お子さんの集中力が まぶしすぎる! | 自閉症、発達障がいのお子さんの気持ちがわかるキネシオロジー

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言葉が遅い、出てこない、話すのが苦手!でも、お子さんは伝えたい言葉をもっていて、それを伝えようとしています。その言葉を受信するには、まずはかかわる人が、素直に受けとめる準備をすること♪自分と仲良くなるセラピーを提供しています。

特別支援学校での
アルバイトも
あと2日になりました。

最近
よくかかわらせて
いただいているRくん。

めちゃかわいい
愛くるしい男の子です。

はっきりした言葉はないけど
伝えるための声は出せるし

泣いたり笑ったりして
感情を出すことができる。

昨日は
ハサミを使って紙を切る
学習をしたのですが

ものすごい集中力に
驚きましたー‼️

特別支援学校に勤めてから
いろんなお子さんを
見てきたし

ハサミの支援は
数え切れないくらい
してきたけれど

こんなに
一生懸命に
ハサミに取り組むお子さんは
あまり見たことないなー

こちらが
見落としていただけ
かもしれないですけどね。

わたしは
知的障害のお子さんや
自閉症のお子さんと
かかわることが
多かったんだけど

お子さんの様子を見てると
どこかやっつけで
ハサミの学習をしているように
見えるんだよね。

課題として
淡々と取り組む、みたいな。

きっと
お子さんの本意とは
違うだろうけども
そう見えちゃう。

その点
肢体不自由のお子さんは
また違う様子を
見せてくれるのかも。

昨日のハサミの学習は
一年間の思い出を綴る
連絡ノートを一冊に閉じて
本にするらしく
その本の表紙作りをしました。

違う日の学習で
自分の足の裏に絵具を塗り
足形を取っていたらしいのだけど

その紙をハサミで切るのが
昨日の学習でした。

ハサミと言っても
自分で指を開閉するのが
難しいお子さんもいるから

肢体不自由の学校には
いろんな種類の
ハサミがあるんだよね。

Rくんは
手指に麻痺があるので
開閉は難しいけど

握って力をゆっくり入れたり
押したりすることができるから

使えそうなハサミを
教師側が準備して使いました。

最初使ったのは
ペンギンの形のハサミ。

握ると切れるのですが
最初は握るのも厚みがあって
苦労していたけど
めちゃ一生懸命なRくん。

辛抱強く動かし続けるうちに
コツをつかみ
しっかり切れるようになりました。

次に使ったのが
ハサミの枝の部分が
バネのようになっていて
握り込むと紙が切れるハサミ。

Rくんは
握り込むことはしなかったけど
上から押すと
紙が切れることがすぐにわかり

ずーっとずーっと
切り続けてました。

紙を挟むのは
こちらで支援したけど
ほんとものすごい集中力に
わたしの方がびっくり。

思わず
Rくんすごいなぁ
こんなお子さんに
会ったことない!

という言葉が出たんだけど

他の先生が
その言葉を聞いていて

学ぶことはもうない!
もう卒業でいいかもねー!

なんて言っていました。

ほんとに
日々の成長が著しいし

Rくんと
かかわらせてもらい

わたしが元気になります。

ほんと嬉しい爆笑