竹田和平の本を読んだ。驚いたことに、彼の投資手法が自分のやり方とそっくりだった。

 

最大の特徴は、下値に指値して放置することだ。これで

 

「上がってよし、下がってよしの株価かな」

 

を実現できる。

 

自分はこれまで氏のやり方を全く知らなかったから、同じやり方になったのは偶然だが、根本にある考え方を見るとある意味当然の帰結とも言える。

 

和平氏は、今にも上がりそうな調子の良い株ではなく、市場から見放された割安株を買う。株は最終的には生み出すキャッシュでその価値が決まるから、それに対して割安なら損をする可能性は低いし、運良く花が咲けば何倍にもなるという考え方だ。

 

これは投資の考え方というよりも、事業で得た感覚によるものだと言っていい。彼はブームが終わったボーリング場を土地の値段だけで買いあさり、その後大した盛り上がりがなくとも続けることができた。それは、買収に余計なお金を払わなかったからだ。借金もしていない。

 

株式投資もこれと同じである。収益に対する価格が安ければ、最終的には損をしない可能性が高まるのだ。もちろん、収益がマイナスにならず、できれば増えるものを選ぶことが必要だ。

 

投資で儲けようとしてもうまくいかないというのは、私も実感がある。すぐ上がる株というのは、すぐに大きく下がる危険をはらむ。だから、4勝1敗でもトータルで負けるとうことが起きるのだ。

 

見るところが同じなら、手法も似通ってくる。バフェットやテンプルトンの投資法が似ているのも偶然ではないだろう。彼らが見ている境地に自分も近づけたらと思う。

 

花のタネは真夏に播くな ~日本一の大投資家・竹田和平が語る旦那的投資哲学~ (文春文庫) https://www.amazon.co.jp/dp/4167756013/ref=cm_sw_r_cp_tai_3uuNEb2A3ZTTF

YouTubeをはじめたおかげで、会員数が増え、影響力も強まりつつある。これで調子に乗ってしまわないように気をつけなければならないが、できることも格段に増えてくる。

 

その最たるものが、「投資運用業」の資本金5000万円を達成できることである。もしこれができるなら、実際にお金を預かって運用するサービスにも乗り出してみたい気がする。その目的は、顧客への付加サービスという側面と、自分の世界を広げたいという思いだ。

 

助言は確かに有効だ。しかし、これを活かすためには自分で努力する必要がある。これから資産を作る人はむしろそうした方が良いのだが、すでにそれなりの資産がある人は頼れる人に任せたいという思いも強い。それを自分が担えるとしたら、まさにWIN-WINというわけだ。

 

しかし、ハードルはそれだけでははい。資本金をクリアしただけでは十分ではないからだ。投資運用業は、取締役会設置会社であることが求められる。そうなるためには、取締役が3人、監査役が1人必要になる。誰でもいいわけではなく、それぞれの役割が求められるから、バックグラウンドも問われる。

 

僕がやりたい具体的なビジネスは、成功報酬による投資一任サービスだ。長期投資を主眼とするため、成功報酬をもらうのはなるべく解約時のみにしたい。そうなると、会社のCFがないことになるのだ。すると、一定の役員報酬を支払うことが難しくなる。

 

ひとつのアイデアとしては、今のサービスと兼任してもらうことだ。今のビジネスならCFはあるから、支払えないことはないだろう。

 

もう一つのアイデアは、ストックオプションで支払うことだ。ビジネスモデルの都合上、成功報酬は積み上がっていくことになる。ストックオプションなら純資産は増えていくし、解約時の成功報酬を特別配当にするのもアリかもしれない。

 

もちろん、成功報酬以外にも固定報酬を取る一般的なビジネスモデルもアリだろう。

 

結局は「やる気があるかどうか」に尽きると思う。やる気があるなら、やれば良い。それを決めるためには「何のためにやるか」を徹底的に考え抜くことだ。ここがブレたら自分の人生を幸せにすることが難しくなる。答えはまだ見つかっていない。

 

焦る必要はない。そもそも、まだ最初のハードルさえクリアしていないし、そもそも実力も足りない。少なくとも5年後どうなっているかという問題だ。今は目の前のことに全力を尽くして、実力とストックを積み上げるのみだ。

物事はゲームだと考えるとうまくいく。

 

例えば、家事をするのは億劫だが、各作業にポイントをつけてそれを競えば、我先に家事をやろうとする。それを競うライバルがいて、一緒に取り組む仲間がいればなおさら捗る。

 

このような考え方で投資顧問サービスを定義してはどうだろうか。つまり、会員に課題を課し、それをクリアしていくことを目指してもらう。会員サイトでのコメントのやりとりは、同じ課題に取り組むライバルであり、同じ目標に向かう仲間である。

 

ゲームにおいては、所属意識も大切だ。この投資顧問サービスは、1人になりがちな長期投資に対して所属意識を与えるものでもある。

 

考えると、人生もゲームだ。とんでもないお金持ちは、単に贅沢をしたいためではなく、ゲームとしてお金を増やす事を生きがいとしている。カルロス・ゴーンもそれに取り憑かれた人の1人だ。良いか悪いかは別にして、それが原動力となることは間違いない。

 

別の本にも書いてあった。成功者は、成功に向かうタスクをこなすことを快感だと捉える。その繰り返しが、成功への道となるのだ。

 

一瞬で「自分の夢」を実現する法 https://www.amazon.co.jp/dp/483795684X/ref=cm_sw_r_cp_tai_LSaAEbH5K6YMB

 

今、自分はそれを実感している。YouTubeで動画を投稿し、より視聴者を集めることが楽しみとなっている。もし増えなかったら楽しくないが、増えているうちはゲームとして楽しむことができる。このゲームを与えてくれたKさんには感謝するばかりだ。

 

おそらく、子育てにも応用できるだろう。目標を与えて、それをクリアしたら報酬を与える。まさにゲームそのものだ。そう、人生はゲームなのだ。

 

幸せな未来は「ゲーム」が創る

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毎日朝起きると、ループものの主人公になったような気分だ。

 

いつも変わらぬ毎日。決して悪いわけではなく、幸せもしっかり感じている。子供と過ごせるのは何よりの幸せだ。一方で、物足りなさを感じているのも事実である。

 

自分は何のために頑張って会員を増やしているのか一瞬わからなくなる。お金は増えるから、欲しい物があるかと言えばさして思いつかない。しいて挙げるならば今はバイクが欲しいが、むしろこれは節約から始まった趣味で、もともと検討していた車は別に欲しいと思わない。(必要そうにもない。)

 

このバランスが非常に難しいのだと思う。幸せは単調だ。人間はなぜかその単調さに飽きてしまう。だから、刺激を求めて良からぬことをしてしまったりする。そこで痛い目に逢い、もう一度単調な幸せの良さを噛みしめるのだ。なんて愚かなことだろう。

 

ちょっと刺激を求めるのは必要かもしれない。しかし、そこは理性を持って線引きをしっかりすること。そうすれば大きく道を踏み外すこともないだろう。寄り道はほどほどに。

妻が3人目を妊娠した。2人目同様、あっという間だった。

 

もともと3人の予定だったから何も問題ない。確かにしばらく2人で余裕をもって楽しもうと思っていたということもあるが、そうしていたらいつまで経っても3人目はできなかっただろう。これも運命というものだ。

 

3人目ともなると慣れたものである。早速つわりが始まった。これまでの経験で言えば、これから1ヶ月くらいは続く。2月半ばまでというところだろう。それまでまた気合を入れなければならない。

 

子供2人でさらにもう1人というところでしんどいと言えばしんどいが、文句を言っても始まらない。こういうものだと思って淡々とこなすのみ。産まれたらまたひとつ喜びが増える。

 

3人と決まってしまえば、リフォームやそこから先の計画も立てられる。それを楽しみにこの10年をすごそうと思う。