ページはあと少しなのに、、、

あっという間にラストに突入しあっけなくエンディング。

 

すみれの失踪の真実はわからずじまいだったが

きっと、すみれは「ぼく」の願いをかなえてくれる(交わる)だろうな

そう思って本を閉じた

 

あっちの世界とこっちの世界とか

いろいろ出てくるけど、あまり深く考えないほうが楽しく読めるように思う

 

物語は「僕」目線で構成され進んでいく

 

電車でひとめぼれした女性は彼女の姉だった

 

植物人間のような父と、一杯飲み屋を営む母

その母が心を寄せる常連客

同級生の彼女とは大学生と浪人生と違う立場になったことから違和感を覚え、別れ話へ

父親の主治医として登場したひとめぼれの女性は別れたい彼女の姉

 

気づけば、ひとめぼれした女性と同棲

妊娠

 

そして死

 

「小説すばる」新人賞受賞ということだが

正直この良さはわからなかった・・・

 

作者が女性ということもあり

男目線からすると、この「僕」目線に違和感があったのかもしれない

 

就職すること(企業から内定を取り付ける)が最終目標である大学生

そこでは、いろんな悩み、作戦、駆け引きが存在し

同期で仲間と思う間でも、伏せて密かに活動をするものか

 

それぞれが追い詰められ

言わなくてもいいことまで言ってしまう

 

そして、それがゴールではないことに気付けるのは内定を取り付けた者だった

 

エントリーシートとかGDとか縁のない世代の私にとって

「いまの学生」の大変さが垣間見れたようにおもえた

 

さすが、直木賞作品。細かく作りこんである。

「ぼくは明日、昨日の君とデートする」の七月さんの作品は

恋の話ではなく、霊が見える高校生の話

見えた霊がすべて同年代の高校生というところはじめ、突っ込みどころ満載ではあるが

おもしろい発想の短編集

 

同居する義理の妹の位置づけが中途半端かな

 

生前のやり残したことが気がかりで成仏できない彼女たちが

成仏できるように骨を折るという展開

こういったお節介精神は大切だな

対象が若すぎて・・・

テレビドラマ「半沢直樹」の原作本

ドラマは評判になってから少し観た程度だったので楽しめたが

登場人物がテレビの役者さんの顔に見えてくるのは仕方ないか

 

公務員ではなく銀行といういち企業のはなし

いろいろドロドロとした駆け引きはあってもおかしくないけれど

本当のところはどうなんでしょうね