どんなに障がいが重くても 通じ合えるよ♡ | 自閉症、発達障がいのお子さんの気持ちがわかるキネシオロジー

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言葉が遅い、出てこない、話すのが苦手!でも、お子さんは伝えたい言葉をもっていて、それを伝えようとしています。その言葉を受信するには、まずはかかわる人が、素直に受けとめる準備をすること♪自分と仲良くなるセラピーを提供しています。

今日実は
母の入院にまつわる
家族サポートの疲れが
なんとなく
取りきれないまま

特別支援学校の
アルバイトに行ったのだけど

お子さんとの
関わりの中で

ほんと感動した
通じ合えた部分があり
気持ちは元気になって
帰ってきました♬

お子さんは
ほんとにすごいよね爆笑

今日は節分の日にまつわる
授業があって

ひとりひとり
鬼の顔を作り
自分で作った鬼の顔を
細長いダンボールにくっつけ
そのダンボールを倒して
鬼退治をする

という授業内容だったの。

わたしがサポートしていたのが
クラスの中では
一番障がいが重いお子さんで

今までもかかわりは
あったけど
医療的ケアが必要なお子さんだから
医ケアの資格を持つ教員が
そばにいることが多くて
回数としては少なかった。

授業の合間合間に
睡眠や休息を取るし
体調が悪ければ
授業中でも
吸痰することもある。

日々の
健康管理が最優先される
お子さんなんだけど

今日は
目や口、ほっぺのシールを貼って
学校で栽培、収穫した綿を
おひげとして貼って
鬼の顔を作ったのね
鬼と言っても
めちゃかわいいんだけど♡

シールを貼ったりするのは
授業の目的ではないから
わたしが鬼の顔を見せながら
貼ったけど

綿は感触も嫌じゃないみたいで
握っていたので
少しずつ貼っていきました。

座位保持の車椅子に乗り
ヘッドレストもあるけど
ヘッドレストから
首をだらんと下げて
鬼の顔のある
下を見ていたので
鬼の顔を見ているのかなと
思ってはいました。

お子さんたちは
ひとりひとり順番に
前に出て
鬼退治をしていったわけ。

キックしても
押しても
棒で突いても
とにかく鬼の顔のついた
細長いダンボールを
倒せばOK。

単純な内容だけど
これはお子さんには
わかりやすいし
大好きだろうなと
思ってはいました。

次々とお子さんが順番に
倒していき
いよいよわたしが
サポートしていた
お子さんの番に。

授業をしていた先生が
担任の先生なので
そのお子さんが
倒しやすいように考えたのが

ラップの芯を
3つくらい繋げて
剣に見立てたもの。

それをそのお子さんが
握りやすいようにして
いざダンボールの鬼の前に。

しっかり鬼を見つめて
剣を持って
ダンボールに当てて
倒すことができました。

その後
もう一回やりたいという
希望を募ったら

男子は剣が好きなのか笑
男の子ばかり手を上げる笑

でね

わたしのサポートしていた
お子さんは
お友達の様子を
しっかりと見ていてね

もう一回やる?
って聞いたら

口をぱくぱくさせて
目をしっかり見開いて
それだけで

やりたい、っていう
メッセージとして
わたしは受け止めました。

そしてもう一回
鬼退治したんですが
なんとね
自分から手を押して
倒すことができたんですよ。

これには感動しすぎた!

障がいのあるお子さんを
あまり知らない方から見たら

ダンボールを倒しただけ、
なんだけども
あまりに小さい動きだから
わかりにくいかもだけど

そうじゃないのよ。

そのお子さんのことを
知っている先生方からしたら

お子さんが
目的とするところを見て
しっかり自分の手に
力を入れることが
ものすごいことなのよ。

普段は睡眠リズムも
一定してないから
授業中でも寝たりするし
前述したように
吸痰で授業中抜けしたりするし

自分からの動きって
ほとんど見られなくて
少なくともわたしは
はじめて見たんだよね。

授業のあと
そのお子さんと
一緒にいたときにね
口を大きく開けて
わたしの方をしっかり見て
声を出すんだよ。

楽しかったって
まだやりたかった、って
伝えてくれてるんだなって
もうめちゃ嬉しかった。

どんなに障がいが重かろうと
人と人は通じ合えるんだよね

その楽しさを
あらためて感じた
ほんとすてきな1日でした。