ひっそりオペラ小屋

祝♪ヴェルディ生誕200年(^O^)/

『オテロ』
 Otello
初演:1887年2月5日、ミラノ・スカラ座
台本:アッリーゴ・ボーイト

25種目の鑑賞となります。
Guild盤トスカニーニのオテロ。

1幕 R盤29’21 G盤30’05
2幕 R盤32’58 G盤33’20
3幕 R盤34’37 G盤34’37
4幕 R盤27’10 G盤27’03

Total  R盤2’04’06 G盤2’05’05
演奏時間をストップウォッチで計りました。各幕の誤差は1秒くらいでしょうか。

これは何かというと、RCA盤とGuild盤の演奏時間(というか音が鳴ってる時間)の違いです。
今までRCA盤を聴いたとき、1、2幕ですね、どこか窮屈でぎこちない音楽の流れにあまり聴き入ることはありませんでした。ところがGuild盤を聴いてると何故か聴き入ってしまって「?…???…?!?!?!」だったんですが、途中でテンポが明らかに違うと気づきました。

他には、第1幕冒頭、カッシオの第一声「Or la folgor lo svela.(今、稲妻の光でそれが見えたぞ)」のときにトランペットが不自然に重なって鳴ります。次のテノールの「Uno squillo!(轟く音がきこえる)」の時にもトランペットが不自然に重なって鳴ります。RCA盤では、それぞれ歌い終えた後にトランペットが鳴ります。

ヴァルデンゴは第二幕冒頭でフライング。この演奏で開始52秒あたりで入るべきところを、34秒あたりで「Non ti crucciar.(腹を立てなさるな)」と歌ってしまいます。歌詞も歌詞なので、誰も腹を立ててはいなかったと思いますが(笑)、こんなこともあるんですね。

音質はGuild盤の方がノイズは多いけどまろやかになった感じですが、第3幕についてはノイズも少なめで(?)RCA盤に近い感じですし、タイムも同じなので、ひょっとすると同じ演奏なのではないかと思ったりしますが、どうなんでしょうね。手元のRCA盤は60302-2-RG(ゴールドシールのヤツ)で、Guild盤は拍手とナレーション入りです。

ヴィナイは超一流のオテロ歌い。
トスカニーニの演奏も、これで全体的に気に入ることが出来ました。
同じ演奏だとばかり思っていたので本当に驚きでしたが、詳しい情報を待ちたいですね。


『オテロ』(2+1CD)
オテロ…ラモン・ヴィナイ
デズデモナ…ヘルヴァ・ネッリ
イアーゴ…ジュゼッペ・ヴァルデンゴ
エミーリア…ナン・メリマン
カッシオ…ヴィルジニオ・アッサンドリ
ロデリーゴ…レスリー・チャベイ
モンターノ…アーサー・ニューマン
ロドヴィーコ…ニコラ・モスコーナ
NBC交響楽団
アルトゥーロ・トスカニーニ(指揮)
録音時期:1947年12月6日(?)13日(?)
録音場所:NBCスタジオ8H(?)
録音方式:モノラル(ライヴ)
録音時間:137’09(本編)+68’30(第3幕のリハーサル&ヴィナイへのインタヴュー)
 
購入したオペラ全曲盤は100種

<実演>
  ヴェルディ 『オテロ』 マルトーネ演出、ジャン・レイサム=ケーニック/東京フィルハーモニー交響楽団、フラッカーロ、ババジャニアン、マリア・ルイジア・ボルシ、新国立劇場4月1日
  ヴェルディ 『オテロ』 マルトーネ演出、ジャン・レイサム=ケーニック/東京フィルハーモニー交響楽団、フラッカーロ、ババジャニアン、マリア・ルイジア・ボルシ、新国立劇場4月7日
  ワーグナー 『タンホイザー』(演奏会形式) アダム・フィッシャー/NHK交響楽団、グールド、シュニッツァー、クラスティーヴァ、東京文化会館4月8日  

<録音>
  ブゾーニ 『嫁選び』 バレンボイム/ベルリン・シュターツカペレ、フォーゲル、ヘーン、1992年ライヴ、対訳付き
  ブゾーニ 『アルレッキーノ』 プリッチャード/グラインドボーン音楽祭管弦楽団、ブランケンブルク、ピラルチェク、1960年エディンバラフェスティバルライヴ
  ブゾーニ 『アルレッキーノ』 プリッチャード/グラインドボーン音楽祭管弦楽団、ゲスター、エヴァンス、1954年ライヴ
  ブゾーニ 『ファウスト博士』 グルーバー演出、ジョルダン指揮/チューリヒ歌劇場管弦楽団、ハンプソン、クンデ、2006年 YouTube
  ブゾーニ 『アルレッキーノ』 アグラー/ボローニャ歌劇場管弦楽団、Alemanno、Willeit、2007年ライヴ、伊語、YouTube

  ブゾーニ 『アルレッキーノ』 アルブレヒト/ベルリン放送交響楽団、パーペ、ローレンツ、1992年
  ブリテン 『ピーター・グライムズ』 ブリテン/コヴェント・ガーデン王立歌劇場管弦楽団、ピアーズ、ワトソン、1958年 
  ブゾーニ 『トゥーランドット』 アルブレヒト/ベルリン放送交響楽団、パーペ、プレック、1992年 
  ヒンデミット 『カルディヤック』 カイルベルト/ケルン放送交響楽団、ディースカウ、グローベ、1968年 
  ベルク 『ヴォツェック』 ブーレーズ/パリ・オペラ座管弦楽団、ベリー、ウール、1966年、対訳付き

  ブゾーニ 『ファウスト博士』 ナガノ/リヨン国立歌劇場管弦楽団、ヘンシェル、ベグリー、ディースカウ、1997-98年、対訳付き 
  ダルゴムイシスキー 『石の客』 ボリス・ハイキン/モスクワ放送交響楽団、出演・歌アトラントフ、吹き替えでレポレッロがヴェデルニコフ(Bs)、修行僧はアルトゥール・エイゼン、1967年、YouTube日本語字幕付き 
  ガッツァニーガ 『ドン・ジョヴァンニ』 サンツォーニョ/RAIミラノ交響楽団、カルテリ、ハンド、1956年 
  ガッツァニーガ 『ドン・ジョヴァンニ』 ヴァイル/ターフェルムジーク・バロック管弦楽団、ジョンソン、セッラ、1990年、レチタティーヴォ省略版、対訳付き 
  ヴェルディ 『オテロ』 エールリンク/スウェーデン王立歌劇場、スヴァンホルム、ローヴベリ、1953-54年、スウェーデン語

  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 ムーティ/スカラ座管弦楽団、ポンス、デッシー、1993年ライヴ 
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 ロッシ/RAI管弦楽団、タッデイ、カルテリ、1950年ライヴ 
  ワーグナー 『ローエングリン』 シュヒター/北ドイツ放送交響楽団、ショック、クニッツ、1953年スタジオ 
  ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』 ヨッフム/バイロイト祝祭劇場管弦楽団、ヴィナイ、ヴァルナイ、1953年ライヴ 
  ベルリオーズ 『ファウストの劫罰』 ミュンシュ/ボストン交響楽団、サンゲル、ポレリ、1954年

  ベルリオーズ 『ファウストの劫罰』 小澤征爾/ボストン交響楽団、バロウズ、マッキンタイア、1973年、対訳付き 
  ヴォルフ=フェラーリ 『スザンナの秘密』 クエスタ/トリノ・イタリア放送交響楽団、ヴァルデンゴ、リッツィエーリ、1954年 
  ロッシーニ 『オテロ』 ロペス=コボス/フィルハーモニア管弦楽団、カレーラス、フォン・シュターデ、1978年、対訳付き 
  マスネ 『ケルビーノ』 P・スタインバーグ/ミュンヘン放送管弦楽団、フォン・シュターデ、レイミー、1991年、対訳付き 
  ボロディン 『イーゴリ公』 チャカロフ/ソフィア祝祭管弦楽団、マルティノヴィチ、ギャウロフ、1990年、対訳付き

  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 グイ/ロイヤル・フィルハーモニー管弦楽団、エヴァンス、ブルスカンティーニ、1960年ライヴ 
  ヴェルディ 『オテロ』 パオロ・アッリヴァベーニ/ワロン王立歌劇場管弦楽団、アルミリアート、デッシー、2011年ライヴ 
購入したオペラ全曲盤は71種

<実演>
  ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』 マクヴィカー演出、大野和士/東京フィルハーモニー交響楽団、グールド、テオリン、ラジライネン、新国立劇場1月4日
  ドヴォルザーク 『ルサルカ』 カラン演出、ヤロスラフ・キズリンク/東京フィルハーモニー交響楽団、グリャコヴァ、ベルガー、レンメルト、新国立劇場12月3日

<録音> 
  ダルベール 『低地』 ツァノテッリ/ベルリン交響楽団、ショック、シュトラウス、1963年 
  ワーグナー 『ジークフリート』 フルトヴェングラー/ミラノ・スカラ座管弦楽団、スヴァンホルム、フラグスタート、1950年ライヴ 
  ワーグナー 『ジークフリート』 カイルベルト/バイロイト祝祭劇場管弦楽団、ヴィントガッセン、ヴァルナイ、1955年8月ライヴ 

  ワーグナー 『ジークフリート』 ヤノフスキ指揮/ドレスデン国立歌劇場管弦楽団、コロ、シュライアー、1982年 
  ダルベール 『低地』 ヤノフスキ/ミュンヘン放送管弦楽団、コロ、マルトン、1982-83年、対訳付き 
  ボーイト 『メフィストーフェレ』(プロローグ&3幕) トスカニーニ/ミラノ・スカラ座管弦楽団、シエピ、1948年ライヴ 

  ボーイト 『メフィストーフェレ』(プロローグ) トスカニーニ/NBC交響楽団、モスコーニャ、1945年ライヴ
  シューベルト 『4年間の歩哨兵勤務』『双子の兄弟』 シュペリング/ダス・ノイエ・オーケストラ、ミコライ、ゲンツ、2008年 
  モーツァルト 『フィガロの結婚』 クレンペラー/ニュー・フィルハーモニア管弦楽団、エヴァンス、グリスト、1970年 

  コルネリウス 『バグダッドの理髪師』 ホルライザー/ウィーン放送交響楽団、ショック、フリック、1952年 
  ヴェルディ 『オテロ』 スヴェトラーノフ/ソビエト国立交響楽団、アトラントフ、ヴィシネフスカヤ、1969年ライヴ、ロシア語 
  ボーイト 『メフィストーフェレ』 ファブリティース/ナショナル・フィルハーモニー管弦楽団、ギャウロフ、フレーニ、1980-82年 

  ボーイト 『メフィストーフェレ』 クエスタ/トリノ放送管弦楽団、ネーリ、ポッペ、1956年 
  ボーイト 『メフィストフェーレ』 ヴォットー/ミラノ・スカラ座管弦楽団、シエピ、ボロッジーニ、1958年ライヴ 
  ボーイト 『メフィストーフェレ』 ムーティ/ミラノ・スカラ座管弦楽団、レイミー、クライダー、1995年ライヴ、対訳付き

  ツィンマーマン 『軍人たち』 ギーレン/ケルン・ギュルツェニヒ管弦楽団、ガブリー、デ・リッダー、1965年、日本語訳詩付き 
  ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』(2、3幕のみ) フルトヴェングラー/ベルリン国立歌劇場管弦楽団、ズートハウス、シュルター、1947年ライヴ 
  プッチーニ 『ジャンニ・スキッキ』 アーデン演出、ユロフスキ/ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、コルベッリ、ジョルダーノ、2004年ライヴ、YouTube
<実演>
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 エドワーズ演出、アリ・ペルト/東京シティ・フィルハーモニック管弦楽団、青山貴、高橋洋介、茂垣裕子、新国立中劇場3月14日  

<録音> 
  ヴェルディ 『オテロ』 グラーフ演出、サンツォーニョ/フェニーチェ歌劇場管弦楽団、ミランダ・フェッラーロ、ゴッビ、ロンディ、1966年ドゥカーレ宮殿ライヴ、YouTube 
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 アバド/ベルリン・フィルハーモニー管弦楽団、ターフェル、ピエチョンカ、2001年 
  ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』 クライバー/ミラノ・スカラ座管弦楽団、ヴェンコフ、リゲンツァ、1978年ライヴ 
  ワーグナー 『トリスタンとイゾルデ』 バレンボイム/バイロイト祝祭管弦楽団&ポネル演出、コロ、ヨハンナ・マイアー、1983年、日本語字幕付き 
  レオンカヴァッロ 『道化師』 アントニチェッリ/メトロポリタン歌劇場管弦楽団、ヴィナイ、ウォーレン、1948年ライヴ 
<実演>
  ショスタコーヴィチ 『ムツェンスク郡のマクベス夫人』 リチャード・ジョーンズ演出、ミハイル・シンケヴィチ/東京交響楽団、フリーデ、アレクセイエフ、ルトシュク、新国立劇場5月5日
  ロッシーニ 『チェネレントラ』 ポネル演出、サイラス/東京フィルハーモニー交響楽団、カサロヴァ、シラグーザ、カンディア、新国立劇場6月7日 
  ヴェルディ 『オテロ』 マルトーネ演出、フリッツァ/東京フィルハーモニー交響楽団、グールド、ガッロ、イヴェーリ、新国立劇場9月20日
  ベルク 『ヴォツェック』 クリーゲンブルク演出、ハルトムート・ヘンヒェン/東京フィルハーモニー交響楽団、ヨハネス・マイヤー、ヴォトリッヒ、シュタイネン、新国立劇場11月21日

<録音> 
  ヴェルディ 『オテロ』 ロンバール/ボルドー・アキテーヌ国立管弦楽団、ジャコミーニ、マヌグエラ、M・プライス、1991年ライヴ 
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 サバタ/ミラノ・スカラ座管弦楽団、スタービレ、テバルディ、1952年ライヴ 
  R.シュトラウス 『カプリッチョ』 カーセン演出、シルマー/パリ・オペラ座管弦楽団、フレミング、フィンリー、2004年、日本語字幕付き 

  ドニゼッティ 『愛の妙薬』 シェンク演出、エシュヴェ/ウィーン国立歌劇場管弦楽団、ヴィラゾン、ネトレプコ、2005年、日本語字幕付き
  ワーグナー 『リエンツィ』 マタチッチ/シュトゥットガルト歌劇場管弦楽団、ヴィントガッセン、ナイトリンガー、1957年ライヴ 
  W=フェラーリ 『スライ』 マキシム/ニーダーザクセン歌劇場、バーダー、ポラスキ、1982年、ドイツ語 

  ロッシーニ 『タンクレディ』 フェッロ/カペラ・コロニエンシス、コッソット、ホルヴェーク、1978年、対訳付き 
  ロッシーニ 『チェネレントラ』 アバド/ミラノ・スカラ座管弦楽団、ヴァレンティーニ=テラーニ、アルヴァ、1976年ライヴ 
  ワーグナー 『パルジファル』 クナッパーツブッシュ/バイロイト祝祭劇場管弦楽団、ホッター、トーマス、1962年ライヴ 
<実演>
  ヴェルディ 『オテロ』 柴田真郁&オテロ祝祭管弦楽団、ジャコミーニ降板の為グリサレス、ジョッシ、チェルボンチーニ、すみだトリフォニー5月4日 
  モーツァルト 『ドン・ジョヴァンニ』 トリンクス&東京フィルハーモニー交響楽団、ガッロ、コンチェッティ、モシュク、新国立劇場12月17日 

<録音>  
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 ヴァイスバッハ&ライプツィヒRO、ホッター、シェレンベルク、39年、ドイツ語 
  ロッシーニ 『チェネレントラ』 ユロフスキ&ロンドン・フィルハーモニー管弦楽団、ドノーセ、ミロノフ、05年ライヴ、日本語字幕付き 
  ヴェルディ 『ファルスタッフ』 ジュリーニ&コヴェント・ガーデン・ロイヤル・オペラ管弦楽団、ブルゾン、ヘンドリックス、82年ライヴ、日本語字幕付き

  ロッシーニ 『セミラーミデ』 パンニ&ウィーン放送交響楽団、グルベローヴァ、フローレス、98年ライヴ 
  ワーグナー 『タンホイザー』 カイルベルト&バイロイト祝祭劇場管弦楽団、ヴィナイ、ブロウェンスティーン、54年ライヴ 
  ワーグナー 『タンホイザー』 ショルティ&ウィーン・フィルハーモニー管弦楽団、コロ、ルートヴィヒ、70年、対訳付き

  ワーグナー 『ラインの黄金』 シモーネ・ヤング&ハンブルク・フィルハーモニー、シュトルックマン、ザッヒャー、08年ライヴ 
  ベルク 『ヴォツェック』 マデルナ&ハンブルク・フィルハーモニー管弦楽団、ブランケンハイム、ユリナッチ、70年、日本語字幕付き 
  R.シュトラウス 『ばらの騎士』 クライバー&バイエルン国立管弦楽団、ユングヴィルト、ジョーンズ、79年、日本語字幕付き 

  ヴェルディ 『リゴレット』 エレーデ&ローマ聖チェチリア音楽院管弦楽団、プロッティ、ギューデン、54年 
  ヴェルディ 『リゴレット』 ガヴァツェーニ&フィレンツェ五月音楽祭管弦楽団、バスティアニーニ、A・クラウス、60年
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フェッルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)
 『嫁選び』
Die Brautwahl
台本:独語/作曲者
初演:1912年4月13日(ハンブルク市立劇場)

初鑑賞です。
この作品はブゾーニの転換期に位置する様式の作品だそうです。
ブゾーニらしさがちりばめられた面白い音楽だとは思いますが、オペラ4作品のうちの最初の作品ということもあり、まだ十分開花されているとは思えず、流れ的にもとても難しく思えましたが、う~ん、どうなんでしょう?(笑)
第18場(第4幕)のレーオンハルトの「彼の行く手を邪魔してはいけない」は、ファウスト博士を聴いているみたいでした。
この録音は約2時間の短縮版ですが、完全全曲盤は3時間くらいになるそうです。

これでブゾーニのオペラ4作品全て鑑賞したことになります。
好みでいえば以下になります。

1位 ファウスト博士
2位 アルレッキーノ
3位 トゥーランドット
4位 嫁選び

順位は悩むことなく、スッキリと決まりました(笑)
1位2位がかなり気に入っています。


『嫁選び』(2CD/対訳付)
商社顧問…ジークフリート・フォーゲル(Bs)
アルベルティーネ…カロラ・ヘーン(S)
トゥースマン…グレアム・クラーク(T)
エートムント・レーゼン…ヴィンソン・コール(T)
ベンシュ…ペール・リンズコイ(T)
レーオンハルト…ローマン・トレーケル(Br)
マナッセ…ギュンター・フォン・カンネン(Bs)
ベルリン国立歌劇場合唱団
ベルリン・シュターツカペレ
指揮:ダニエル・バレンボイム
録音時期:1992年11月(ベルリンライヴ)
録音時間:116’29 
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『トリスタンとイゾルデ』
 Tristan und Isolde
台本:作曲者
初演:1865年6月10日ミュンヘン宮廷劇場

2011年1月4日の新国「トリスタンとイゾルデ」。
初めての生トリスタン、指揮も大野和士さんということで、奮発して初めてのS席、1F正面席のチケットをとりました。すぐに売り切れましたから、運が良かったなと思います。

前奏曲の時のアクシデント。
水平線から大きな満月がゆっくりと立ち上りますが、とびきり美しく、そしてこの前奏曲ですから、涙が出そうなほど力いっぱい感動してたら何やらミシミシ音がするんです。舞台上でゆっくりと回転している骨組みだけの船の船首が、上がっていく途中の視覚効果を狙った薄い幕(紗幕)に引っ掛かって船が軋む音だったんです。メキメキメキとかなり大きな音になりました。幕が引きちぎれるのか、それとも船が破損するのか、ハラハラドキドキしました(笑)

演出は前奏曲のところが一番美しくてよかったです。しかし歌手の動きが。トリスタン、イゾルデ、クルヴェナール、みな大根的な感じです(笑) ブランゲーネは妙な動き、マルケ王はヨボヨボでした(笑)

歌はグールドとツィトコーワが特に良かったです。
ツィトコーワは華奢な体系にもかかわらず堂々とした豊かな声量で素晴らしかったです。
そしてグールド。張りのある美声ですし、第2幕前半の二人再開の場面の「 ISOLDE!」がもう凄かった。威力満点の美声が眉間を貫通していくのがハッキリとわかりました。アタマが熱くなりました(笑)

指揮は思ったほど雄弁ではなく、第3幕はメリハリをつけて欲しかったんですが、安定感のある第1幕、そしてとびきりの第2幕でした。
2幕の特に後半の延々と続く美しい愛の二重唱は、ゆっっくりとしたテンポで視界が邪魔になるほどの別世界。なんかもう込み上げてくることしきりでもうたまりませんでした。特別な体験でした。しかし満を持してマルケ王の登場。見た目ヨボヨボだったお陰で意識が正常に戻るのが早かったです?(笑)

終演後のカーテンコール、オケピットのところまで進んで舞台上の大野和士さんの顔を拝んできました。その時は勿論知りませんでしたが、大野和士さんはこの時、かなり体調を崩していたようです。長時間本当にお疲れ様でした。
元気なときにまた新国に登場して欲しいものです。

『トリスタンとイゾルデ』
トリスタン…ステファン・グールド
マルケ王…ギド・イェンティンス
イゾルデ…イレーネ・テオリン
クルヴェナール…ユッカ・ラジライネン
メロート…星野 淳
ブランゲーネ…エレナ・ツィトコーワ
牧童…望月哲也
舵取り…成田博之
若い船乗りの声…吉田浩之
新国立劇場合唱団
東京フィルハーモニー交響楽団
指揮…大野和士
演出…デイヴィッド・マクヴィカー
美術・衣裳…ロバート・ジョーンズ
照明…ポール・コンスタブル
振付…アンドリュー・ジョージ
2011年1月4日、新国立劇場ライヴ

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フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)
『ファウスト博士』
 Doktor Faust
台本:独語/作曲者
初演:1925年5月21日(ドレスデン国立歌劇場)

トーマス・ハンプソン、グレゴリー・クンデは特に見応え、聴き応えありました。
クンデは来年、フェニーチェ歌劇場の来日公演でヴェルディのオテロを歌うそうですが、なんだかいい意味で面白そうですね。
指揮は序曲の広がりがいま一つ、そして主幕第2景の前半の、カトリックとプロテスタントの学生たちの生きのいい合唱のあたりは安全運転といったところでしょうか。
ここはケント・ナガノの序曲のスケールの大きさに安らぎ、そして合唱の勢いにとても興奮します。

いくつか気づいたカットです。
はじめと終わりの語りはカット。
序幕2のファウスト「人の思いのごとく速しだと!それ以上何を望もう? (途中カット) 汝の名は?」となります。
主幕第1景冒頭のヴィヴァーチェの次のウン・ポ・ピウ・ヴィヴァーチェは殆んどカット。演奏は最初と最後だけです。演出の問題とはいえ(?)、角笛を持った狩人たちの颯爽としたホルンや合唱は特に好きなのでカットはとても残念。ヴィヴァーチェも3分未満ですからいくらかカットしているかもしれません。
終景では、最初の夜警の声の次は、学生たちとワーグナーのやりとりを全てカットして、ファウストの「この家はなじみのもの。これは私の家」となります。

YouTube
Ferruccio Busoni Doktor Faust (2’46’00)

0’45 シンフォニア(序曲)
(詩人の語りはカット)
7’19 序幕1
18’00 序幕2
55’25 幕間劇
1’08’35 主幕第1景ヴィヴァーチェ
1’11’21 ウン・ポ・ピウ・ヴィヴァーチェ
1’12’45 合唱「お二人が近づいてこられる」
1’40’54 交響的間奏曲(サラバンド)
1’49’05 主幕第2景
2’24’09 終景
(エピローグ語りはカット)

『ファウスト博士』(ヤルナッハ版)
ファウスト…トーマス・ハンプソン(Br)
メフィストフェレス…グレゴリー・クンデ(T)
パルマ公妃…サンドラ・トラットニッグ(S)
パルマ公、グレートヒェンの兄…レイナルド・マシアス(T)
ワーグナー、式部官…ギュンター・グロイスベック(Bs)
少尉…マルティン・ツィセット(T)
チューリヒ歌劇場管弦楽団&合唱団
フィリップ・ジョルダン(指揮)
演出…クラウス・ミヒャエル・グリューバー
美術…エドゥアルド・アーロヨ
衣装…エーファ:デセッカー
照明…ユルゲン・ホフマン
2006年、チューリヒ歌劇場でのライヴ

 

 

 


 

 

フェルッチョ・ブゾーニ(1866-1924)
『ファウスト博士』
 Doktor Faust
台本:独語/作曲者
初演:1925年5月21日(ドレスデン国立歌劇場)

傑作。多彩な表現で音楽の密度がとても高い。
いくつもの教会の鐘の音が重なり、忍び寄る不気味な影、そして美しく平穏なメロディと遠くから聴こえる「平和を、平和を、」の合唱…そんな冒頭のシンフォニアからして素晴らしいですし、幕中も勿論そうですが、それぞれの冒頭の管弦楽も素晴らしい傑作。ブゾーニの音楽の雰囲気、大好きです。
歌手陣もいいですし、ナガノの演奏も明快でとても素晴らしい。

ジャケットのような変態チックな場面はありません。
ト書きでは、メフィストフェレスは体にぴったり合った黒い衣装となっています。

両版あるけど、音楽的にはヤルナッハ版がまだ好み。
でも終景のファウストのモノローグでのボーモント版のテキストはあった方がいいなと僕も思います。


『ファウスト博士』(3CD/対訳付き)
シンフォニア(序曲)、語り、序幕1、序幕2、幕間劇、主幕第1景、交響的間奏曲、主幕第2景、終景、エピローグ(語り)

詩人…ディートリヒ・フィッシャー=ディースカウ(語り)
ファウスト博士…ディートリヒ・ヘンシェル(Br)
ワーグナー、式部官…マルクス・ホロップ(Bs)
メフィストフェレス…キム・ベグリー(T)
パルマ公…トルステン・ケルル(T)
パルマ公姫…エヴァ・イェニス(S)
兵士(グレートヒェンの兄)…デトレフ・ロート(Br)
自然科学者…ウィリアム・デイズリー(Br)
リヨン国立歌劇場合唱団
ジュネーヴ大劇場合唱団
リヨン国立歌劇場管弦楽団
ケント・ナガノ(指揮)
録音時期:97年11月、98年3月(リヨン国立歌劇場)
録音時間:178’17(ヤルナッハ版)、183’56(ボーモント版)