探すのにももっといろんな経験をしたいのに、家に閉じこもっていることが少なくない。

旅行に行こうとしても、幼稚園の都合や体調で諦めてしまっていることがある。

もっとやりたいことを積極的にやれたら良いのにと感じている。

じゃあ、やりたいことって何だろう?

自分のビジネスを持つことは達成した。お金への執着はそんなにないことがわかった。だとしたら、「世界を広げること」だろう。

バイクの免許を取ったことは、その第一歩になっている。一方で、あまり活用できていないのももどかしい。

妻に気を使いすぎているのかもしれない。昼食時にはなるべくいないといけない、休みの日はゆっくりさせてあげないといけない。そう言われたわけではないが、そう想像して自縄自縛に陥っている。

これはコミュニケーション不足の問題でもある。何をして欲しいのか、何は許容できるのかの線引きがはっきりしていない。もしかしたら、家にいないほうが楽なこともあるかもしれない。

まずは自分が具体的にやりたいことを明確にすべきだ。中国に行きたいなら計画を立てる、一日の中でも何となく東京に行きたいならそう言う、セミナーにも積極的に参加し、個別の予定を立てる。その上で、お伺いを立てるしかない。

感じているのは、結局何もしていない自分への怒りだ。とにかく動く。それに尽きるのではないか!
ベーシック・インカムが一時期話題になったが、その反論としては、お金を無条件で貰えれば誰も働かなくなるだろうということだった。しかし、アンケートでは実際に今の仕事を辞めると答えた人は少数で、多くの人は今の仕事を続けたいと答えた。なぜか?人は収入を得る以外に活動を欲しているからだ。

つまり、この問は、仕事と収入が切り離されたら人は何をするかという問いである。もっと稼ぐも良し、好きなアートに取り組むも良しという具合である。

実は、多くの人は既にベーシック・インカム(生活するに足る収入)を得ている。しかし、それでも仕事に取り組もうとする。特に、自ら望んで仕事をしている自営業者やアーティストに顕著である。つまり、仕事と収入が切り離されたら、人はより自分のやりたいことに没頭し、もっと幸せな人生が送れるのではないかということだ。

導入はまだ現実的ではないかもしれないが、年金生活者はこれに近い。現役のときからこの思考実験を行うことは、いかに豊かな人生を送れるかを左右するだろう。

投資で言えば、ベーシック・インカムを達成していれば、余ったお金は投資に回せる。成功すれば大金持ち、もし失敗しても苦なしで生きていける。この考えが浸透すれば、もっと人々を幸せにできるのではないだろうか。